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家族と向き合う時間を作れる環境の重要性

グッドパッチ小山です。

9月ももう最終週。あと3ヶ月ちょっとすれば今年も終わりというタイミングになりました。
年々月日の過ぎる速さが加速する感じもしますが、それを感じるのは子供がいるということも関係しているかもしれません。

ちなみに私は現在6歳と3歳になる二人の息子の父親なのですが、子供にとっての1年と私たちのような大人の1年は本当に雲泥の差です。

ついこの前まで文字を書けなかったのに、今では自分の名前だけではなく、好きな魚の名前まで何の見本もなしに書けるようになった長男。子供らしく戦隊ものが好きになった次男。あんなに好きだったアンパンマンには全く見向きもしなくなった・・・。

食べ物の好み、音楽の好み、アニメの好みも、1年どころか、数ヶ月単位で変わってしまうので、少し油断すると自分の知らないことが出来てしまうぐらい、大人では考えられない変化が起こることを痛感している次第です。

家族との向き合い方

さて、こんなことをいきなり前段で書いたのは、8月に子供のいる社員に向けたイベントとして実施したファミリーデーや、子供の大切な記念日などに取得できるキッズデーを長男の誕生日に取得したりなど、直近1ヶ月でそういった出来事があったことが大きいと思います。

家族で仲良くプロトタイピング!?Goodpatchのファミリーデー | Goodpatch's Blog
先日グッドパッチでは、オフィスに社員のご家族を招待し、ファミリーデーを開催しました!スタートアップとしては珍しいことに、グッドパッチにはお子さんのいるメンバーが多く、代表の土屋もそのひとり。ファ...
https://www.wantedly.com/companies/goodpatch/post_articles/74017



そして改めて思ったのは、「家族と向き合える時間を作れる環境の重要だ」と言うことです。

弊社の代表の土屋も、過去家族についてのブログを書いているのですが、

家族がいる起業家の働き方
僕は23歳で結婚して27歳で最初の子供が生まれた。グッドパッチを起業したのが28歳。つまり起業した時には妻と小さな娘という家族がいた。その結果どうなったかと言うと起業という人生で最もハードに働かなければいけない時期に僕の働く時間は制限された。もちろん、起業家の中には家族がいても成功のためにやむなく家族を犠牲にして夜遅くまで働き土日も仕事をする起業家もいるが、僕はそれができなかった。妻は決して...
http://likeasiliconvalley.tumblr.com/post/122075041153/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%8B%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9

私自身は家族がもたらす仕事のパフォーマンスへの影響はとても大きいと感じています。

ただ、もちろん最初からそう思っていた訳ではなく、独身時代は家族を優先する人に対してはあまりいいイメージを持っていませんでしたし、結婚して子供が出来てからも、しばらくは自分のことばかり考えていて、妻とはよく喧嘩をしたものです・・・。

妻とも時々その時の話をしますが、いやあ本当にひどかったw

そのおかげで損をしたなと思うこともたくさんありまして、長男の初期の子育てにあまり協力出来ず、その時にしか味わえなかった子供の成長シーンをあまり見ることが出来ませんでした。家族よりも自分のキャリアや肩書きばかりに目がいっていて、男は稼いで何ぼ(そんな稼いでなかったんですが)、年収が高い人が評価をされているなど、古典的なスタンスで視野が狭かったのです。

では、そこまで言うなら仕事の結果を出していたのかと言うと、キャリアとしては最も苦しんでいた時期で、体調もあまり安定せず(体重も10キロ以上太ってましたしw)、金銭的にも余裕がないと言う、理想と現実とのギャップも半端なくありました。そうなると、より悪循環で、それを何とかしようと更に視野が狭くなって行くと言う感じです。

そう、ほんの数年前までの自分は、家族と向き合う入り口にすら立っておらず、ビジネスもイマイチで、どれをとっても中途半端。ほんの数年前に、今のような考え方に変わらなければ、今こうやってブログを書ける余裕や、ビジネス的な部分での伸びもなかったのではないかと思います。

ではなぜスタンスが変わったのかと言うと、他責的なスタンスから、自責的なスタンス(自分のせいで家族とギスギスしているし、仕事もうまく行っていない)に切り替わったことが大きいのですが、私の家族が私に求めていたことが、「地位」や「名誉」や「お金」ではなく、「家族にとって優しいパパであること」だったことに気付けたことが大きかったように思います。

男性同士、飲み会などで話すと、どうしてもキャリアのことや年収のことに目が行きがちなのですが、金銭的な余裕などは必要(お金がないと本当に卑屈になりますし、夫婦喧嘩もリアルに増えますw)と言う前提ではあるものの、家族はあまりそこを重要視していなかったりすることがあります。特に子供は、ある程度の年齢に行くまでは自分たちが興味がない、知らない会社での地位よりも、優しいパパやママであってほしいと思っている気がしています。私の息子たちも「優しい時のパパが好き」と言うことが本当に多いこと多いこと・・・。

男は思った以上にイノシシなんだなと思った次第ですw

そんな現在の私

そんな訳でここ2年〜3年ぐらいは、休日の過ごし方や有給取得だけではなく、日常や業務の中での考え方も変わってきておりまして、子供の行事も平日の場合は、ほとんど不参加だったのですが、都合が合う、合わないに関係なく、基本的には参加できるように調整をするようになりました。

平日を休みにすることは仕事を一時的に止めてしまう不安もあるんですが、一日ぐらい休んでも何とかなるもんですし、今はチャットだけでも何とかなってしまうので、あまり考えないようにしていますw
  
それよりも、子供達の一生に一度しかないタイミング(入園式とか運動会とか)を逃してしまう方がリスクだと思っています。どうあがいても時間だけは戻せないですからね。

つい先日は長男の誕生日を祝うために、子供の大切な記念日に使えるキッズデー休暇を取りましたが、平日だとなかなかお祝いが出来ないのですが、通常の有給以外でこう行った休みがあるのは本当にありがたいです。代表の土屋を始めとして家族行事でしっかりと休みをとるメンバーが多いので、使いにくさがないところも良い点だと感じる所です。

さて、ここまで家族とのことをお話しましたが、家族と向き合うことは当然良いことばかりではなく、仕事に使う時間が減ってしまったり、土日で平日の仕事をカバーすると言うことが出来づらくなってしまった点はあります。

ただ、仕事のパファーマンスが下がったかと言うとそんなことは全然なく、むしろ過去と比較すると、限られた中でどうするかを考えるようになり、「時間がない」と言う言葉をほとんど使わなくなったように思います。

例であげれば、家族行事とかを逆算してスケジュールを考えたり、煮詰まったらスパッと家に帰り、次の日は少し早く来るなど、グッドパッチに入社してからはその傾向がより強くなりまして、あくまで自己評価ですが、仕事のパフォーマンスやその他のことも今が最も充実していると日々感じています。

実は趣味の面でもそう言う傾向が出てきまして、ランニングや最近始めた英語の勉強も独身時代よりも今の方が隙間時間見つけてガッツリやれております。少ない時間でもいいので、とりあえずやる、続ける感じです。これまで言い訳してやってなかったんだなあ、と言うことも痛感しています。

私の父親も結構忙しいのに、今の私と同じ年齢の時には、PTAとか平日の夜に子供達にサッカー教えてたもんなあ・・。どうやって仕事やりくりしてたんだろうかw

最後に

長くなってきたのでまとめなのですが、面接や面談などを通しても、仕事と家族との向き合い方に悩んでいる方が多いなあと思うのですが、昔ほどではないものの、面接時にそういった話をするのはネガティブに捉えられるというイメージが強く、控えめにしかお話をされない方がいらっしゃいます。

ただ、ご家族といらっしゃる以上は、仕事と家族両方への時間配分を考える必要があるので、適当に流してしまうと、ご自身が後悔することにも繋がりかねません。ですので、私時間が身を以て体験したことを元に失礼のない範囲でお伺いするようにしています。

もちろん、ご本人のご希望を全て受け入れることは難しいですが、言わずに選考が終わってしまうよりも、前にコトは進むのではないかと思うのです。

何か最後は宣伝みたくなってきましたが、グッドパッチはそういった部分を受け止められる環境でもありますし、選考の中でもフラットに向き合いたいと思っています。

ビジネスパーソンとして、そしてパパ、ママとしても忙しくしている方で、こんなスタンスのグッドパッチにご興味のある方はぜひ一度カジュアルにお話しましょう!

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