AIの承認フローを“チャットで完結”。AG-UIでHuman-in-the-Loopを進化させてみた
以前、私たちはAIの処理に人の判断を挟む「Human-in-the-Loop(HITL)」について紹介しました。
ただ実際に作ってみると、次の課題が見えてきます。
HITLは作れるけど、使いづらい?
例えば、
- 「この処理を実行していいですか?」
- 「この内容で保存していいですか?」
といった確認はできるようになります。
しかし… UIが別画面だったり、操作が分断されると使いにくいという問題があります。
今回のテーマ:承認を“チャット内で完結させる”
そこで今回注目したのが、AG-UI(Agent × UIをつなぐ仕組み)です。
これを使うことで、 AIとのチャットの中で、そのまま承認・操作ができるようになります。
今回やったこと
前回と同じく、「調査レポートを作るAIエージェント」をベースにしつつ、今回は 承認フローのUX を改善しました。
流れはこんな感じです
- AIが調査計画を作成
- チャット上に「検索していい?」の承認UIが表示
- ユーザーがその場で承認
- AIが処理を続行
- 最後に「保存していい?」もチャット上で確認
つまり、すべての操作がチャット内で完結する構成になっています。
技術のポイント
Strands Agentsのinterrupt
AIの処理を途中で止めて、人の確認を挟む仕組み
AG-UI
AIが出した情報をもとに、ボタンや操作UIをチャット内に表示できる仕組み
これによって
- チャットの流れを止めない
- その場で判断・操作できる
- UIとAIの連携がシンプルになる
というメリットがあります。
何がうれしいの?
今回のポイントは「できるようになったこと」ではなく、使いやすさが大きく改善したことです。
① 承認がとにかく自然
別画面に遷移せず、会話の流れの中で判断できる
② AIと一緒に作業している感覚になる
「確認→実行」の流れが自然で、AIと協働している体験になる
③ 実務で使えるUXに近づく
技術的にできるだけでなく、現場で使いやすい形にできる
まとめ
Human-in-the-Loop自体は重要ですが、どう実現するか(UX)も同じくらい重要です。
今回の取り組みでは、
- AIの処理制御(HITL)
- UIとの連携(AG-UI)
を組み合わせることで、より自然に使えるAIエージェントを実現しました。
もし
- AIエージェントに興味がある
- 技術だけでなくUXまで考えたい
- 実務で使える形に落とし込みたい
そんな方がいれば、ぜひ一度お話しましょう。
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