皆さんが普段使っているアプリは、リリースされた後も少しずつ変化しています。
新しい機能が追加されたり、画面が使いやすくなったり、自分に合ったタイミングでお知らせが届いたり。こうした変化の裏側では、ユーザーの行動や声をもとに、日々さまざまな改善が繰り返されています。
アプリは、作って終わりではありません。
より多くの人に知ってもらい、実際に使ってもらう。そして、長く利用してもらえるサービスへ育てていく必要があります。
アドバンの自社事業チームは、ゲーム型投資教育アプリ「FX初心者ガイド」と、写真投稿型ポイ活アプリ「ポイシャ」の企画・集客・改善・ユーザーサポートまで幅広い業務をチームで担当しています。
今回は、ユーザーに愛されるサービスを育てる「自社アプリ運営」の仕事についてご紹介します。
目次
アドバンが運営する2つの自社アプリ
現在、アドバンではジャンルもユーザー層も異なる2つのアプリを運営しています。
楽しみながらFXを学べる「FX初心者ガイド」
「FX初心者ガイド」は、FXを基礎から学びたい人に向けた投資教育アプリです。知識がなくても、ゲーム感覚で楽しみながら学べるコンテンツを提供しています。
「どうすれば難しい内容を分かりやすく伝えられるか」「どうすれば学習を続けてもらえるか」を考えながら、機能やコンテンツを改善してきました。
写真投稿とポイ活を組み合わせた「ポイシャ」
「ポイシャ」は、写真投稿とポイ活を組み合わせたアプリです。投稿したり、ほかのユーザーの写真を見たりしながらポイントを貯められます。
キャンペーンや新機能の企画、SNSでの発信、ユーザー体験の改善など、継続して楽しんでもらうための施策に取り組んでいます。
特徴の異なる2つのサービスを運営することで、さまざまなユーザーや課題に向き合えることも、アドバンの自社事業ならではの環境です。
自社事業チームのミッション
自社事業チームのミッションは、アプリを「ユーザーに愛され続けるサービス」へ育てることです。
アプリのダウンロード数を増やすことも重要ですが、それだけではサービスが成長したとはいえません。
ダウンロードしたユーザーが実際にアプリを使い、価値を感じ、継続して利用してくれることが大切です。
そのため、私たちは日々、次のような問いと向き合っています。
「ユーザーはどこで使いにくさを感じているのか」
「どの機能がよく使われているのか」
「どうすれば、またアプリを開きたいと思ってもらえるのか」
「ユーザーにとっての価値と、事業としての成長をどう両立するのか」
ユーザーの声と数字の両方を確認しながら、アプリをより良い状態へ変えていくことが自社事業チームの役割です。
具体的な仕事内容
アプリ運営というと、アプリ内のお知らせを更新したり、問い合わせに対応したりする仕事を想像するかもしれません。
しかし、アドバンの自社アプリ運営は、企画、マーケティング、分析、改善など、事業づくりに関わる幅広い業務を担っています。
📱ユーザーを知る
- DAU(1日当たりの利用者数)や継続率、課金率などの数字を確認し、アプリの状態を把握します。
- 数字が増減したときには、「なぜ伸びたのか」「どこで離脱しているのか」「施策は行動を変えたのか」まで考えます。
- あわせて、問い合わせ対応やSNS上の反応も見ます。同じ質問が多ければ、操作や説明が分かりにくいサインです。他部門のメンバーに、初めて使う人の目線でヒアリングすることもあります。
- 感覚だけに頼らず、データと現場の声からユーザーを理解することが、改善の出発点です。
📱新機能やキャンペーンの企画
- 洗い出された課題を、機能・キャンペーン・画面の使いやすさといった具体的な施策にします。
- アイデアを出すだけでなく、対象ユーザー・目的・必要な機能・期待する効果を整理します。エンジニアやデザイナーなどの外部パートナーと意図を共有し、一緒に形にしていくことも仕事の一部です。
- 操作が分かりにくい、次に何をすればよいか伝わりにくい、といった小さなつまずきも、企画の対象になります。
📱ユーザーの反応を確かめる
- つくった施策は、プッシュ通知・アプリ内バナー・SNS・Web広告・記事コンテンツなどを通じてユーザーに届けます。
- 「誰に、どの言葉を、どのタイミングで届けるか」を考え、反応を数字で確認します。集客支援チームやオウンドメディアチームとも連携し、新しく来たユーザーが継続しているかまで見ます。
- 届けることと、使い続けてもらうことを分けない。そこが、この仕事の特徴です。
💡新卒のみなさんが最初に担う仕事と、その先
仕事の範囲は広いですが、入社直後から企画も分析も集客も一人で任されるわけではありません。
最初に担当することが多いのは、日次の数字確認、問い合わせ対応、SNSの更新、キャンペーン進行など、ユーザーと数字に毎日触れる仕事です。分からないことは、先輩やチーム定例で相談しながら進めます。開発やデザインへの確認が必要なときは、先輩と一緒に要件を整理します。
1つのアプリを少人数で見ているため、早い段階から「自分の担当」を持ちやすい環境です。経験を積んだあとは、機能やキャンペーンの企画、要件の整理、開発メンバーとの調整KPIを持って改善を回すところまで任されていきます。先輩と伴走しながらできることを一つずつ増やしていく。そんな成長イメージです。
仕事はどう進むのか。ポイシャ「いいねチケット獲得機能」の場合
自社アプリ運営の仕事は、業務を一つずつこなして終わるものではありません。ユーザーの声や数字から課題を見つけ、原因を考え、企画し、開発・デザインメンバーと実現し、リリース後に結果を確認する、ひと続きの流れです。
その一例が、ポイシャで導入した「いいねチケット獲得機能」です。
ユーザーの声と数字から見えたこと
ポイシャでは、ほかのユーザーの写真に「いいね」を送ることも、自分の投稿に「いいね」をもらうことも、ポイント獲得につながります。
一方で、1日に送れるいいねの回数には上限がありました。数字を見ると、上限に達したあとに行動が止まりやすい。問い合わせやSNSでは、「もっといいねしたい」「上限に達するとそこで終わってしまう」という声もありました。
積極的に使いたいユーザーほど、途中で体験が途切れてしまう。これがこの機能を考える出発点でした。
課題をどう捉えたか
単純にいいねの上限をなくせば、ユーザーは気持ちよく使えるかもしれません。しかし、いいねによって付与されるポイントの設計や、サービス全体の経済バランスを考えると、単純に上限をなくすだけでは運営の収益が赤字になるなどの別の課題が生まれる可能性があります。
そこで担当者が中心となって考えたのが、「もっと使いたい」というユーザーの声に応えながら、サービスとして成立する仕組みをつくることでした。
上限そのものをなくすのではなく、ユーザーが自分の行動で追加のいいねをゲットできる形にできないか。そこから、「いいねチケット」という企画が生まれました。
企画と、担当者の関わり方
いいねチケットは、ミッションや案件を達成すると獲得できるチケットです。通常のいいね回数を使い切ったあとも、チケットを使えば追加でいいねをすることができます。
担当者は、次のように関わりました。
- 数字とユーザーの声から、「上限到達後に体験が途切れている」という課題を整理する
- 「追加のいいねを、どのように、どんな条件で渡すか」を企画に落とし込む
- 運営の事業収支とユーザー体験のバランスを考え、両輪で伸ばすことはできないかを検討する
- チーム定例で方針を共有し、エンジニアやデザイナーと要件・仕様をすり合わせる
- リリース後に、チケットの獲得状況、いいね数、継続利用の変化、ユーザーの反応を確認する
企画を出して終わりではありません。課題を言語化し、周囲と相談しながら形にし、実際のユーザーに届け、その後の結果まで確認する。これが自社アプリ運営における担当者の仕事です。
実施後に確認したこと
リリース後は、機能が使われているかだけでなく、ユーザーの体験がどう変わったかを見ます。
チケットを獲得する人は増えたか。いいねは続くようになったか。問い合わせやSNSの反応はどうか。
施策によってどのような変化がおきたのかを振り返り、良かった点や改善できる点を整理して、次の施策につなげていきます。
ユーザーの声を起点に課題を見つけ、企画し、実行し、結果を確認する
この一連の流れが、自社アプリ運営の仕事の典型です。
マーケティング会社が自社アプリを持つ意味
アドバンは、クライアントのマーケティング支援だけでなく、自分たちでもサービスを運営しています。
自社事業では、広告費・売上・ユーザー数・継続率に、自分たちで責任を持ちます。集客できてもサービスを使ってもらわなければ事業は成長(長続き)しません。
反対に良いサービスを作ってもユーザーに知ってもらわなければ広がっていきません。
自社アプリではこうした「集客」と「サービス改善」の両方を、当事者として経験します。そこで得た成功や失敗は、クライアント支援にも活かされます。また、クライアント支援で得た広告やマーケティングの知見は、自社アプリの改善につながることもあります。
支援会社と事業会社、両方の視点を持ってマーケティングを考えられること。それが、アドバンの強みです。
この仕事の面白さ
自分のアイデアをサービスとして形にできる
自分が考えたキャンペーンや機能、改善案が、実際にユーザーの目に触れる形になります。企画を考えるだけでなく、関係者と連携して実行し、リリース後のユーザー反応や数字まで確認できます。
自分のアイデアによってユーザーの行動や数字が変わることを実感できる、手触りのある仕事です。
ユーザーの反応を直接確認できる
自社サービスだからこそ、SNSへの投稿や問い合わせ、アプリ内の行動データなどを通して、ユーザーの反応を身近に感じられます。
喜んでもらえたことだけでなく、使いにくさや不満の声も、より良いサービスをつくるための大切な情報です。
改善した機能に対して良い反応があったときや、ユーザーがアプリをきっかけに新しい行動を始めたと知ったときには、大きなやりがいを感じられます。
サービスを長期的に育てられる
クライアントワークとは異なり、自社事業では一つのサービスに継続して関わります。
実施した施策の結果を確認し、次の改善につなげながら、アプリが成長していく過程を見届けられます。
ユーザーへの理解やサービスへの愛着を深めながら、中長期的な視点で事業を育てられることも魅力です。
面白さの裏側にある難しさ
自社アプリの状態は、利用者数や継続率、売上などの数字として常に表れます。
時間をかけて企画した施策でも、必ず期待どおりの結果になるとは限りません。思うように数字が伸びないときには、プレッシャーを感じることもあります。
また、ユーザーにとって便利で楽しいサービスをつくることと、事業として利益を生み出すことの両方を考えなければなりません。
企画、データ分析、集客、ユーザーサポート、開発メンバーとの連携など、仕事の範囲が広いことも難しさの一つです。
だからこそ、一つの業務だけでは得られない、事業全体を見る視点が身につきます。
うまくいかなかった結果も失敗で終わらせず、原因を考えて次の改善につなげていく。その積み重ねが、自分自身とサービスの成長につながります。
こんな人に向いてます
入社時点で、アプリの運営や開発に関する専門知識を持っている必要はありません。
アドバンの自社アプリ運営では、特に次のような人が力を発揮できます。
- アプリやWebサービスを使いながら、改善点を考えることが好きな人
- ユーザーの立場で使いやすさや分かりやすさを考えられる人
- 数字を見て「なぜ伸びたのか」「なぜ下がったのか」を考えたい人
- マーケティングとプロダクトづくりの両方に興味がある人
- 目標や成果から逆算して考え、わからないことをそのままにせず、自分から質問や相談ができる人
- 正解のない課題に対して、仮説を立てながら行動できる人
- 周囲のメンバーと協力しながら仕事を進められる人
普段アプリを使っているときに、「もっとこうなったら便利なのに」「なぜこの機能は使いやすいのだろう」と考えたことがある人は、その視点を仕事に生かせるかもしれません。
大切なのは、現時点で何ができるかだけではなく、ユーザーや数字に向き合い、より良いサービスをつくろうとする姿勢です。
さいごに
アドバンの自社アプリ運営は、決められた作業をこなす仕事ではありません。声と数字から課題を見つけ、企画し、届け、結果を見て次につなげる。その繰り返しで、サービスを育てていきます。
範囲が広く、結果が数字に出るからこそ、難しさも責任もあります。その分、自分のアイデアがサービスになり、ユーザーの行動や事業の成長につながる手応えがあります。
「自分のアイデアを、実際のサービスとして形にしたい」
「マーケティングだけでなく、事業全体に関わりたい」
「ユーザーに長く愛されるアプリを育てたい」
そう感じた方は、ぜひ一度、私たちとお話ししてみませんか。選考に進むか決めていなくても大丈夫です。まずはカジュアル面談で、仕事やチームの雰囲気を気軽に聞いてください。
\アドバンでは新卒メンバーを歓迎しています!まずは気軽に話を聞きに来てください/
/assets/images/87674/original/ada2a11f-8f00-4605-85d9-c515507b450b.jpeg?1424602625)