(※この記事は、オンサイトの社内エンジニアに「コンサル職との関係性」や「エンジニアから見たコンサルタントのみなさん」をテーマに語ってもらった内容をもとに構成しています。)
【システムを一緒に育てていく】
私たちオンサイトには、コンサルタントとエンジニアが一緒になって最適なシステムを育てていこうという文化があります。WEB業界って次から次へと新しいツールが出てきますし、媒体も増えていきます。それらを活用して顧客の課題を解決するためには、職種を越えて一緒になって最適なシステムを作っていく必要があります。
一例ですが、WEB広告の分析レポートの作成という業務があったとします。ここで最初から「完璧」なものを用意しようとすると、準備に何ヶ月もかかってしまいますし、実現してからの変更も容易ではありません。私たちの場合は、プロジェクトとしての目的や方針は共有した上で、エンジニアがまずプロトタイプを作り、実際の顧客データを使って動かしながら何度もフィードバックを受けて、修正して、それをまた現場で活かして……といったやり方を繰り返し、システムそのものを一緒に育てていきます。
実はこういった「動かしながらより良いものにしていく」という仕事の進め方は、揉める原因になりがちです。オンサイトで上手くできているのは、やっぱりコンサルタントのみなさんが顧客との信頼関係を構築できているからですし、社内でもコンサルタントとエンジニアが同じ目的に向かって進んでいくという大前提を共有できているからです。これは仕組みというよりは文化ですね。
【そもそもの仕事の目的を大切に】
エンジニア側から見ていて自社内のコンサルタントのすごいと思うところは、お客さんのために本当にやりたいことを突き詰めているところです。もちろん私たちエンジニアもそういったことは意識していますが、プログラムを具体的に「作る」という業務特性上、どうしても目の前の作業に没頭しがちなこともあります。
そこでコンサル職の人と一緒に議論することで、プロジェクトとして本来目指していることや大局的な目標に立ち返ることができます。そうやって仕事を俯瞰できるからこそ、私たちも一緒になってお客さんの課題解決をしている感覚があります。
コンサルのみなさんも社内研修でプログラミングのことを勉強していて基本的な知識はあるので、めちゃくちゃな無理難題を言ってくることはありませんし、むしろエンジニアをリスペクトして相談したり提案してくれているなと感じます。
【"技術的には可能です"】
それでも難しいなと思うのは、そもそもの言語体系が違うところですかね。笑
例えばエンジニアが言う「うーん、それは難しいかもしれません」とか「技術的には可能ですよ」という言葉と、それを受け取る非エンジニアがイメージするものはちょっと違っていたりします。
「それは難しいですね」と言ったとき、「それを実現するためには5日間もかかってしまいますけど…」という意味かもしれませんし、「できなくはないけど他への影響が出てくるので全体を考えたらやらない方がいいです」という意味かもしれません。でも、こうやって噛み砕いて説明すれば、「なるほど、5日間で実現可能ならそれでいきましょう」という意思決定ができたりもしますし、逆に「であれば、これはやめておきましょう」という判断になることもあります。
オンサイトでは「わからないことは、わかったフリをせずに何でも聞きましょう!」という考えが浸透しているので、実際のコミュニケーションではお互いに気をつけていれば職種間のすれ違いはほとんどないと思います。
【こんな人に入社してほしい】
どんなコンサルタントと一緒に働きたいか、ですか? うーん、DXの本質を捉えている人ですかね。DXって、ただExcelで計算するとかそういうことではないんです。そもそもデータをどうやって取得するのか、そのデータをどうやって分析するのか、その分析結果をどう業務に活かすのか、そこからさらにどうやってフィードバックを受けるのか……といった一連のすべてのプロセスを含みます。
私たちはアカデミックなデータアナリティクスやデータサイエンスの研究をしているわけではないので、日々の実務の中での泥臭いデータのやり取りが重要になってきます。そこの感覚を持っている人、あるいは学んでいきたい人が入社してきてくれたら嬉しいですね。
お客さんのビジネスの課題を解決することに興味がある人は、ぜひオンサイトに入社して、私たちと一緒に仕事をしましょう。
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