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【代表インタビュー前編】プロサッカー選手を目指していた私が、中小・ベンチャー企業を支えるIT企業を創業したワケ

はじめまして!システムシェアードです。

私たちは「日本で最も、中小・ベンチャー企業を 支えるIT企業になる」というVISIONを掲げ、開発事業、教育事業、AWS事業を展開しています。

今回は、徐社長のインタビューをお届けします。

前編は【起業のきっかけや、VISIONへの思い、事業の特徴】など、徐社長の人柄や想いがつまったストーリーですので、ぜひ最後までご覧ください!


■ プロサッカー選手の夢から一転、クリエイティブなエンジニアの仕事に魅了されて起業


ー起業のきっかけについて教えてください!

学生の頃は、プロサッカー選手になりたいという夢を追いかけていました。

たまたまエージェントをしている知り合いに相談したら「パラグアイの二軍チームの練習生であれば紹介できる」と言われたんです。

しかし、親に相談をしたらお金を用意できないと断られてしまいました。自分でなんとかしようと、高校を卒業してから1日18時間近く働きながら、パラグアイに行くためにポルトガル語の勉強をして、サッカーの練習をしてという生活を1年間続けることになります。「いよいよパラグアイに行こう!」というタイミングで、父親から「お金をすべて使っちゃった」って言われたんです(笑)一週間悩んで、もうこれは縁がなかったんだと思って諦めました。


ー1週間で切り替えができるなんて凄いです。そこからエンジニアを目指されたんですね!

まずは、今まで”働く”ということを意識したことがなかったので「2年間で20種類の仕事を経験しよう、全部本気でやってみよう」と思ったんです。その中から一生やりたいと思える仕事を見つけようとしました。

さまざまな仕事を経験していくうちに「これからはITの時代だ」と、ある方がシステム開発の仕事を紹介してくれて、エンジニアの仕事の楽しさに魅了されていきました。

クリエイティブだし、こんな楽しく仕事をしてお金もらって良いのかなって!

加えて様々な仕事を経験して、人が好きなので人と関われる仕事をしたいと考えていました。どうせ関わるなら、優秀な人たちと関わってみたいと思ったときに、ここには全部あると思ったんですよね。しかも、屋根もあるし暑くもないし寒くもないし死ぬ危険もない(笑)この仕事を一生の仕事にしようと決めたのが20歳ぐらいのときです。

そこから5年間ほど個人事業主のエンジニアとして働きました。

当時、携帯電話でインターネット(ドコモのiモード)ができるようになったタイミングだったので、携帯で簡単にホームページを作ることができ、さらに顧客管理もできるものを開発したと同時に起業しました。


■ アイデアとやる気のある企業に、ITを活用してもっと事業を伸ばしてほしい!


ー「日本で最も、中小・ベンチャー企業を 支えるIT企業になる」というVISIONを掲げていますが、なぜ「中小・ベンチャー」を支援されているのでしょうか。

中小・ベンチャーは、無いものづくしだからこそ支援する価値があると思っています。

例えば、お腹いっぱいのグルメなお客さんにすごく高い金額ですごい良い料理を出しても当たり前のことなので感謝されないですよね。そうじゃなくて、お腹ぺこぺこな人に、良い料理を出して喜んで貰いたい。僕はそういうタイプなんです!

そして、中小・ベンチャー企業は、アイデアもやる気もある前向きな企業も多いですが、日本のIT投資額(12兆〜15兆ほど)の内、中小ベンチャー投資額は1,000億しかないんです。これって海外と比較すると明らかに異常値です。日本の時価総額ランキングがずっと変わらないのは、中小企業にお金を出す投資家が少ないからなんですよね。そんな状況ですが、中小・ベンチャーこそ「ITを活用してもっと事業を伸ばしていける」と思い、そこにターゲットを絞りました。

今まで多くの中小・ベンチャーの皆様を支援してきましたが、私たちは本当に良いお客様に恵まれています。

以前、教育事業(ITスクール)で会場手配をミスをしてしまって、会場を使えなくなってしまったことがあったんです。あわせて10社ほどに謝りに行ったのですが、その時に対応してくださった会社の方々がとても丁寧に対応してくださって「こういう会社のために仕事したい」と心から思ったことを覚えています。


■ 時代を読む力と、誰もが働ける仕組み化で新たな事業へ

ー開発だけではなく教育事業(ITスクールやIT研修など)を展開していることが当社の事業の特徴ですが、なぜ教育事業をはじめたのですか?

教育事業を始めたきっかけは、2つあります。

1つめは、ITの本質って人材育成業か、即戦力採用業だと思っています。即戦力採用業の場合だと、A社からB社へ移るだけなので世の中はあまり変わらない「じゃあ人を育てよう」と思いついたこと。

2つめは、当時のリーマンショックです。

たくさんの会社が倒産していきました。私たちも開発案件がなくなり、4割ぐらい仕事がなくなりました。そんな状況の中でも、裏側をめくったら何かチャンスがあるんじゃないかなと思ったんです。風船って、へこませるとどこか膨らみますよね。その反動で膨らむところはどこだろうって考えたんです。

当時、リストラされていたのは40代、50代。働き盛りだけれども、生産性とのギャップがでてくる世代です。いつか景気があがってきたとしても、その年齢で一度職を失うと再就職するのは多分難しい。そうなると、長い期間にわたって税収が減ってしまい国は困るだろう、絶対ここに補正予算を出すだろうと思ったんですよね。

そこで、衆議院議員、民主党の政策委員会、経産省など色んなところに電話をかけたんです。ある方から「◯月◯日の経済新聞を見なさい」と言われたので、見てみたら、現在で言う雇用の維持に関して補正予算がでるということでした。そして、少し遅れて、教育にも予算がつくということでしたので、それを活用してITの研修をやっていくことにしたんです。



あとは、他の企業に対して、ちょっとイラっとしていました(笑)

当時「IT業界は35歳定年説」みたいなのがあったんです。リーマンショック前、2007年までは景気も良かったので、どの企業も高い給料を払ってどんどん採用していたんですよね。採ったのは良いものの、景気が悪くなったらリストラ…。そこに疑問を感じていました。

僕は絶対にそういう会社を作りたくない、エンジニアが60歳になっても現役で働けるような会社を作りたいと思いました。また、教育事業をすることで、例えエンジニアとしては働けなくても、人に教えることはずっとできるので、そのために講師のキャリアも作りました。


当時は、中小企業へITを教える機関が少なくて、1人あたり1ヶ月60万円…高くてとても払えない金額でした。いざ、やってみたら何故そんなに高い価格設定になるのかが分かりました。教育の需要は主に春先。そこに集中するので、会場費用も高く、高額な外部講師を活用して運営するので必然的に値段があがってしまうんですよね。私たちは、講師を自社社員でできればもっと安くなるし、雇用も生まれるのではないかと、いうことで始めました。結果的に1ヶ月で20万円と3分の1になったうえ、助成金で研修費用も無料になる。というスキームを作りました。真似する会社はめちゃ増えましたが、自分達がもっともっと圧倒的スピードで、先を走ればいいかなと今は割り切っています。


余談ですが、僕は昔、学校の先生になりたかったんです。家庭の事情で目指すことができなかったのですが、代わりにボランティアでサッカーのコーチをずっとやっていて「教えることが好きだった」というのも、教育事業を始める根本にあるのかもしれません!


ー徐社長はどんな状況でも前を向いて挑戦しつづけ、人を大切にされてきたことが伝わるインタビューでした。ありがとうございました!



徐社長インタビュー前編、いかがでしたでしょうか。

後編では【VALUEへの想いや、採用したい人物像、今後について】などをお話しいただく予定です。お楽しみに!


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