認定ホワイトハッカーへの道!
こんにちは!AgilityShareの佃です。
今回は弊社CEH資格保持者の武内より、資格取得までの道のりをインタビューしてきました!
そのインタビュー内容をお届けいたします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは。AgilityShareの武内です。
前回から大分、期間が開いてしまいましたが、【CEH】という資格を取得したので、
その体験談をShareしたいと思います。
おさらい
【CEHとは】
CEH(Certified Ethical Hacker)は、国際的な情報セキュリティ団体であるEC-Councilが認定する、世界で最も認知度の高いハッカー倫理認定資格。
CEH資格取得者は、以下のようなスキルを証明できる。
攻撃者の視点に立ってシステムの脆弱性を理解する能力
脆弱性診断ツールを用いてシステムを検査する能力
攻撃手法と防御技術に関する幅広い知識
倫理的なハッキングの原則
サイバーセキュリティの脅威が日々増大する現代において、企業や組織のセキュリティを守る「ホワイトハッカー」の重要性はますます高まっています。そんなホワイトハッカーとしてのスキルを証明する国際的な資格が、EC-Councilが認定する「CEH(Certified Ethical Hacker)」です。
今回は、試験の概要から、私が勉強して、効果的であった内容をShareしたいと思います。因みに私が受けたのはv12となります。最近v13が出たという噂も、、、、
試験内容
CEH v12の試験は、主に以下の2つのモジュールで構成されています。
CEH(筆記試験): サイバーセキュリティの基本的な概念、ハッキングのフェーズ、各種攻撃手法、防御技術、法律・倫理など、幅広い知識が問われます。多肢選択形式で、出題範囲は非常に広範です。
CEH Practical(実技試験): 仮想環境上で実際にハッキングツールを用いて脆弱性を特定し、報告書を作成するなど、実践的なスキルが問われます。筆記試験で得た知識をいかに実用的に応用できるかが重要になります。
試験詳細:
CEH(筆記試験):
問題数:125問
試験時間:4時間
合格基準:70%以上(※変動する場合があります)
費用:USドルでの支払い。バウチャーを購入するか、公式トレーニングに含まれている場合もあります
CEH Practical(実技試験):
問題数:20問
試験時間:6時間
合格基準:70%以上(※変動する場合があります)
費用:筆記試験とは別料金。詳細は公式で確認してください
今回はこの、CEH(筆記試験)をご説明したいと思います!
・公式トレーニングの重要性
CEHの受験を検討しているのであれば、EC-Councilが提供する公式トレーニングの受講を強くお勧めします。 CEHは単なる知識の暗記だけでなく、実践的なスキルとハッキングの思考プロセスを理解することが不可欠だからです。
公式トレーニングでは、認定されたインストラクターがEC-Councilのカリキュラムに基づき、体系的にCEHの内容を学ぶことができます。特に、後述するiLabs環境を使った実習は、独学では得がたい貴重な経験となります。
公式トレーニングは複数社で提供されているので、探してみてください!
公式トレーニングは費用がかかりますが、それに見合うだけの価値があります。特に、実技試験対策を考えると、体系的な知識と実践的な演習は不可欠です。
・ 効果的な勉強内容
CEHの学習は、その情報量の多さから計画的に進めることが重要です。
① iLabsをまずは2周はした方がよい!
EC-Councilが提供するiLabsは、CEHの学習において優れたツールの一つだと思います。 これは、ブラウザからアクセスできる仮想環境で、実際にハッキングツールを操作し、様々な攻撃手法を体験できる画期的なプラットフォームです。
実践的な学習: iLabsでは、座学で学んだ攻撃手法を実際に試すことができます。例えば、Metasploitを使った脆弱性攻撃や、Nmapでのポートスキャンなど、座学だけでは理解しにくい操作を実体験できます。
環境構築不要: 複雑なハッキング環境を自分のPCに構築する必要がなく、インターネット接続とブラウザがあれば、いつでもどこでも実践的な学習が可能です。
理解度の深化: 実際に手を動かすことで、ツールの使い方や攻撃の流れ、その結果を視覚的に確認でき、理解度が格段に深まります。
最低でもiLabsを2周することをお勧めします。 1周目で全体の流れとツールの使い方を把握し、2周目でさらに深く理解し、自分のものにしていくイメージです。
② テキストも同様に2周読む
公式トレーニングで配布されるテキストも、iLabsと並行して最低2周は読み込みましょう。 テキストには、試験範囲の広範な知識が網羅されています。
体系的な知識習得: テキストはCEHのカリキュラムに沿って構成されているため、体系的に知識を習得できます。
補完的な役割: iLabsで実習した内容の理論的な背景や詳細な説明がテキストには記載されています。iLabsで「どういうことか」を体験し、テキストで「なぜそうなるのか」を理解するというサイクルが非常に効果的です。
録画と合わせて: 公式トレーニングの中には、講義の録画を提供しているところもあります。録画を視聴しながらテキストを読み込むことで、インストラクターの説明を再確認でき、理解を深めることができます。
③ アプリなどを活用して勉強する
テキストとiLabsだけでなく、補助的な学習ツールも活用しましょう。
Udemyなどのオンライン学習プラットフォーム: CEH対策のコースが多数提供されています。インストラクターによる解説動画や演習問題を通じて、さらに理解を深めることができます。特に、苦手な分野やiLabsで補完したい部分があれば活用する価値があります。
問題集アプリ: スマートフォンアプリなどで、CEHの模擬試験や用語集などを利用するのも有効です。移動時間などの隙間時間を活用して、知識の定着を図りましょう。
・総括
CEH取得への道のり
CEHは、その試験範囲の広さと実践的な内容から、学習量が膨大であることは間違いありません。しかし、だからこそ取得する価値のある資格と言えます。
特に、CEH Practical試験を考えると、単に知識を暗記するだけでは不十分です。実際にiLabsなどの環境を使って、手を動かし、実体験することが、ツールの使い方や攻撃の流れを肌で理解する上で非常に重要です。 実際にコマンドを打ち、その結果を見ることで、机上の知識が実践的なスキルへと昇華されます。
また、CEHの学習では、数多くのツールの名称やその機能が登場します。これらはある程度の暗記も必要になりますが、iLabsで実際に使ってみることで、名称と機能が結びつきやすくなります。
CEHの学習は、サイバーセキュリティの奥深さを知る素晴らしい機会です。時に困難に感じることもあるかもしれませんが、着実に知識とスキルを積み重ねていけば、必ず目標を達成できます。
皆さんのCEH取得を心から応援しています!このガイドが、皆さんの学習の一助となれば幸いです。
次回は
CEH Practical(実技試験)のご紹介をさせていただきます!
近いうちに!!