大手メーカーでのBtoBマーケティング、スポーツ用品を扱う企業でのBtoCマーケティングを経験した後、結婚を機に離島へ移住した鈴木咲良さん。
出産後は約1年間仕事から離れ、子どもが1歳半になったタイミングでMarche株式会社へ入社しました。
企業の規模ではなく、自分が身につけられるスキルを重視するようになった理由。離島での子育てを通じて、もう一度働こうと思ったきっかけ。そして、フルリモート・フルフレックスで働くMarcheの組織文化。
今回は、鈴木さんのこれまでのキャリアと、Marcheで働くリアルについて聞きました。
鈴木咲良 プロフィール
2024年8月、Marche株式会社に入社。
新卒で大手メーカーに入社し、半導体部品を扱う部門でBtoBの営業推進・販売促進に約2年半従事。その後、スポーツ用品やトレーニングウェアを扱う企業へ転職し、BtoCマーケティングやブランディングを約5年間経験する。
結婚を機に離島へ移住し、リモートワークを続けた後、出産に伴い退職。約1年間の休職期間を経てMarcheへ入社した。
現在は、SEOをはじめとするマーケティング支援業務に携わりながら、将来的に新規事業の立ち上げを目指している。
大企業で働くなかで、「会社に依存しないスキル」が必要だと感じた
――まず、これまでのキャリアについて教えてください。新卒のときは、どのような軸で会社を選んだのでしょうか?
過去の留学経験が、自分の中ですごく大きかったです。
せっかく英語を勉強したので、それを活かして、日本企業が海外へ販路を広げたり、事業を拡大したりするところに関わりたいと思っていました。
就職活動では日本のメーカーを中心に受けて、最初の会社に入社しました。そこでHDDという、PCやサーバー、データセンターなどに使われる部品の営業推進や販売促進を2年半ほど担当しました。
――その会社から転職しようと思った理由は何だったのでしょうか?
入社してみると、外からは見えなかったことも見えてきました。
同じ部署で働いていた方が早期退職の対象になり、会社を辞める姿を見たときに、大きい企業だから完璧というわけではないし、大きな企業で長く働いていれば必ず安泰というわけでもないんだと実感したことがひとつのきっかけです。
当時扱っていた商材が比較的ニッチだったので、今の経験がほかの商材や事業でも通用するのかを考えるようになり、自分自身にスキルを身につけなければいけないと思いました。
それなら、次はBtoCのマーケティングも経験してみようと思い、スポーツ用品やトレーニングウェアを扱う会社へ転職しました。
離島での子育てを経験し、仕事に戻ることを決めた
――その後、結婚を機に離島へ移住されています。出産後は、すぐに仕事へ戻ろうと思っていたのでしょうか?
いえ、生まれる前は、仕事に戻ってもいいし、子育てを長く続けてもいいし、どちらでもいいと思っていました。
夫も私も、幼稚園に入る頃までは母親に育ててもらっていたので、何となく「3歳くらいまで自分で子育てするのかな」と考えていたんです。
ただ、実際に子どもが生まれると、子育ては分からないことばかりでした。
第一子だったので、泣いている理由も分からないし、何をしたらいいのかも分からない。インターネットやChatGPTで、ずっと調べていました(笑)。
自分の子どもは想像以上に可愛いですし、一緒に過ごす時間は楽しくて、すくすく成長していく姿を見られるのは尊いです。でも、1年が経つ前くらいから、「このまま専業主婦としてずっと家にいるのは、自分には合っていないかもしれない」と思い始めました。
――離島という環境も影響していた?
そうですね。
夫や家族は近くにいましたが、自分の親や、昔からの友人には気軽に会えませんでした。
LINEや電話はできますが、やっぱり直接会って話すのとは違います。日中は子どもと二人だけで過ごすことが多く、大人と話す時間もほとんどありませんでした。
子どもが泣いていても理由が分からない。相談したくても、同じ温度感でリアルタイムに相談できる人が近くにいない。
そうした孤独を感じることが増えて、少し仕事をした方が、自分の気持ちを切り替えられるのではないかと感じ始めたことも大きかったです。
子どもが1歳を過ぎた頃から仕事を探し始めて、1歳半のときにMarcheへ入社しました。
――仕事へ戻ることに、迷いはありませんでしたか?
人によって考え方は違うと思います。
早い時期に子どもを預けることを「かわいそう」と感じる方もいると思いますし、できるだけ長く一緒にいたい方もいると思います。
ただ、私は、お母さん自身が幸せで、精神的に安定していることも大切だと思っています。
お母さんがずっとイライラしていたり、不機嫌だったりすると、子どもにも家族にも伝わってしまいます。
私の場合は、仕事を再開したことで気持ちを切り替えられるようになりました。月に一度東京へ行って、親や友人にも会いやすくなり、精神的にもかなりリフレッシュできました。
私にとっては、子どもが1歳半になったタイミングがちょうど良かったんだと思います。
再就職活動のなかで、「自分で事業を動かすこと」に興味を持った
――仕事を探し始めてから、すぐに一般的な転職活動をしたのでしょうか?
最初の3カ月くらいは、自分が本当に何をしたいのかを、ゆっくり考えたいと思っていました。
そこで、子育て中の女性が企業で実務を経験するボランティアプログラムに参加しました。
起業や独立を支援している企業で、SNS運用やLINEを活用したマーケティングを担当しました。
その会社では、子育てなどで働ける時間に制約がある方に向けて、家族との時間を大切にしながら、自分で事業をつくる方法を支援していました。
その経験から、会社員として働く以外にも、自分で事業を立ち上げて働くという選択肢があるんだと感じました。
私の両親も自営業だったので、事業をつくることは、自分のルーツとしても興味のある領域だったのだと思います。
「私、何か質問されたかな?」と思ったMarcheの面談
――そこから、どのようにMarcheと出会ったのでしょうか?
ボランティアが終わった後に、本格的に履歴書を出して、何社か面接を受け始めました。
フルリモートで働くのが必須条件のため、選択肢が少ない中での就職活動は進展が遅く、
「どうしようかな」と考えていた頃に、齋藤さんからスカウトをもらったんです。
そこから、水島さんと話すことになりました。
――最初の面談は、どのような印象でしたか?
水島さんが、ずっと一人で話していました(笑)。
面談が終わったときに、「私、何か質問されたかな?」と思ったくらいです。
しかも、面談の後に突然、おすすめの本が送られてきて(笑)。
次の面接があるのかなと思っていたら、今度は急に「社員のメンバー全員と顔合わせをします」という話になりました。
選考がトントンと進んで、気づいたら入社していたという感じです。
――少し変わった選考だったと思いますが、Marcheに興味を持ったのはなぜでしょうか?
Marcheが、スタートアップや中小企業のビジネスの成功を支援していることに興味を持ちました。
ボランティアを通じて新規事業や起業に興味を持ち始めていたので、事業の芽を大きくしていくため、企業の成長を支援する仕事は面白そうだと思いました。
もう一つ大きかったのが、Marcheの「子どもが大人になりたいと思える世の中を創る」という理念です。
自分にも子どもが生まれたばかりだったので、その理念には強く共感しました。
子どもが生まれたことで、これからの人生や、仕事に使う時間をどうしたいかも考えるようになっていました。
そのタイミングでMarcheと出会えて、こういう会社で働けたら面白そうだと思いました。
Marcheでなければ、これほどスムーズに復職できなかった
――実際に入社して、仕事と子育ての両立はいかがですか?
Marcheでなかったら、これほどスムーズには仕事復帰できなかったと思います。
一般的な時短やパートで復職する場合、勤務時間だけではなく、働く場所にも縛られることが多いですよね。給与も、以前より下がる可能性があります。
業務委託という選択肢もありますが、もともと個人事業主として働いていた人でなければ、仕事を見つけるのが難しい面もあると思います。
Marcheではフルリモート、フルフレックスで、正社員として働かせてもらっています。
これまでの経験を生かしながら、プロフェッショナルとして仕事へ戻ることができたので、本当にありがたいです。
――フルリモートだからこそ助かっているのは、どのような部分でしょうか?
リモートだからこそ、名もなき家事を仕事の合間に進めることができたり、
フルフレックスでもあるので、時間の融通が効く点はとても助かっています。
例えば、保育園へ迎えに行く前に、ご飯を炊いておくことができるだけでも、かなり違います。
本当に小さなことですが、そういうことの積み重ねが時間や気持ちの余裕にもつながると思っています。
子育て中の人に必要なのは、働ける時間を確保することではなく、心の余裕です。
子どもと落ち着いて食事ができる時間や、家庭の事情に合わせて働き方を調整できることが大切。
だからこそ、制度として育休や時短勤務があることも重要ですが、それ以上に、会社や周囲の人がその働き方をどれだけ自然に受け入れているかが大きいと思います。
自由な働き方には、自律性と責任が必要
――Marcheはどんな組織だと思いますか?
Marcheには、良い意味で、一人でも動ける人が多いです。
だからといって、何でも一人で解決しなければいけないわけではありません。分からないことがあれば、きちんと質問できますし、聞けば周りの人も教えてくれます。
自分で考えて進めながら、必要なときには周りを頼る。そのバランスが取れている組織だと思います。
――良い意味で、個人事業主が集まっているような感じがありますよね。
確かに、そうかもしれません。
それぞれが、自分の仕事に対して目的意識や責任感を持っています。
「こういうことをやりたい」という思いがある人や、任された仕事に対して「頑張ろう」と思える人にとっては、Marcheは働きやすい環境だと思います。
逆に、細かく指示をしてもらわないと動けない人や、自分の仕事の目的を考えることが苦手な人にとっては、難しさもあるかもしれません。
自由度が高い分、自分で考えることも求められる会社です。
将来は、子どもに関わる新規事業をつくりたい
――今後、Marcheで挑戦したいことはありますか?
将来的には、新規事業を立ち上げたいと思っています。
Marcheには「子どもが大人になりたいと思える世の中を創る」というビジョンがあるので、子どもに関わる事業をつくってみたいです。
以前、水島さんたちと話していたのは、「はじめてのおつかい」のような体験を、一般の家庭でもできるサービスにしたら面白いのではないかというアイデアでした。
テレビ番組では選ばれた子どもしか体験できませんが、写真撮影のサービスを申し込むような感覚で、多くの家庭が体験できたら面白そうだなと思っています。
まだ具体的に決まっているわけではありませんが、子どもに関わる事業には挑戦してみたいです。
まずは、今担当している案件を通じてSEOの経験を積み、成果を出せるようになって、他の新規事業にもSEOやマーケティングの知見を活かして貢献していきたいです。
自分のキャリアを、自分で選びたい人へ
――最後に、Marcheへの入社を検討している方へ、メッセージをお願いします。
私は、大きな会社で働いた経験を通じて、会社に依存するのではなく、自分自身がスキルを身につけることの大切さを感じました。
その後、離島への移住や出産を経験して、働く場所や時間だけではなく、これからの人生で何をしたいのかを改めて考えるようになりました。
Marcheは、会社が決めたキャリアをそのまま歩く場所ではないと思います。
自分でやりたいことを考えて、必要なことを学び、周りの力も借りながら仕事を進めていく会社です。
働く場所や家庭の事情によって、これまでの経験を諦めたくない人。自分のキャリアを会社任せにせず、自分で動かしていきたい人。顧客の事業を支援するだけではなく、将来的に自分でも事業をつくりたい人。
そういう方にとっては、すごく面白い環境だと思います。
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