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Poetics全社会議を開催しました!【会議レポート# Day1】

こんにちは、株式会社Poeticsでコーポレートを担当しています中西美鈴です。

4月は4日と5日の全2日間に渡って全社会議が開催されました。その時の様子を皆さんにぜひシェアしたいと思って会議レポートを書きました。私たちが日々どんなことに向き合い、前進しているのかをこのレポートから少しでも感じて頂けると嬉しいです。

Poeticsでは、四半期に一度のペースで全社会議を行っています。今回も渋谷Googleの会議スペースをお借りして開催しました。私たちはフルリモートで業務を行っているメンバーが多いため、全社会議は社員全員が一堂に会して集まれる貴重な機会でもあります。もちろん個別の事情に合わせて、オフライン・オンラインどちらからも参加できるようにハイブリッドな形式で開催しています。

▼タイムテーブル(Day1)

1日目のタイムテーブル、盛りだくさんです...(笑)

1.目的の説明(代表 山崎)

まずは代表の山崎から、これまでずっと一緒に走り続けてきてくれているメンバーへの感謝、そして新しくジョインしてくれたメンバーに向けて歓迎の言葉を伝えることからスタートしました。些細なことではありますが、一番初めにメンバーへの思いをしっかり届けてくれるところは、まさに山崎の人柄が滲み出ているところであります。

続いて、この1年でPoeticsがどんな変遷をくぐり抜けて来たか(詳しく知りたい方は、代表山崎のnoteをご覧下さい!)や、私たちのプロダクトである「JamRoll」が現在どれほど多くのお客様に支持していただいているかなどの説明がなされました。それらを前提に踏まえたうえで、今回の全社会議には以下のような3つの目的で開催されることを皆で確認しました。

①理解を深める

 ー 会社のことと、JamRollの理解を深める

 ー 各チーム(メンバー)への理解を深める

②短期・中長期における事業構想の解像度を上げる

 ー AIの会社であるとはどういうことか

 ー プロダクトの今後の方針について

③カルチャーと行動指針について考える

 共感とはなにか

次の章では特に③の部分、私たちがミッションとして掲げている「共感」について、代表の山崎がメンバーに語った内容を一部抜粋して書かせていただきます。

ー 共感とはなにか(代表 山崎)

共感とは、画一化や同じ型に押し込めようとすることではなくて。人はそれぞれ個別具体的な状況に置かれていたり、ある歴史的な背景を持っていたりするのですが、そういった背景に配慮しようとする力を共感と呼んでいます。そして、コミュニケーション(ここでは主に声のこと)という手段を用いて、共感を社会全体に響かせていきたいという思いがこのミッションには込められています。

 しかしながら、コミュニケーションは同じ1つの思想に向かって連帯することもあれば、時にはラディカルになり分断を生むことがあります。では、どういうコミュニケーションをとったら良いのか? 私たちは「こうじゃなきゃ駄目だ!」と決めつけるのではなく、画一性から逃れるような形として共感に注目しています。先ほどの連帯と分断を例にして言えば、それらは常に表裏一体の関係性、諸刃の剣の性質を持っていて、双方に良いところと悪いところがあります。それゆえ、どちらか一方を正しいという考えるのではなく、共感によって諸刃の剣を丸めていきたい、そんな風に思っています。

なぜそんな風に考えるのかと言うと、私たちが元々人の感情を察するAIを作っていたからということもありますが、例えば今横に座っているメンバーがどういう個別具体的な状況を経ていて、どんな歴史を持ってPoeticsに参画してくれるのか(それは私たちのお客様に対しても然り)、というコンテクストを配慮できる力を身に付けられるような団体でありたいとか、型化に重きを置かないプロダクトを作れたら良いなとか、そういう思いからきています。

共感を私たちが扱ってる「言語」というレベル感でもっと紐解いてみます。通常、人は表層的な言葉を使ってコミュニケーションしていくため、その言葉の背景にある感情や歴史性のようなものは埋もれがちで、あまり配慮されないという事がほとんどです。これについては良い悪いの話ではなくて、どちらにも良いところと悪いところがあると思っています。

氷山の上、シンプルに記号として言語を扱う場合においては、当然コミュニケーションの効率性や分かりやすさが担保されるので良いところになります。一方で、氷山の下にもぐろうとすると人の感情やそれまでのバックグラウンドが含まれているため、大変非効率で面倒になります。それゆえビジネスにおいては、基本的には捨てられるという運命になりがちです。しかしながら、効率性や分かりやすさを重視するあまりに、物事を単純化してしまったり矮小化したりして、実は物を見えづらくしているという側面もあります。一方で、非効率や面倒だという感情や歴史性のコンテキストの部分には、実はその人個人が持っているユニークさや豊かさが溢れているという面を持っています。

私たちは効率性のようなものを追求するプロダクトを作ってはいますが、じゃあユニークさを切り落として記号としての言語を追求するのか?というと、それは私たちが目指しているコミュニケーションの形ではありません。たとえ曖昧であったり非効率であったとしても、言葉を重ね続けコミュニケーションしていく、そして決して記号化できないような豊かさやユニークさを求めて氷山の下に潜って行きたいというのが共感の形だったりします。

(中略)この後、山崎が哲学者として影響を受けた「アンリ・ベルクソン」の一節や、画一性や効率性を重視し過ぎた例として20世紀最大の演説者ヒトラーの「わが闘争」の話を紹介してくれました。このような話は、普通に会社勤めをしているとなかなか耳にしない貴重な話なので、個人的には毎回の話が興味深く、大学の講義を聴きに来たようなワクワクした気持ちになります。

山崎は、今回の全社会議のコミュニケーションの形について、最後以下のように締めくくりました。

わかりやすく伝えることは大事なんだけども、上手く言えないことっていっぱいあると思うんだよね。話していても、自分の意見まとまってないなって。でも実は、それ自体むちゃくちゃ価値があるので、ビビらずそのまま言ってほしい。あとは、そうやって上手く言われたことに対して、この人頑張ってるし、分かんないって言いづらいなみたいなことだと思うんですけど。分からないことは分からないというところから対話が始まるので、それはもう分からないって言ってもらって大丈夫です。
あと同調しなくていいです。1つの方向性にもちろん皆が向かっていくっていう世界は作りたいと思うけど、思ってもないことを無理やり思おうとか考えなくてよくて、そこは合わないなっていう違和感を全然持ったままでいい。ただ、違和感は持つけど、そういう風に人は考えてるなって理解しようとすることが大事かなと思うので、そういった形でこれからのワークとか1つ1つのコミュニケーション取ってもらえればなという風に思っています。

因みに、上記の言葉は会議中に録画していた「JamRoll」の文字起こしを使ってそのままコピペしました。(R&Dの皆さま、めちゃめちゃ精度が良いです!!!ありがとう(泣))そして、この部分においては代表の言葉を省略せずそのまま載せた方が想いとして伝わるような気がしたので、そのまま載せてみました。皆さんに感情が伝わっているでしょうか?

2.Values Card Game(R&D 安井)

続いて登場したのは、R&Dチームのマネージャーをしている安井さん(通称:けんじょうさん)です。今回、相互理解を深める肩慣らしとしてこのValues Card Gameをやろう!提案をしてくれ、実現しました。このValues Card Gameは、メンバーの価値観に触れ、自分の価値観を知るというものになります。

ゲームはカード上にかかれた価値観を順に引いていき、必要なものは残す、不要なものは捨てるという形で進め、最終的に人生において大事な価値観を5枚のカードに絞ります。

「え...?家族捨てて、友達捨てるの?(笑)」と言われる人がいたり、「優しさと性格の良さが溢れる5枚だ!」と言われる人がいたり。。。どのチームからも笑いや、「おお~!」という盛り上がりの声が終始聞こえて、大成功のアイスブレイクでした。

3.Poeticsの歴史を振り返る(CS 千葉)

アイスブレイクで和んだ後は、Poeticsの歴史を振り返ってみようというコーナーが開始されました。プレゼンターは、もちろんこの方。ミスPoeticsと言っても過言ではないCS担当の千葉さん(通称:千葉選手)です。千葉さんは、社名が変わる前のEmpath創業時代からずっと走り続けてくれているメンバーの一人です。

今年になって急激にメンバーが増えたため、Poeticsにはどんな歴史があるのかを知らないメンバーが既に半分以上を占めるようになってきました。そのメンバーのために、過去の貴重な写真をかき集め、ノンフィクションで創業当時からのアレコレをお話ししてくれました。

私たちにとって、現在、そしてこれから目指す未来も大事ですが、過去においてどんなことで失敗したり、乗り越えたり、はたまた過去から変わらず大事にしていることがあったり...を新メンバーにも共有していくということは、最初に山崎が話していた歴史性やコンテクストを理解しようとするという点にも繋がっているなと思います。例えば、古参新参で会社の解像度が違ってくるというようなこともこれで少し解消できる気がしています。これから入社していらっしゃる未来のメンバーにも、オンボーディングの際にはこういった会社の歴史についても話していきたいなと思っています。

4.JamRollとはどんなプロダクトか?~お客様の事例紹介(山崎・Sales 米山)

ランチタイムをはさんだ後は、自分たちのプロダクト「JamRoll」の理解を深めるための勉強会が中心となりました。(※ランチタイムには、Poeticsメンバーがお気に入りのカレーをケータリングでご用意しました^^ この話は、また番外編で書きます。)

まずは、山崎からJamRoll成立の経緯と背景の説明がなされた後、Sales担当の米山さん(通称:よねちゃん)から実際のお客様の事例紹介を行っていただき、私たちがお客様に提供できている価値について改めて確認することで、メンバー全員の目線合わせをすることができました。

5.JamRollの現在地を確認する・プロダクトの進化について(事業統括 藤田)

まだまだJamRollの勉強会は続きます。続いてのプレゼンターは、事業統括部の責任者を務める藤田さん(通称:ゆういちさん)です。このターンでは、先ほど説明のあったJamRoll立ち上げの経緯や事例共有を元に、JamRollのGood(良いところ)、More(今後の課題)を個人ワークで書き出し、その後グループで話し合い・整理するというグループワークへと展開していきました。

それぞれが真剣に自分たちのプロダクトに向き合い、次なる進化について考えています。

グループワークは、職種はあえてバラバラのグループ編成となり、開発もSales部署関係なく色々なメンバーが混ざって話し合いを進めていきます。

さて、この後私たちがどんな結論を出したのか、それは今後のリリースをもって順次発表していきます。それまではお楽しみとさせてください!

6.各チームプレゼンテーション

Day1の最後は、各チームのプレゼンテーションです。各チームメンバーの自己紹介や、チームの構造・役割の紹介を通して、社内で各メンバーとチームがどのような役割を担っているかの全体像理解を高めることが目的となります。

それぞれのメンバーがこの日のために自己紹介スライドを準備してきてくれ、それぞれの語り口でプレゼンテーションをしてくれました。どのメンバーも「自分ってこんな人だよ」と隠さず話してくれているのが非常に印象的でした。また、チームメンバーが増えた部署については、それぞれの仕事の役割分担や体制について紹介してくれたことにより、誰がどんなことをやっているのか分からないや、部署として今どんな課題にタックルしているのかということもクリアになったように思いました。

以上、Day1は非常にみっちりなスケジュールでしたが、無事に全部の工程を終えて終了となりました。1日がかりでしたので、お疲れ顔の方もチラホラでしたがメンバーからは「自分たちの過去と現在、未来を確認しあう事でやるべきことが分かった」「普段会えない人と対面で会えて直接話ができて嬉しかった」「グループワーク楽しい」とポジティブなフィードバックを直ぐに頂くことができました。さあ、明日もDay2に向けて頑張りましょう!という形で幕を閉じました。

次回は、Day2の様子に続いていきます。ぜひ、また読んでいただけると嬉しいです。

現在Poeticsは、全方位で採用を行っています。

もし少しでも興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、是非カジュアルにお話しさせて頂けますと幸いです。

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