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人生の時間を切り売りするということ

学生時代、色んな単発のバイトをしました。一番つらかったのはティッシュ配り。一日が永遠に思えた。時計の針が、凄く、物凄くゆっくりと進んでいく。こんなに強く「時間よ早く過ぎてくれ」と思ったことは、ありませんでした。

そのとき、自分の人生の時間を切り売りするような働き方は、絶対にしないと誓いました。

シゴトって英語ではWorkっていいますよね。My workって、自分の作品ってニュアンスもあります。自分のシゴトを自分の作品制作のように、(決して自分のエゴをぶつけるという意味ではないですが)自分の名前を冠しても恥ずかしくないように、創意工夫をして取り組むと、気がつけばのめり込んで、時間の切り売りじゃなくなるんです。

時間の切り売りにするかしないかは、結局自分なんですよね。自分が変われば、同じ状況でも、シゴトは面白くなる。

もし自分の頭の中で、「定時まであと何分」ってカウントしてる人、「金曜まであと何日だ」ってなってる人は、自分の一度きりの人生を、自らドブに捨ててるようなものです。死ぬことは凄く恐れているくせに、人生を捨てていくことは、じんわり茹で上げられていくカエルが騒がないのと一緒で、気付かないんだと思います。

寿命は、減るよりは、増える方が誰しも嬉しいですよね。人生の時間が減ることを願う人なんていない。けど、ティッシュ配りをしていた私は、自分の人生の時間が減ることを強く強く願っていた。

時間の切り売りは、勿体無い。自分の作品作り、と思って、作品作りに励むと、自然と面白くなってくるはず。オーナーシップ。それでも面白くない場合は、環境を変えてもいいかもしれない。

シゴトに向かう自分のスタンス、改めて自分に問いかけてみて、ください。

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