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拝啓「ニートの僕」へ。今は楽しく生きています。

あなたにとって、『自立』という言葉は、どういう意味ですか?

『自分の意志で道を選び、選んだ道を正解にするべく努力すること』

この文章は、株式会社Hajimariのビジョンに掲げられている『自立』という言葉の定義です。

転職活動中だった26歳の僕は、この文章に魅せられ、深く共感し、Hajimariへの転職を決意しました。

そして、僕の書くこの記事には、なぜ『自立』という言葉に深く共感したのかどんな思いでHajimariに転職をしたのか、僕の経験を元に書いています。

「就職して3年が経った。このまま今の会社でいいのか不安だな・・」

「もっと気楽に遊んで暮らしたいな・・・もっと自由に生きていきたい・・・」

こんな悩みを抱えている、昔の僕のような人に読んでいただけると嬉しいです。

◆キャリアサマリー
◆自己紹介
◆就活活動時代
  ✓たった3ヶ月の就活
  ✓初めての『自立』
◆監査法人時代
◆ニート時代
  ✓大手町のサラリーマンから「N」へ
  ✓情報社会の弊害
◆Hajimariへの転職理由
◆探しています「昔の僕」


◆キャリアサマリー

1993年7月:茨城県で生まれる
2016年11月:公認会計士試験に合格
2017年3月:上智大学経済学部卒業
2017年4月:有限責任あずさ監査法人入所
2019年9月:有限責任あずさ監査法人退所
2020年6月:株式会社Hajimari入社


◆自己紹介

突然ですが、自己紹介させてください!

現在、Hajimariの経営企画室に所属している、飯島光修(いいじまみつなが)と申します。

業務内容としては、日々の月次決算業務や、事業計画・予実管理など、主に経理・財務関連の仕事をしております。



出身は茨城県です。3人兄弟の真ん中として、生まれました。

身長が低いこと以外は、特に何不自由なく成長し、自宅から自転車で10分ほど離れたところにある中高一貫校に入学しました。

中高時代には、部活・文化祭・体育祭・合唱コンクール・大学受験など、どこにでもあるような学校行事1つ1つの全てを、全力で楽しみ、大学進学を機に上京しました。

大学時代も、サークル活動に熱を注いでは、疲弊して授業を寝て過ごし、バイトで日銭を稼いでは、そのお金も全てサークル活動に流れていくという生活をしていました。

このように、飯島という人間の属性は、「何不自由なく、レールの上を歩いてきた人間」という、いかにも地方の中高一貫校出身・私立の文系大学出身らしい人間です。

そんな『自立』から程遠かった僕が、なぜ『自立』という言葉に深く共感し、Hajimariに所属しているのか。

それは、大学3年生の夏の終わり。

学校組織という井戸から、社会という大海を初めて眺めたときの話をしなければなりません。



◆就職活動時代

✓たった3ヶ月の就活

転機はいきなり訪れます。
大学のサークルを引退する時期が近づいていた、大学3年の7月。

将来のことを漠然と考え始めた僕は、就職活動を始めます。

そのときの僕は、社会人生活を、「大学生活というモラトリアムが終わったあとの地獄のような期間」と捉えていました。

しかし、就活を始めたばかりの僕の目の前に現れたのは、かっこいいビジネスマンでした。

いきいきと僕たちをリクルートする方々、仕事上の夢を語る方々。

たった数ヶ月でしたが、この短い就活期間で、就職という価値観が変わりました。責任やプレッシャーに押されながらも、社会にインパクトを与えようとしている人の姿は、魅力的でした。

そんな価値観が形成されたからこそ、もっと真剣に将来のことを考え、自分自身で行き先を決め、納得の行く場所で、いきいきと仕事をしたいと考えました。


一方で、就活に対して、ネガティブな感情も浮かびました。

「なぜ自ら行きたいところを決めたのに、面接で落とされなきゃいけないのか?」

「今就職しても、何も能力が身につかないのではないか・・」

就活のポジティブ面だけでなく、ネガティブな面も意識したからこそ、もう一歩踏み込んで、来年の就活のための行動ではなく、もう少し遠い未来を見据えた行動が重要だと感じたのです。


そんなときに出会ったのが、公認会計士という資格でした。

そのときの僕は、簿記というものに触れたこともありません。会計士がどんな仕事をするのかさえ知りませんでした。

しかし、会計士を調べるにつれて、会計士の魅力に気づき始めました。

会計士資格の魅力の1つに、「キャリアの選択肢の豊富さ」があります。

監査法人・財務コンサル・企業内会計士・税理士など、会計士合格を通じて、幅広い選択肢をもつことができます。

「自分の能力をもって、働き方を選択できる自由な世界に行くことができるかもしれない」

「短い目で見ると、周りの友達からは出遅れるかもしれない。でも、長い目で見ると、キャリア上必ずプラスに働くはずだ」


そんな思いから、就活を3ヶ月で辞め、公認会計士を目指し始めました。


✓初めての『自立』

今思うと、公認会計士を目指すと決めた瞬間、あの瞬間こそ、僕の初めての『自立』だったと感じます。

とはいえ、非常に怖い決断でした。本当にこれでいいのか?と何度も自問自答しました。


「周りの友達からは、最低1年はおいてかれてしまう・・」

「本当に2,3年で合格することができるのか・・」

「周りと違うことをいきなり始めて、後悔しないだろうか・・」


しかし、会計士を目指すと決断した以上、やることは、受かることだけを考えて勉強するだけです。

これこそまさに、『自分の意志で道を選び、選んだ道を正解にするべく努力すること』でした。

公認会計士試験を通して、この価値観が、深く心に刻み込まれました。




会計士を目指し始めたあの瞬間から、早6年。同じ価値観をもったHajimariに出会うことができました。

これが、僕のHajimariへの転職理由です。



◆監査法人時代

大学5年生の秋、約2年間の受験生活を終え、会計士試験に合格することができました。

そして、会計士試験合格後の就活を終え、あずさ監査法人に勤務することになります。

ここまでは、我ながら脚本通りに歩むことができました。

しかし、監査法人時代は、充足感に満たされない・やりがいを感じられない・あつくなれない、そんなどこか満たされない日々が続くことになります。

先輩・同期と飲むのは楽しい、仕事もつまらなくはない、想像以上にホワイト企業で待遇・労働環境も悪くない。

言葉で表現するならば、「マイナスはないが、プラスもない環境」

単純にわくわくする環境ではありませんでした。


◆ニート時代

✓大手町のサラリーマンから「N」へ

監査法人に2年間勤務したら、監査法人を退職しようと考え始めました。



そんな考えだったので、意識は「目の前の業務」から「外の世界」へ向きます。

そして今の時代は、幸か不幸か、「外の世界」の情報を簡単に入手することができます。


・若くして、起業して成功を収めている人

・エンジニアとして、ノマドワーカーをしている人

・海外バックパッカーとして、海外放浪して生活している人

・グループYouTuberとして、遊ぶように過ごして、生計を立てている人


そんな楽しそうで、気楽そうで、自由に生きている人たちを、羨ましく思ってしまいました。

「羨ましく思うなら、俺も自由に生きてみよう」という精神で、次にやることも決めずに、監査法人を退職します。

人生で初めて、何の組織にも所属しない期間を選択することになります。



こうして、僕はNになりました。



Nになった後は、朝から晩まで、全ての時間が自分のものです。さぞかし幸せな時間なのだろうと思っていました。

読みたい本を読み、会いたい人に会い、食べたいものを食べ、寝たいときに寝て、起きたいときに起きる。

文字にするだけで、想像するだけで、幸せそうに見えます。



しかし、こんな生活を続けてたった数週間。僕は「楽しくないな」と感じてしまいました。

退職してすぐに感じました。

直感的にはそう感じながらも、Nの期間はその後9ヶ月間続きます。

9ヶ月間の迷走後、Hajimariに出会いました。

やりたいことをやりきり、今できることを認識し、迷走しきった僕だからこそ、今感じることがあります。


✓情報社会の弊害

今のこの時代は、情報に溢れています。溢れすぎています。

だからこそ、僕のような人間は、簡単に情報に踊らされてしまいます。

つまり、自分の思考・行動自体が、情報によって歪んでしまうということです。



一方で、この情報社会でも変わりにくいものもあります。

下記の2つは、どんなに情報が脳内に流れ込もうとも、揺るがないものです。


『内面に備わる価値観』:原体験たるものを通して、自分自身が感じたこと

『客観的なcan』:周りの人から、客観的にできると思われていること


『内面に備わる価値観』『客観的なcan』を、自分の中で再認識することが、この情報社会では重要だと感じました。




■『内面に備わる価値観』

僕の人生を通して、「楽しい」「わくわくする」という経験は、常に組織一丸となって、何かの目標を目指すことにありました。

中高の文化祭では、偶然同じクラスになった赤の他人と、文化祭の成功にむけて時間を共にし、友人以上の関係になっていく過程。

大学のサークルでは、涙を流し、苦しさを経験し、それでもサークル一丸となって、目標達成しようと努力する過程。

そんな過程から得られるわくわく感こそ、僕の原体験であり、「内面に備わる価値観」です。



■『客観的なcan』

監査法人時代では、上司と比べて、自分の会計能力の不甲斐なさに、引き目を感じていました。

だからこそ、会計の世界から目を背け、違う「外の世界」ばかりに目を向けていました。

ただ、腐っても会計士試験の合格者、会計能力が人並み以上であることは、『客観的なcan』として、周りから認められています。

『客観的なcan』たる会計に対して、もっと真摯に向き合おうと決意をすることができました。


脳内に入り込む情報に反応的にならずに、これらの『内面に備わる価値観』『客観的なcan』を再認識することによって、充実感のある幸福な生活を送れるのだと、今では確信しています。



◆Hajimariへの転職理由

最後に、もう1度、Hajimariへの転職理由について言及させてください。

冒頭に、Hajimariが掲げる『自立』の定義を書きましたが、原文はもう少し長いです。

HPに載っている原文は下記です。

私たちの考える「自立」とは、以下の二つを満たすことを指しています。

①世の中の常識や人の意見に惑わされず、自分自身の価値観で、自分が信じる道を選ぶこと

②自分が選んだ道がたとえ困難な道であっても、それを正解にするべく日々やり抜くこと


②については、会計士受験を通じて、心に刻み込まれました。

レールの上から外れてしまうかもしれない、後悔するかもしれない、それでも自分の選んだ道の正しさを信じて、日々の努力を継続する価値観です。



①については、Nの期間を通じて、認識することができました。

情報過多な現代社会では、情報に毒されて、行動・思考が歪んでしまいます。

そんな環境の中でも大事なことは、自分の『内面に備わる価値観』『客観的なcan』を認識して、自らの行動を決めることです。



①・②ともに、僕のターニングポイントで形成された、人生において重要な価値観です。

そして、この価値観と合致しているのが、株式会社Hajimariの価値観です。

だから僕は、Hajimariへの転職を決意しました。



◆探しています「昔の僕」

この記事では、僕の人生について書かせていただきましたが、僕のような人はごまんといるはずです。

地方の中高一貫校出身・私立文系大学出身という属性の中でも、僕自身は、非常に一般的な人間だからです。

だからこそ、僕のような人が、今後の人生に悩んでいるのならば、1度でいいので、株式会社Hajiamriを訪れてほしいです。

そして欲を言えば、一緒に働いて、Hajimariを盛り上げていきたいです。



Hajimariのメンバーは、自分自身にも、他の社員にも、『自立』を求めている会社です。

『自立』という言葉に、少しでも共感したのなら、是非話を聞きに来てください。



会えること、一緒に働けることを、楽しみにしています。

長々と文章を読んでくださり、ありがとうございました。



P.S. 僕はニートを「Nの人」と呼んでいます。

株式会社Hajimari(旧:株式会社ITプロパートナーズ)では一緒に働く仲間を募集しています
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