柔軟なキャリア形成を叶える、Sun*グループで実現したPMキャリアとは

Sun terrasでは、エンジニア自身のキャリア志向を尊重し、実現に向けたサポートに力を入れています。特に、Sun*グループのメリットを活かした柔軟なキャリア形成を実現できる点が特徴の1つ。

今回は、Sun terrasでのエンジニア経験からプロジェクトマネージャー（PM）に転向、さらにSun*へ転籍して活躍している二人にインタビューを行いました。

なぜPMを目指したのか、どのような仕事に関わり、今、何を感じているのか。Sun*グループで実現してきたキャリアのリアルに迫ります。

エンジニアからPMへ、キャリアチェンジを決めたきっかけ

――エンジニアからPMを目指した理由を教えてください。

國里: 以前の会社でご一緒したプロジェクトマネージャーの方に憧れて、PMを目指しました。ステップアップ、あるいはキャリアアップという捉え方をしていましたね。前職でもエンジニアからPMになるキャリアパスがあり、Sun terrasに入る前からキャリアとしては考えていました。

白金: 理由は主に二つあります。一つ目は、正直に言うと、手を動かして作るだけでは物足りなくなってしまった、という点です。Sun terrasではフロントエンドもバックエンドも、良い技術を使って開発を経験させてもらいました。一方で、せっかく開発したシステムが全然使われない、ということがあり、「何のためにやってるんだろう？」と感じるようになりました。

二つ目は、僕自身の興味が「社会」に対して強かったことです。大学は文系で、趣味の一人旅をする時も、宗教や歴史、文化に触れて現地のことを知ることが好きでした。同じように、開発をする中で「どのようなきっかけでこのシステムの開発が始まったのか？」「リリースした後、どのように社会に影響を与えていくのか？」という上流や影響範囲に興味が移っていきました。エンジニアよりもPMの方が色々できそうだと感じ、ちょうど社内でPM育成コースの誘いを受けて、キャリアチェンジを決めました。

PMの基礎を作った育成スクール

――PM育成コースではどんなことを学ばれたのですか？

白金: 模擬プロジェクトと知識のインプットが中心でしたね。要件定義や画面設計などでアウトプットを作ったり、知識のインプットとして毎週テーマについて自分で調べてまとめたり。あとはみんなで振り返りをやる、会議型学習のようなものもありました。

國里: 同じです。講義のような授業を受けるものと、テーマをもらって自分で調べていくインプット、そしてアウトプットとして模擬プロジェクトで画面設計書や要件定義書を作る、という内容でした。

――コース終了後は、すぐにPMとして現場に配属されたのでしょうか？

國里: 間にOJT研修があり、その後に晴れてPMとして参画する流れでした。Sun terrasで半年ほど現場を経験し、Sun*へ転籍しています。当時はSun*のことを詳しくは知らなかったのでドキドキしましたが、同時に楽しそうな会社だと思っていたので、ワクワク感もありつつ、という感じでした。

エンジニア経験が活きる、PMの仕事とやりがいのリアル

――現在関わっているプロジェクトや役割について教えてください。

國里: 主に二つ携わっています。一つは、福島県内で運用するスマートモビリティの開発プロジェクトで、学校に導入して登下校に活用する事業内容です。このプロジェクトでは、リードPMとして入っています。

もう一つは、これから本格的に動いていく案件で、百貨店などで取り扱う伝票をデジタル化するプロジェクトです。こちらは年単位の大きなプロジェクトで、二人目のPMとしてPoCから参画しています。

異分野でクライアントの性質も違いますが、これまでも主にWebアプリケーション開発に関わっていて、二つとも希望が取り入れられていると思います。基本的には色々なプロジェクトを経験したいと思っていて、これまでも業種や方向性は幅広く担当しています。

白金: 私は、とある権利管理サービスとSIer向けプロジェクトの二つに携わっています。前者はSun terrasでOJTの時から関わっているので、もう4年になります。

最初は技術の分かる人が欲しいというニーズ、また自身が法学部卒で法律の知識もあり、プロジェクトに入りました。データベース設計など、エンジニアの延長線のようなところから入りましたね。徐々にPMとしての立ち位置に移りましたが、現在もリードエンジニアのような役割をしています。コードは書いていませんが、ブロックチェーンのアーキテクチャなども含めて担当しています。

――エンジニアとPMの違いについて、どのように感じますか？

國里: エンジニアの時は、与えられた要件に対して「どの機能を実装するか」という目線で考えていました。PMになってからは、もっと上流の要件自体を考えることになるので、よりビジネス的な観点や、ユーザー目線での広い視野が必要だと感じています。

白金: PMを目指した理由でもある、「社会」という視点が広がったと思います。要件が決まっているものを作るのではなく、どうやってその先の社会や、プロダクトの成長、クライアントのことを考えるか、意識するようになりました。

――エンジニア経験があることで感じるメリットはありますか？

白金: ビジネス側と技術側の橋渡し役ができていると感じます。例えば、ビジネスとしての数年先を考えた時に、その広がりを実現するためにデータベースやアーキテクチャをどう仕込んでおくか、といったことを考えるようになりました。エンジニアが希望を伝えてきた時に、「それは5年後くらいに炎上するからやめた方がいいよ」といった会話ができるのは、技術も知っているからだと思います。エンジニアを経験した人の方が、安定したプロダクトを作りやすいのではないでしょうか。

國里: 自分は、エンジニアスキルを求められるプロジェクトに多く参加しています。設計を踏まえて要件定義以降を進めていきたい、という依頼を受けるので、そういった需要は結構あるのではないかと思います。それから、ベトナム側のエンジニアの見積もり内容などを見て改善のフィードバックができる点など、経験を活かしてより質の高い設計につなげられていると思います。

――PMとしての仕事の面白さ、やりがいはどんなところでしょうか？

國里: やはり、機能や道筋を自分で考えて、実現させていくところが楽しいです。エンジニア時代以上に、サービスについて深く考えることができています。PMを目指すきっかけになった方もサービス全体のことを熟知していたので、自分も近づくことができているのかな、と感じます。

白金: 自分は、個人のスキル成長以上に、プロダクトの成長や、一緒に働いているジュニアメンバーの成長に興味を持ち始めたのが、大きな変化です。これまで失敗しながらも少しずつできることが増えている実感はありますし、今はマネージャーとしての成長を意識しています。

はたらく環境としてのSun*グループ

―― Sun terrasとSun*の違いについて、どのように感じていますか？

國里: 大きな違いは、働くスタイルでしょうか。Sun terrasでは客先で、お客様のチームに入って開発していました。一方のSun*では、自社でチームを作って開発していくことが多いです。エンジニアだけでなくデザイナーやビジネス観点のメンバーもいて、幅広い職種が社内で一つのチームになるところが、大きく違う点ですね。

職種や住む場所、ベトナムも含めてバックグラウンドの違うメンバーが一緒に働く中での繋がりを感じます。

白金: 國里さんの言う通りだと思います。一方のSun terrasは、良い方向にキャリアを変えていくことのできる環境、というイメージがあります。評価面談で相談したり、営業の人と話やすかったりと、キャリアを考える時の相談先や、話せる機会は充実していたと思います。

―― Sun*とSun terras間での交流はあるのでしょうか？

國里: 直接的な交流はイベント時などにあります。また、同じプロジェクトに入るケースもありますね。営業担当の方と顔見知りでフィードバックの仕組みも理解しているので、プロジェクトの際はコミュニケーションが取りやすいです。

白金: オフィスが共通しているので、出社すると会って話すこともあります。以前、たまたまオフィスに行ったらSun terrasで当日開催するイベントに誘われて、そこで知り合ったメンバーと趣味が合いプライベートの交流に発展した、ということもありました。

これからPMにキャリアチェンジしたい方へ

――これから先に目指す方向性があればお聞かせください。

國里: もっと大きなプロジェクトに入ってPMスキルを磨きつつ、エンジニアの経験を活かした設計などのスキルも伸ばしていきたいと思っています。

白金: 個人的に、PMという職種は手段だと考えていて、これからもっとビジネス寄りのことに挑戦していきたいです。もしかしたらPdM（プロダクトマネージャー）のようなポジションかもしれませんが、プロダクト開発をもっとしたいですね。

――最後に、PMにキャリアチェンジしたい方へアドバイスや応援メッセージをお願いします。

國里: クライアント目線や、サービス自体のことを考えるのが好きなエンジニアの方は、PMに向いていると思います。エンジニアからPMに変わることで、エンジニアのスキルも活かせますし、自分ができることの幅が広がるので、楽しさがあります。キャリアチェンジを考えている人は、ぜひチャレンジしていただけると良いと思います。

白金: PMの経験は、キャリアとして損することはないと思います。仮にPMをやってみて、またエンジニアに戻りたいとなった時も、確実に仕事の幅が広がると思います。少しでも興味があったら、「一度やってみる」というくらいの気持ちで、ぜひ踏み出してみるのが良いと思います。

プロフィール

國里 英光／Hidemitsu Kunisato

音楽の専門学校で音楽制作やミキシングを学び、インディーズレーベルで音楽制作の企画やミキシングエンジニアを経験、音楽事務所へ所属し作曲も務める。24歳でエンジニアへの転身を決意しGROOVE GEAR（現在のSun terras）が運営するプログラミングスクール「GEEK JOB」で学び、2020年11月に同社へジョイン。PM/Director育成コースを経て、現在はPMとしてSun*のプロジェクトで活躍している。

白金 拓也／Takuya Shirakane

新卒でエンジニアとしてキャリアをスタート。Web系開発に興味を持ち2020年8月にGROOVE GEAR（現在のSun terras）へエンジニアとして入社し、フルスタックエンジニアとしてチームリーダー等も経験。2021年11月から同社が提供するPM／Director育成コースを受講し、2022年2月からPMとしてSun*に参画。