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突撃!Reapraインターン生!vol.1 風能彩花さん 〜感情と向き合って見えたコト〜

はじめに

100年続く産業の創出を目指す組織、Reapra。「研究と実践を通じ、産業を創出し社会に貢献する」をミッションに投資を行うベンチャービルダーです。現在は、シンガポール・日本をメイン拠点として、14か国で100社以上に投資をしています。

その組織哲学や活動内容のユニークさゆえに、「長期インターン生は実際に何をしているの?」と思われている方が多いのではないでしょうか?

そんな疑問にお答えすべく、Reapraインターン生インタビュー企画『突撃!Reapraインターン生!』を始めます!!

Reapraインターン生へのインタビューを通して、読者の皆さんにReapraで働いてみる具体的なイメージを描いてもらいたい!そんな思いで企画をしました。

Reapra Japanでは現在社員10名に対し、約40人の長期インターン生が在籍しています。その中から、今回は風能彩花(ふうのあやか)さんにお話を伺ってきました!

プロフィール紹介



名前:風能彩花(ふうのあやか)
大学:大阪大学経済学部経済学科4年
所属:ADTチーム、場づくりチームなど、複数チームを兼任
出身:大阪府
趣味:探し中。
Reapra外の活動:学生団体、Reapra以外のインターン、留学、組織論のゼミ

どうしてReapraに入ろうと思ったんですか?

私は、2020年10月からReapraで長期インターンとして働いています。。

先輩の紹介でReapraの存在を知り、「ベンチャービルダーって何だろう?」と疑問に思ったところから興味を持ちました。また、私は、学生団体や学校のゼミでの経験から『他者支援とそれに紐づく組織づくり』に興味があります。Reapraが特定の事業機会やプロダクトではなく、長期的に伸びゆく領域とそこに没頭できる起業家人材の組み合わせに投資し、Reapra独自の方法で長期的に伴走しているところにこだわりを感じました。そこにReapraの考え方と自分が探究していきたいところが合ってると思ったので、入りました。

Reapraの印象は入る前後で変わりましたか?

Reapraに入る前に、ベンチャーキャピタル出身の人と喋ったことがあったのですが、その方がかなり論理的でクールだったんです。なので、そういう人たちが多いのかなと少し緊張していました(笑)

クールでロジカルというイメージは、入った前後で正直変わっていないです。でも、人に温かみがあるとすごく思いますね。Reapraは投資をして、短期的な利益・リターンを追求することをメインにしているわけではなく、『研究や実践を通して産業を創造をする』というミッションに照らした活動をしています。だからこそなのか、包容力のある人がたくさんいるな思ったのが入ってからの雰囲気面でのギャップですね。

入ったばかりのころのミーティングって何がわからないかが分からない状態で、本当に頭の中は『?(ハテナ)』でいっぱいで。その状態の私に対して「わからないという発言自体に意味があるから何でも言ってほしい」と丁寧に伝えてもらったときに温かみをすごく感じました。

業務内容に関しては、私は具体的に何をするかあんまり分からず入ったのでギャップも何もなかったっていう(笑)だけど、想像以上に裁量権や自由度は高いなと思いました。タスクが明確に渡されるわけではなく、自分でやりたいことを探すからです。最初の数週間は、本当に何をすればいいのか分からず、とても焦ったのを覚えています(笑)また、インターン生を社員さんと同等に接してくれるところはReapraのいいところの一つだと感じています。「インターンだからちょっと...」と制限をかけられたことは一回もなく、社員さんからも制限をかけたくないと言われています。

具体的なエピソードとしては、“Reapra Book”(※)の執筆があげられます。ある章の執筆に他のインターン生とオーナーシップをもって取り組みました。「何を書けばいいのか」というところから、「どういう項目を書けばいいのか」「項目に照らしてどういうコンテンツを書けばいいのか」という具体的なものがまったく何もない状態から思考しました。細かくアクションに砕いていき、タイムラインに落として、実際に文章にするところを主導できたのはとても良かったと思います。このように、いわゆるプロジェクトマネージャーをインターン生ながらに任せてもらえるのは、なかなか他の会社ではないんじゃないかと思います。

やりたいことが、倫理に反するとかReapraの方向性と全然違うようなことではない限り、挑戦してみよう!という気持ちを応援してくれる社風は素敵だなって思います!

Reapra Book:Reapraでの研究と実践の過程や得られた知識をまとめたもの。
こちらからver1をご覧いただけます。
12月にver2をリリース予定です。

今はどんな業務をしていますか?

いっぱいやってます(笑)Reapraでは複数チームを兼務している人が一定数いて、私もその一人です。最初に言ったように、私は『他者支援とそれに紐づく組織作り』に興味があるので、関係ありそうなチームに所属しています。Reapraでは『環境と自我の相互作用』(※1)という考え方を大事にしていて、私は特に自我サイドに興味があります。人間をどう理解するかという「人間の見立て」に関わるチームに多く所属しています。

例えば、ADTチームがその代表例ですね。ADT(※2)とは成人発達理論のことです。現代社会において、成人発達理論はすごく汎用性が高く、大きな理論として扱われています。その成人発達理論という学術をインストールしながら実践していき、Reapraなりの研究・実践に落とし込もうとしています。

チームミーティングでは、今はおもにADTの研究と実践の仕方について話し合っています。研究面においては、ADTチームひいてはReapra全体が成人発達理論をうまく活用していくために、どういう理論をインプットしたらいいのかを考えています。実践面では、SOI(※3)という方法論を用いて、インタビュイーの発達段階を測定し、その発達段階を生かしながら支援していくことを行っています。

※1 環境と自我の相互作用:
人の感情や行動は、本人が生まれ持った性質や気質と、生きてきた環境がお互いに影響しあって形成
された、その人固有のサバイバルメカニズムによって生じる。環境と自我が相互に作用していることと
その結果としての自分の自我を認知し、ありたい姿に近づくために環境を選んでプレーする、というのが
Reapraが定義する社会と共創する熟達である。
※2 ADT(Adult Development Theory):成人発達理論
発達心理学の中でも、成人以降の発達を中心に研究されている理論、有名な研究者として、
ロバート・キーガンやスザンヌ・クック=グロイターがいる。
興味を持った方はこちらをご覧ください。
※3 SOI(主体客体インタビュー):
上述のキーガンが開発した発達段階測定法で、インタビューを通じて被測定者の発達段階を測定するもの。
インタビューを通じて、「相手の世界の認識の在り方」を探索する。

他には、場作りチームにも所属しています。場作りチームとは、次世代の産業を作る株式会社にとって『場をつくる』ということが株式会社というコミュニティを維持し成長させていくために重要な役割を担うことになる、という考えのもと活動しているチームです。

例えばReapraでは社内で同時に複数のプロジェクトが走るため、他チームの問題や状況を把握できていないという課題がありました。そこで部局間連携イベント作りました。他チームとの情報共有をすることで、結果的にReapraという株式会社の場がより一体感を持ち、互いに影響を受け合いながら成長できる場にすることに貢献できました。

Reapraで働いていて楽しい瞬間は??

他者理解と自己理解が深まるところですかね。Reapraの起業家への投資では、起業家自身の生い立ちを深掘り、その人の根源的ならしさを捉えるFoundation Design(※)というReapra独自のプロセスがあります。そういった自我を深掘るフレームや考え方を知り、自分自身にも適用することで、自分が気づいていなかった自分を知ることができることはとても楽しいです!

Foundation Design(FD)
個人が人生の長期に渡り学習し続ける目的や目標を紡ぎ出し、そこから派生し関連する組織や特定業務の
目的や目標を設定し、それらと現状の差分を明らかにすることで、個人が社会と共創し学習しつづけるため
の土台を設計・再構築する取り組み。
詳しくはこちらをご覧ください。
また、弊社CEO諸藤がNewsPicksの連載記事でFDについて語っています。こちらもご覧ください。
(有料会員限定コンテンツです。)

ADTチームで人間の見立ての広さと深さについて学術的に学ぶことで、他者理解も深まっていると思います。また、そのような分野に興味がある人が集まってADTチームは形成されているので、彼らの話を聞く中で他者の捉え方やその捉える深さが変わっていくのが楽しいなって思います。


Reapraでの活動を通して学んだことは何ですか?

Reapraでは研究と実践を反復することの大切さを学びました。インプット→アウトプット、研究→実践といったサイクルが組織内に根差しているのはもちろん、インプットひとつとっても情報の源泉を探す情報収集力が高いです。だから論文を読むのが楽しいって思うようにもなりましたね。大学4年生なのにいまさらですが(笑)

大学生はバイトやサークルなど課外活動をしている人が多いですが、実践によりがちだと思うんですよね。「とにかくやってみよう!」って。私自身も以前はそうだったのですが、Reapraに入ったことによってがむしゃらに実践するだけじゃなくて、一度立ち止まって参考になることを探すといったように、研究することをより自然にできるようになりました。

あと深い内省のやり方を得られたことも働いてよかったことのひとつです。Reapraは内省を大事にしている組織であり、起業家だけではなく、社内のメンバーにもその意識が醸成されています。以前は振り返っても、『何かがあったから自分はこう感じた』ぐらいの浅い思考しかできませんでしたが、『そう感じたのはなぜなのか』『そう感じた自分にはどういう根底の推論、無意識的な自動思考が働いているのか』といった深いところまで考えられるようになりました。深い自己内省は学びであり、日常に活きることだなと思います。

例えば、Reapraに入る前は他者が怒っていると「なんで怒ってんねやろ」って思うだけでしたが、Reapraで内省の型を学んだことで「この人が怒っているのはこういう背景があるからなんだな」と、その人を責めるのではなく、構造に思いを馳せられるようになりました。自分の感情の構造も分かるようになりました。

Reapraあるある教えてください!

他者のすべてを大事にするあまり、自己開示が激しいところですかね(笑)Foundation Designが根ざしている影響で、他者の事を生い立ちや価値観を踏まえて理解し合おうとするので、どういう悩みやコンプレックスを持っているのかなど、一般的には他者に積極的に言わないようなことを誰に対しても話してしまいがちです。だから、Reapra以外の人と話すときに相手をびっくりさせないように、意識して生きています(笑)

どうして風能さんはReapraを続けてるのですか?

Reapraのマスタリー(※)っていう考え方に共感しているし、それに沿った歩み方をしたいなって考えているからですかね。とはいえ、社会に出たら会社に言われたことをするというように、自分のマスタリーに沿わないことをしなくてはならない時もあると思います。

だからこそ、社会に出ても自分が大事にしてるものや、理想の生き方を自分の手で掴み取れるように、自分の自我や思いを把握し、どう環境を選択していけばいいのかを考えられるようになりたいなと思っています。それを練習できる場所がReapraだなと思っています。めっちゃそれっぽいことを言ってますが、本心です(笑)

※マスタリー(テーマ):ライフミッションに向かって前進していくために、比較的長い時
間軸(10年程度)で学習していく領域。
ライフミッションとは、当事者が人生をかけてエネルギーを費やし続けられると信じられる拡張性
(社会のニーズが徐々に高まっていくことで、学習機会が多く提供されやすい)のあるテーマ。

Reapraでのインターンを始めようか迷っている人にひとことお願いします!

Reapraは明確なスキルを得られる場所じゃないかもしれません。けれど、スキルよりも大事な考え方や人との関わり方を学び実践ができる場所だと思います。

人は、その人自身が触れることや周りの人、そして今いる環境によって変わっていくと思います。だからこそ、色々な概念や人に関われるReapraは、自分も変われる感覚がして楽しいですね!是非興味があればどうぞ!


本日はありがとうございました!!

『他者支援とそれに紐づく組織作り』に関心がある風能さん。自分の興味関心をReapraで研究実践できていると楽しそうに話されていて、とてもキラキラしていました!インタビューしているこちらまで笑顔になってしまうような時間でした。ありがとうございました!

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取材:米山優花
文・編集:米山優花
取材協力:風能彩花
撮影:黒田拓海
デザイン:米山優花
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