未経験からロジックで組み立てた採用チラシ制作の話
1. 課題:応募者を集めるためのチラシが必要。しかし“型がない”状態
リチカでアルバイト採用を強化するにあたり、
「チラシ配布で応募者を集めたい」という話があり、
私は チラシの制作をゼロから任されました。
当時、私はチラシ制作の経験がありませんでしたが、
逆にこれを機に、
“完全にロジックベースで効くチラシを作る”
ことを決めました。
2. 思考プロセス:ターゲット分析とコピーの役割を徹底的に整理
まず私は、チラシの目的を再定義しました。
- 最終目的:QRコードから応募してもらう
- メインコピーの役割:最後までチラシを読ませること
コピーライティングの
「1行目は2行目を読ませるために書く」
という鉄則を応用し、
“ターゲットの興味関心を刺激するメインコピー”を作る必要があると判断。
そこで、ターゲットを細かく分析しました。
- 20代後半〜40代女性
- 渋谷区在住
- 子育てが落ち着き始めた層
- 体力仕事NG、平日昼、扶養内、家近希望
この興味関心をファネルに落とし込み、
「何が書いてあれば読まれ、応募につながるか」をロジックで整理。
3. 企画:ターゲットが“読み進めたくなる”メインコピー設計
分析の結果、
ターゲットの興味関心ファネルの“最重要3要素”を満たすコピーが効果的と判断。
その上で、複数案を比較し、
最終的に選んだコピーがこちら:
「事務職、週3勤務、家近、全部叶う。」
- 「職種」=事務
- 「時間」=週3
- 「場所」=家近
- という3条件がターゲット全員に刺さると結論付け最適化。
4. チラシ構成:実際の応募行動を“逆算”して設計
妻(ターゲット本人)の行動と心理をヒアリングし、
実際の応募フローを逆算して構成を最適化。
■ 妻のアドバイスが反映された修正
- 「時給」は最低ラインを超えていれば応募する
- 「求める人材」を書くと逆に萎縮する → チラシから削除
- HPで会社の雰囲気を確認する → URLを追記
- 時給が載っていないと捨てる → 必ず記載
この実際の行動心理をもとに、
・順番 ・掲載内容 ・情報量 をすべて設計しました。
5. 制作:完全ゼロベースで構成・デザインを制作
チラシ制作経験はなかったものの、
過去のクリエイティブ制作知識を総動員し、
- リファレンス収集
- 興味関心フローの整理
- コピーライティング
- 情報の優先順位付け
- チラシ構成の設計
- デザイン制作
を一人でゼロから構築。
単なるデザインではなく、
“応募につながるロジック”を持ったチラシを完成させました。