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キャリアアップしたい人が、コミュニケーションで気を付けるべきは「雑談」「愛想」「フィードバック」

今日は、コミュニケーションに関する話をしたいと思います。

「仕事ができるようになりたい」「キャリアアップしたい」と思ったときに、もちろん仕事そのもののスキルも大事です。しかし、いわゆる「ポータブルスキル」と呼ばれるような、どの業種やどのポジションになっても必要なスキルがなにより重要です。

そういった意味で、心がけた方がいいこと、私も昔から心がけていることをお伝えしたいなと思います。

まずは、雑談力。以前よりも、世の中にはオンラインミーティングが増えました。そのなかで、「雑談」が難しくなってきています。オンラインのミーティングでは、必要なことを必要なミーティングで決めていくかたちになります。そういった意味では、オンラインであっても対面であっても、「必要なこと」の前後に気の利いた雑談をすることで、相手との信頼度合いが高まったり、興味を持っていることを伝えたりできます。なので、実は雑談力はすごく大事だったりします。

この前、埼玉県知事が白寿に来てくださりました。実は、「必要なこと」を伝えるのには、オンラインでの面談で事足ります。ただ、オンラインの面談では知事との雑談ができないのはデメリットだなと思っています。

僕は、いろんな方と会うときに「こういう雑談をしよう」という、「エレベーターピッチ」のようなものを決めています。なかなか会えない人に会うとき、10秒、15秒の雑談がきっかけで、次のコミュニケーションが生まれたり、食事に誘ってもらえたり、みたいなことが結構あります。皆さんぜひその雑談力を高めるといいかなと思います。



あとは、テキストコミュニケーション。テキストだけでは、感情がわからないことがあります。要件だけ文章テキストでそのまま送ると、受け取り方によっては厳しい印象を与えたり、なんか愛想ないな、と思ったりするわけですよ。少し言葉をつけくわえたりすることで受け止め方が柔らかくなることもあるので、テキストコミュニケーションのクオリティを上げることは大事だと思います。

物書きをしている人と連絡をすると、すごく読みやすいし、気が利いてるんですよね。超わかりやすいし、超読みやすいし要件が的確だったりするんです。プロの物書きの方が文章がうまいのは、当たり前なのかもしれませんが、そういう方とやり取りして、まだまだ自分はできていないなと思っています。テキストで愛想よくしたいし、みなさんにも心がけてほしいなとちょっと思っています。



それから、フィードバックの機会について。

役職が上がってきている方に当てはまる話なのですが、怒られたりフィードバックされる機会って意図的に作ってますか? 「怒られない」「厳しいフィードバックがされない」がラッキーということは全くないです。無視というか注意されないってことは遠慮されてるってことなんですよね。

それぞれの役職に一流、二流、三流というのがあるとします。そのとき、厳しいフィードバックを受けている人ほどその役職においては期待をされているか、もっと役職上げてほしいということです。そういった意味で、厳しいフィードバックや、怒られる機会を自分で上司に言ってみたり、「もっとこうした方がいいところありますか?」と聞いてみるのはいいと思います。この間、ある会社の社長と話した時に、「社外取締役にフィードバックをもらう時間を作ってる」なんて言ってました。社内において、社長があの表立って怒られたりすることなんて普通だったらありません。

なので、そういう機会を作っていくといいんじゃないかな、というふうに僕は思います。


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