1
/
5

Fラン大学から就職するのが難しい理由5選

URLで表示される記事以外にも、自分でテーマを決めて記事を書きました。

ここでご紹介します。

シナリオ【Fラン大学から就職するのが難しい理由5選】


幼馴染のA子とB男は、今年から高校生になった。

A子「高校生活、すっごい楽しみだね!」

B男「うん!でも家の親がいまから大学進学のことを考えておけってうるさいんだよ。」


A子「えー!そうなんだ。でも私たち、まだ高校生になったばかりだよ。大学受験なんておよそ3年も先の話じゃん。」


B男「うん。でもお父さんが『Fラン大学に行くことになったら就職に不利だぞ』って言うんだ。」

A子「えー!なんでFラン大学だと不利なんだろうね。」

B男「僕も良く分からないんだけど、ランクが低いからじゃない?いい求人が来ないとか?」


「フオッ、フォッ、フォッ」その時どこからか声が聞こえてきた。

B男「だ、だれ?」

突然現れた仙人風の老人「私は学びの神様じゃ!!Fラン大学出身だとなぜ就職に不利なのか教えてやろう!」

A子「なんか胡散臭いなあ」


2人は戸惑いながらも理由について教えてもらうことにした。

学びの神「Fラン大学から就職するのが難しい理由は大きく分けて5つあるのじゃ!」

A子・B男「5つも!?」


学びの神「では順に教えていくぞよ。」

A子・B男「よろしくお願いしまーす!」


学びの神「まず1つ目は、採用してからその卒業生が問題を起こした場合のことなんじゃ。」

A子「えっ!どういうこと?」


学びの神「Fラン大学の卒業生が問題を起こすと『そもそもなんであのFラン大学の卒業生を入社させたんだ!』『人事担当者は何を考えているんだ』という風になる。」

B男「ふんふん。」


学びの神「一方で、有名大学の卒業者が仮に問題を起こしたとしても、その出身者個人にたまたま欠陥があっただけで、周りは『あの有名大学卒業生なら人事部が採用するのは当然だ』と思うだろう。その場合、採用担当者の責任が問われることはほとんどないのじゃ。」


A子「自己保身から人事担当者の都合のいい方へと事が運ぶわけね。」

学びの神様「その通りなんじゃ。」


学びの神様「2つ目としては、そもそもFラン大学の学生たちの間の話題といえば、バイト先の居酒屋での出来事や、ネットゲームのどうでも良いようなことなどが中心で、ビジネスの最前線で世界と戦っている一流企業の日常会話との間に、差異がありすぎるのじゃ。」


それぞれでは全く異なる用語が飛び交っていて、Fラン大学の学生には一流企業の日本語が全く理解できないんじゃな。」

B男「そうなんだー!」


学びの神様「一流企業の人事担当者は、これまでのさまざまな事例から、Fラン大学出身者が日常のビジネス会話についてこれないことを知っていて、最初から採用しないという場合が多いんじゃ。」

A子「なるほどね!」


学びの神様「3つ目として、Fラン大学卒業生は一流企業に採用されないので、Fラン大学卒業生には他の一流企業に人脈がないというのもあるんじゃ。」


学びの神様「有名大学卒業生の場合は、上司から

『今度、あの一流企業と仕事することになりそうなんだけど、知り合いはいないか?』

と言われた時などに、

『ああ、あそこなら、研究室の先輩がいます。サークルの同期もいますので、色々と話を通せそうです』

『そうか!頼むよ』

となるのじゃ。」


学びの神様「Fラン大学出身者はそんなワザは使えないのじゃ。よって、Fラン大学卒業生を採用するのは非効率であるという面があるのじゃ。」


A子「結構シビアなのね…」

B男「でも分かる気がするよ。」


学びの神様「4つ目としては、3つ目と重なるところもあるが、一流大学とFラン大学とは文化が違うという点じゃ。


学びの神様「一流大学では「日本や世界をどうしていくか?」という意識を多少なりとも抱えながら、普段の学業や生活をしているものじゃ。」


学びの神様「ところが、Fラン大学の学生は自分と自分の身の回りのことだけで、日本や世界の将来を考え続けることなどないのじゃ。」

㉑B男「確かにそういうところってあるのかも…」

学びの神様「そんなこともあって、一流企業の文化には合わせられないんじゃ。」

㉒学びの神様「飲み会ひとつ取っても、周りがビックリするような品の無い出し物をしたりして、眉をひそめられたりする場合もあるんじゃよ。」

㉓学びの神様「最後に5つ目としては、そもそもFラン大学の学生は、能力そのものが低いという【そもそも論】的な欠陥があるのも見逃せないところじゃ。」

㉔A子「Fラン大学に入るとそういう目で見られちゃうこともあるのね」

学びの神様「就職に関してはエントリーさえできないということもあるのじゃ。」

㉕B男「お父さんが言ってた意味がよくわかったよ。」

A子「将来のことを考えるなら、今から一生懸命勉強しておかなくちゃね。」

学びの神様「分かってもらえてわしも嬉しいぞよ。」

㉖ A子・B男「学びの神様、ありがとう!!」

学びの神様「礼には及ばんぞよ。また何か分からないことがあったら呼ぶのじゃぞ。」

A子・B男「はーい!!」