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店頭商品を手掛けるクリエイターに苦難はあるか!?~デザイナー・川上さんが語った本音

「メディコムの社員ってどんな仕事してるの?」「そもそも入社の決め手は?」など、なかなか見えてこなかったメディコムの「人」に迫る連載。味園さんからのバトンを受け取ったのは、デザイナーの川上広晃さんです。

スポーツと医療の意外な共通点!?

私のキャリアのスタートは、印刷会社お抱えのデザイン事務所。そこで初めて、広告や雑誌といった紙媒体のグラフィックデザインを学ばせてもらいました。実は学生時代に学んでいたのは、コンピューターグラフィックス。自分にとっても少し意外な進路の始まりでした。

数年働いた後は、スポーツ系企業のインハウスデザイナー(事業会社に所属して、自社の製品やサービスに関するデザインを専門で手がける職種)に転職。そこではチラシや展示会の装飾のようなものに限らず、ラケットやスポーツバッグなどのデザインも担当していました。

あいにくその会社の業績が振るわない…となって、新天地を探していた時に出会ったのがメディコムジャパンです。医療系のプロダクトに関わるのは初めてでしたが、引き続きデザインの仕事ができるならと志願して。

縁あって入社して嬉しい誤算だったのは、前職のスポーツと医療とにどことなく共通点があること。スポーツではシンプルで爽やかなデザインを求められることが多かったのですが、片や医療系も白ベースですっきりとしたものが多いわけです。なので意外にも、メディコムでの仕事に違和感なく順応できた印象です。

自分のデザインが店頭に並ぶ快感

そこから今に至るまで、私はこの会社でパッケージデザインやチラシ、カタログのデザインを担当しています。メディコムの商品は医療機関以外に店頭にも並ぶものもありますから、自分の手掛けたデザインを街のお店などで見るとすごく嬉しくなります。あとは営業で各地を回っている方から「あのデザイン良かったよ」と言ってもらったり、デザインを刷新した時に良い評判を聞いたりすると、この仕事のやりがいを感じます。

印象に残っている仕事を挙げるとしたら、ポケモンのマスクをデザインしたことでしょうか。キャラクター商品ならではの制約こそありましたが、レギュレーションを理解してしまえば面白さの方が勝っていて。最終的にも思い通りのものができましたし、とにかく作っていて楽しかったですね。

デザインは思い付きの世界…!?

一方で大変なこと…何でしょうか。よく言われる“デザインが浮かばない”みたいなことは、この仕事を長く続けているほど無くなってきて。もちろん引き出しは多いに越したことが無いですから、色々リサーチには出掛けますし、他業種のデザインからヒントを得ることもあるのですが。

難しいこととして挙げるなら、デザインって思い付きの世界ではあるのですが、その“思い付き”だけじゃダメということです。会社にいると色々な人が関わりますし、一筋縄ではいかない難しさが伴います。ただ、私としては今後もそんなデザインに悩みつつも楽しんでやっていきたいなと思っているところです。

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