2021年6月4日午後、日本から台湾へ、新型コロナウイルスのワクチン124万回分が無償提供されました。東日本大震災時の多額の援助や、日本でマスク不足が深刻化した際に多くの医療用マスクが寄付されたことなど、台湾への「恩返し」となりました。

台湾にワクチンが到着する直前に発表されたこのニュースに対して、台湾では日本に対する感謝の言葉があふれる中、当社所属のクリエイターの「サンエン台湾」が公開したあるメッセージ動画が「とても感動的だ！」として話題を集めました。

「サンエン台湾」は、台湾在住外国人クリエイターとして初の100万登録を達成した「三原JAPAN」の日本向けチャンネルです。台湾人のズズと日本人のマナを中心に、三原慧悟、JUNちゃん、リンリン、SATOちゃんの6名がチームとして台湾のグルメや日本との文化の違いなどを発信しています。

5月中旬に台湾でコロナウイルスの国内感染が深刻化したあとも、中国語チャンネル「三原JAPAN」では、メンバー6名がUber EATSで注文できるお気に入りのお店を紹介しつつ、コロナ渦で働く外食産業や配送員の方々へ感謝を述べる動画を公開。また三原慧悟が台湾の大ヒット曲をアレンジした「StayHome」を呼びかける替え歌動画も話題を集めるなど、コロナ渦でも精力的に活動をしています。

（台湾の人気アーティスト”八三夭”のヒット曲「東區東區」を同じ発音の「Don't 去 Don't 去（行ってはダメ、行ってはダメ）」にアレンジしたStayHome啓発のための替え歌動画）

そして今回、日本からのワクチンが無償提供されることが報道された翌日に、日本と台湾の視聴者にお互いエールを送るメッセージをファンから募集。その日の夜に日本と台湾で同時に動画が公開されました。

動画の中では「ワクチン不足の窮地から助けてくれてありがとう」「コロナが収束したら台湾に遊びに来てください」「一緒に頑張りましょう」などの台湾の方々からのメッセージを紹介。コメント欄はもちろんのこと、インターネット上にも今回の動画について温かいコメントや感動の声が寄せられました。

また同時公開された中国語チャンネル「三原JAPAN」の動画には、過去にコラボレーションをした事がある台湾の蔡英文総統から「三原さん、そして日本の良き友人のみなさん、ありがとうございます。一緒に頑張りましょう」とコメントが書き込まれた事もあり、台湾メディアでも大きく取り上げられました。

日本と台湾の両方にチャンネルを持つチームであるからこそ、日台同じタイミングでメッセージを送りあい、思いを共有することができた今回の動画。サンエン台湾は、これからも日本と台湾の日台友好に貢献できるよう、活動を続けていきます。