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ラグビートップリーグプレイヤーから異色のキャリアチェンジ 〜 起業家支援を"01Booster"で

多彩な社員が活躍する01Booster。今回紹介するのは、事業創造ソリューション部でプロジェクトマネジマネージャーとして働く秦 啓祐さんです。元ラグビー実業団員という異色のキャリアチェンジ。現在は新規事業開発部の01Booster Studioにてベンチャースタジオの運営や、アクセラレータープログラムに携わっています。秦さんに01Boosterに転職した経緯や魅力に感じていることを聞きました。

秦 啓祐 Shin Keisuke
▼プロフィール
同志社大学心理学部卒業後、NTTドコモへ入社し営業担当として5年間従事。同時にラグビーの実業団員としても活動し、2018年アジアオリンピックで銀メダルを獲得。
退職後、自身のキャリア形成のためにカナダへ2年間留学。現地のスポーツ選手へのコーチングやマインドセットサポート事業を行う。2023年10月より01boosterに参画。

スポーツ業界から新たなキャリアへの転身

ーーまず、01Boosterに入社する前の経歴を教えてください。

大学を卒業後、NTTドコモに新卒として入社し、5年間ほど営業職に従事しながら、同時にラグビーの実業団員としても活動していました。その後、引退を迎えることになり、自らのキャリアを模索する中で、海外となにかしら接点を持ちたいという気持ちから、カナダに2年間ほど滞在しました。そこで、ラグビー選手のパーソナルトレーナーとしてコーチング事業に従事し、主に身体能力向上のためのマインドセットやフィジカルトレーニングを提供していました。

「実はカナダ滞在中に、一度起業に挑戦し失敗してるんです。」

ーーラグビー業界から、01Boosterという全くの異業種になぜキャリアチェンジを図ったのですか。

この世界でトップに上り詰めるのはかなり厳しいとわかっていたので、ラグビーがなくなった時『自分で事業をもちたい』そういう思いが現役の頃から漠然とありました。実際にカナダでコーチング事業に従事する傍ら起業に挑戦したのですが、失敗してしまいまして、その時に起業する難しさを思い知ったんです。

そんな背景で帰国し、日本で転職活動を進める中、エージェントさんに01Boosterを紹介してもらいました。自分が0→1をやろうとして失敗したからこそ、同じ境遇の人たちを支援したいと思いましたし、事業創造をサポートする中で学び、将来的に再び自分が起業する際に活かせる知識を得られるかもしれないと思い、これはもう入るしかない!と入社を決意しました。

——入社後はどのような業務に携わっているのですか?

メインは『01Booster Studio』という起業前・創業前の起業家のスタートアップ設立までを支援しているベンチャースタジオで、起業家のメンタリングをしたり、マーケットリサーチ業務などをしています。またサポートという形で、アクセラレータープログラムに2つ入らせてもらい、そちらでは基本的に日程調整などのロジ周りに携わっています。01Booster Studioでは起業前の方々をサポートするので、そこでの経験は非常に自身の参考になります。起業するまでのプロセス、例えば市場調査や顧客のニーズの把握などは、自分の起業経験時にはしてこなかったので、創業、創立、設立までの一連のプロセスを知れるのは、すごく貴重な経験です。

新たなキャリアの形成において経験した困難や気づき

ーー未経験の職種に飛び込んでみて、なにかギャップはありましたか?

業務面でいうと、正直、ビジネス経験があまりないので、日々の基本的なロジ周りや社内外での調整業務に苦労しています。アクセラレータープログラムではロジ周りを担当していますが、不確定要素が高く、正解がない中で1年間のプログラムが進むので、先のフローを把握できずに動いてしまったり、社内外調整時での「適切な伝え方」は課題に感じるところですね。今はその「適切な伝え方」を学ぶために、社内を巻き込んで勉強会を開いたり、自分で毎週記事を4つ選んで要点をおさえて上司にチェックしてもらう、といった宿題を課してロジカルシンキングを鍛えています。

ーーフィジカルではなく思考のトレーニングですね!他になにか気づきはありましたか?

環境面で、前職が大手企業だったのですが、いい意味でのギャップを感じています。前職ではなにかを進める時、自部門の上司、課長、部長と逐一了承を得なければなりませんでしたが、ここでは一つ一つの了解を得る必要がありません。勿論、上司の確認はとりますが、一旦自分で考えて動いていいよという許容の幅が広く、ここは大手企業との大きな違いだと思います。自分のアイデアを柔軟に取り入れて提案ができるので、自由度が高く、裁量が大きいところはいいなと感じます。逆に言うと、自分の甘さや未熟さも感じますけどね。笑
最近だと、物流関係の方々を招いたイベントの企画を担当することになったのですが、企画書を作成して上司に提案したところ、すぐにボツを食らってしまったんですよ。笑 ただそのおかげで、自分が考えていた内容が会社やビジネスにとって良くないものだったことがわかり、トライアンドエラーを繰り返し行うことができたんです。

ーー早いサイクルで失敗を経験して学ぶことができると、成長スピードにも繋がりますよね。

そうですね。うちの会社のすごいいいところだなって思うのは、未経験に関わらず提案ができて、さらにその提案に対してすぐにフィードバックくれるところだと思います。特にstudioの方は、あらかじめ無いものを形にしていくので、フィードバックを基にサイクル早く回せてleanに動けるのはすごくありがたいです。

創業前の起業家をフルサポートできる人材に

ーー今後のビジョンはありますか?

まずは、創業前の起業家のモチベーターとしての役割を果たしたいです。起業の厳しさを痛感した身でもあるので、「あなたのおかげで苦しい時期を乗り越えられた」と言ってもらえるような存在を目指してます。

そのために今は、ビジネスサイドや関連領域の専門知識の習得と併行して、創業前の起業家の右腕となるために、マーケット調査やビジネスモデルの探索などの活動に注力しています。
具体では、関連領域のスタートアップをリサーチして、成功事例やそのポイントを情報収集したものをサポートに役立てたり、専門知識を補うための書籍の読書は欠かせません。他にも、ビジネスサイドの知識を深めるの手段として、自分がその事業を立ち上げるならどうするか?と起業家の立場に立って事業モデルを考案し、その内容を社内でアウトプットしてメンバーのフィードバックを受けるなど、できる限りのインプットをしています。

そして、将来的には01Booster Studioで創業前の起業家を事業設立までフルサポートできる人材になりたいですね。

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