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【ゲームクリエイター約360人に聞いた】よく使う&今後習得したいツールは?

こんにちは。コンフィデンス・インターワークスの陶山です。

今回は、普段さまざまなゲーム・エンタメ会社でクリエイターとして働くコンフィデンス・インターワークス社員を対象に、日頃の業務で使っているツールや今後習得したいツールについてアンケートを実施しました!

当社社員がどんなツールを使っているのか、当社での業務イメージを膨らませる一助にしていただけたらと思います。

▼前回(第4弾)の社員アンケート記事はこちら

【ゲームクリエイター約340名に聞いた】クリエイターの子供の頃の夢は?💭✨ | 株式会社コンフィデンス・インターワークス
こんにちは、コンフィデンス・インターワークスの舘山です。2023年8月1日、「株式会社コンフィデンス」は「株式会社インターワークス」と合併し、「株式会社コンフィデンス・インターワークス」へと社名...
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社員アンケートについて

コンフィデンス・インターワークスでは、社員の思考や傾向を知るために定期的なアンケート調査を行っています。

今回は、社員アンケート第5弾として「ゲームクリエイターの必修ツール」をテーマに行ったアンケートの結果をご紹介します。

▍期間 :2023年10月4日(水)〜10月20日(金)
▍対象 :コンフィデンス・インターワークス社員
▍回答方法 :アンケートフォームによる回答
▍回答人数 :366人

業務でよく使うor必須だと思うツールやソフトは何ですか?

この設問では業務でよく使う、もしくは必須だと思うツールやソフトについて伺いました。
職種別に分けて票が多く集まった回答をご紹介します。

● 企画職

対象職種:プロデューサー/ディレクター/PM/進行管理/プランナー

1位 Excel/Googleスプレッドシート(61.2%)
2位 Unity(15.8%)
3位 Photoshop(5.9%)

Excelやスプレッドシートの他にも、Confluence・Github・JIRA・Redmine・Microsoft Azure DevOpsなどデータ・仕様の取りまとめやタスク・プロジェクト管理ツールを使う頻度が高いという結果に!ExcelとGoogleスプレッドシートはおよそ7:3の割合でExcelに多く票が集まりました。

一方で、Unity・UnrealEngine4をはじめとしたゲームエンジンや、Photoshop・MayaなどのCG系ツールをモデルデータの確認や組み込み実装で使用するという意見も挙がっています。

他にも、PowerPointGoogleスライドで企画資料を作成したりAfterEffectsを挙動説明のために使用したりと、他の職種よりいろいろな種類の回答が集まり、当社で働く企画職社員がさまざまなツールを使って業務に取り組んでいることが分かりました。

● デバッグ職

対象職種:デバッガー

1位 Googleスプレッドシート/Excel(73.1%)
2位 Redmine(9.0%)
3位 Confluence(7.7%)

デバッガーはテスト項目書の作成やテスト実施、不具合報告など細かいタスク管理・対応が求められます。ゆえにブランドは違えど表作成ツールが使えることは必須だと言えます。

企画職ではExcelの方が票数が多かったですが、デバッグ職ではGoogleスプレッドシートとExcelは僅差でGoogleスプレッドシートの方が多かったことも特徴的で、より大人数でリアルタイムに編集可能なGoogleスプレッドシートはチームで作業することの多いデバッガーに重宝されやすいのかもしれません。

2位のRedmineデバッグ中に発見したバグ報告で使用することが多く、バグ報告では他にJIRAを使用するという意見もありました。

3位にランクインしたConfluenceはチーム内でナレッジやノウハウの共有ができる情報管理ツールで、テスト方法の共有やテスト設計書の作成、テスト内容の共有で使用するとの声が多かったです。

● デザイン職

対象職種:2Dデザイナー/イラストレーター/3Dデザイナー

1位 Photoshop(54.9%)
2位 CLIPSTUDIO(14.1%)
2位 Maya(14.1%)

今回は比較的2Dデザイナーの回答が多かったこともあり、Photoshopが首位を獲得しました。UIパーツの作成やイラストの着彩加工作業など、さまざまな面で活用するケースがあります。

イラストレーターの回答ではCLIPSTUDIOSAIといったイラストに特化したツールの回答も多く、今回はCLIPSTUDIOが14.1%、SAIが5.6%と前者を使用する社員の方が多いという結果に。

Mayaは3D職種で用いるツールですが、モデリング業務全般で広く使用しているという声が多くありました。なかには「モデリングからセットアップ、アニメーションにすべて使用する」という社員もおり、3Dモデラーの方は習得しておくと応用が効くツールのひとつかもしれません。

今回、3D職種では回答者の8割以上がMayaと答える結果でしたが、他にはHoudiniUnityを使用するという回答もありました。

● その他職種

今回集まった回答は少数でしたがプログラミング・シナリオ・翻訳ローカライズ職種の社員からも回答をいただいたので、そちらをご紹介します!

プログラミング職種ではMySQL・Gitなどのバージョン管理ツールを挙げる社員が多く、コーディングの際に使用するツールとしてはVisual Studio・サクラエディタ・VSCodeといったツールが挙げられました。

シナリオライターは、ゲーム業界では割と一般的かもしれませんがWordなどのドキュメントではなくGoogleスプレッドシートを使用している方が多く、シナリオ執筆だけでなくフローチャート作成やプロット書き起こしなど本執筆に入る前の作業からスプレッドシートで一貫して行っているという方もいました。

翻訳ローカライズ職種ではMemoQ(翻訳支援ツール)の人気が圧倒的!当社が保有する案件でも翻訳者の必要スキルでMemoQの名前はよく挙がるため、翻訳者として業務をするためには必携ツールといえます。

今後習得したいツールやソフトは何ですか?

2問目に、今後習得したいツールやソフトについて伺いました。

● 企画職

対象職種:プロデューサー/ディレクター/PM/進行管理/プランナー

1位 UnrealEngine5(21.1%)
2位 Unity(15.0%)
3位 Live2D(9.5%)

今後使いたい職種として人気を集めたのはUnrealEngine5でした!

よく使うツールでは前バージョンのUnrealEngine4を挙げる方はいたものの最新バージョンの5の回答はなく、「ハイクオリティ・大規模開発では必要になってくるから」「Unity有料化で注目が集まると思うから」など自身のスキルアップとして、業界の動向を踏まえて、注目している社員が多いです。

● デバッグ職

対象職種:デバッガー

1位 Unity(25.6%)
2位 Excel(15.4%)
3位 GitHub(10.3%)

デバッグ職ではUnityを学びたいという意見が多かったです。

「検証で必要になるから」「ゲーム実装の仕組みを理解することでチェック作業に役立てたい」など現在のデバッグ業務に役立てる目的だったり、「ゲームを作る方も経験したい」などデバッグ業務を経て開発段階に興味を持っている社員の声が挙がりました。

● デザイン職

対象職種:2Dデザイナー/イラストレーター/3Dデザイナー

1位 Blender(23.9%)
2位 Live2D(16.9%)
3位 UnrealEngine5(11.3%)

Blenderに興味を持つ社員の声で多かったのが「3Dの需要が増えそう」「立体への理解を深めたい」など、現状2D業務をメインにしている社員からの3Dへの興味といった様子が強くありました!
無料でダウンロード・利用できる点も挑戦ハードルが低く人気の理由になっています。

● その他職種

プログラミング職種でもUnrealEngine5の人気は高く、「普段はUnityを使用していてまだ使ったことがないため」など新しいノウハウ習得に積極的な様子が見られました。

シナリオライターでUnityを挙げている社員の中で印象的だったのが、「自分でモックアップを作れるようになりたい」という回答。シナリオを作って終わり、ではなく実際のゲーム画面に入ったときにどう見えるかまで考えたいという頼もしいご意見でした。

翻訳ローカライズ職種の回答はゲームエンジン、グラフィックツール、動画編集ツールなどさまざまな回答が集まりました。業務のなかで「ゲーム制作について興味を持った」「プログラミングに興味を持った」などいろんな分野に魅力を感じ学習意欲が湧いている様子です。

ツール習得の方法でよく使用する方法は何ですか?

最後に、ツールを習得するためにどんな方法をとっているかを伺いました。

解説ブログなどのネット記事やYouTubeなどオンラインで公開されている情報を使ってツールの使い方を学んでいる社員が多いという結果になりました!実際に画面上の操作を見て学べるものも多いので仕組みや操作手順を理解しやすいのかもしれません。

今回は当社社員が注目するツールとして票が集まった4つについて、公式から出されているラーニングツールをご紹介します。

● UnrealEngine5
企画職とデザイン職から注目が集まったUnrealEngine5は公式サイトでラーニング動画を公開しています。表示や音声自体は英語ですが、日本語字幕があるのでそちらを使用すれば理解もしやすいはずです。
https://www.unrealengine.com/ja/learn

● Unity
デバッグ職から注目を集め、企画職でもランクインしていたUnity。こちらは日本語に対応しており、「グラフィック」「エフェクト」などジャンル別に細かく分かれた動画が用意されています。
https://learning.unity3d.jp/about/

● Live2D
企画職とデザイン職でランクインしていたLive2Dは「Live2D JUKU」という公式YouTubeチャンネルを開設しており、月額990円(税込)と有料ではありますが、動画講座や講師からの添削を受けられるサービスを展開しています。
https://juku.live2dcs.jp/

● Blender
Blenderは公式YouTubeで英語のチュートリアル動画がアップされていますが、日本語字幕には対応していないようです……。
https://www.youtube.com/user/BlenderFoundation

ただBlenderは無料ツールなのでプロアマ問わず多くの人が使用しており、非公式でも丁寧に使い方を解説しているサイトが多くあるので、使い方を学ぶ際はご自身が利用しやすい方法を選んでいただけると思います。

おわりに

アンケートを通して、コンフィデンス・インターワークスでゲームクリエイターとして働く社員たちがどのようなツールを使用しているのか、現場のリアルな声をお届けしました。

現場によってさまざまな違いはあると思いますが、今回アンケートに回答いただいた当社社員は日々ゲーム開発現場で働いているので、回答に挙げられたどのツールもそれぞれ使いこなせるとゲーム業界での業務で活用できるものばかりです。

「自分の使っているツールが挙げられていた」「このツールが使えるようになればさらに即戦力として転職できるかも」などご自身のスキルやキャリアプランを見つめ直す参考になれば幸いです!

コンフィデンス・インターワークスでは皆さまのスキルやご経験をしっかりヒアリングし、それらを活かせるお仕事をご提案いたします。さまざまな案件を用意してお待ちしておりますので、ぜひお気軽にご応募ください!

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