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「会社員だけど、もはや経営者」元DeNAマーケターが2打席目にAIGATEを選んだ理由

コンサルティングからフロントオペレーションまで、一気通貫で顧客企業の売上成長を支援するAIGATE。多角的な事業ポートフォリオで磐石な経営基盤を確立しています。なかでも急成長しているメディア事業において、マネジャーを務めているのが美和瑛です。

かつて株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)でライブ配信事業のデジタルマーケティング責任者を務めていた美和。なぜ2打席目にAIGATEを選んだのか。優秀人材から見たAIGATEの魅力に迫ります。


【プロフィール】
美和 瑛(みわ・ひかり) メディアマネジャー
東京大学卒業後、DeNAへ入社。ライブ配信事業のコンサルティングからライバー事務所への営業やデータ分析など幅広い業務を担当したのち、デジタルマーケティングの責任者として事業のグロースに大きく貢献。「独立に向けた力を身につけたい」と新たな活躍のフィールドを模索している最中に、AIGATEに出会いDeNAを退職。2021年1月にAIGATEへジョインしてからは、メディアマネジャーとしてWebメディア立上げから広告運用、インターン生のマネジメントまで幅広い業務を手がけている。

起業に必要な「収益を作る力」が身につく

ーーまず、キャリア遍歴について伺いたいのですが、1社目はDeNAに入られたんですよね?

はい。DeNA創業者の南場さんの「打席に立って意思決定した回数がビジネスパーソンとしての成長を決める」という考え方が好きで。1年目から大きな裁量と打席を用意してくれる会社と思い、ファーストキャリアには最適だと思い入社を決めました。当時は明確に「これがやりたい」という何かはなかったのですが、「任された仕事に全力でコミットするうちに視野が広がってやりたいことが見えてくるだろう」と考えていました。

――DeNAでライブ配信事業に携わっていたそうですが、具体的にはどのようなお仕事を?

当時、DeNAの中で一番伸びていたPococha(ポコチャ)というライブ配信サービス事業で事業のグロース全般を任されていました。具体的にはコンサルからライバーさんの所属事務所への営業、SQLでのデータ抽出や分析まで幅広い業務に携わりました。ただ、2年目からは新しいことに挑戦したいと思うようになり、上司に「他のポジションを任せて欲しい」と相談したところ、デジタルマーケティングの責任者を任せてもらいました。メディアグロースのスキルはその時に学んだものです。

ーーDeNAの在籍期間は1年9ヶ月と伺っています。なぜAIGATEに転職したのでしょうか?

「いつか起業したい」という想いは以前から漠然と抱いていて。実際、今も自分で立ち上げた法人は存在しています。ただ、収益を作る戦闘力はまだまだ足りなかった。そこで「収益を作る経験ができるいい会社があれば」と転職サービスに登録していたところ、たまたまAIGATE役員の安岡さんからスカウトメールをいただき、「丸っと事業を任せる」ということが書かれていたんです。それを見て興味を持ち、早速安岡さんと面談したのですが、人柄や描いているビジョンがとても魅力的で。DeNA以上の報酬も約束していただけることもあり、即断即決で転職を決めました。


当たり前のことを、当たり前にやり切る

――AIGATEに転職してからはどのような業務を?

事業ポテンシャルと収益性の高い領域でのWebメディアの立上げと、リスティング広告の運用を担当しています。今後も2〜3ヶ月に1回のペースでメディアを増やしていく予定で、今からどんなメディアを立ち上げようかワクワクしています。

加えてゲーム内に広告を掲載してマネタイズするハイパーカジュアルゲーム事業の立ち上げも予定していて、さらに事業を加速していきますよ。メンバーはインターン生2人と僕の3人しかいないので、やることがたくさんあって大変ですが(笑)。

――立ち上げた2つのメディアは順調に成長していると伺っているのですが、どんな施策を?

特別なことは何もしていません。シンプルに他社もやっているような「当たり前のこと」を当たり前にやり切っただけです。

ーー「当たり前のこと」とは?

例えば、無料のヒートマップツールを使ってどのポイントで離脱され、どこがクリックされているか、LPに訪れたユーザー行動を正確に可視化する。そして、キーワードとLPの最適な組み合わせを見つけて広告を運用することですね。この2つを愚直に行い、高速でPDCAを回すだけでも、だいぶ違います。

グロースのツボを抑え、改善ポイントさえ誤らなければ、難しいことをしなくてもメディアを伸ばすことはできると思います。それに、僕はもともとDeNAでデジタルマーケティングの責任者をしていて、知見のある知り合いも多かったので、そこは有利だったかもしれません。インターン生にも「高速でPDCAを回そう」と日頃から伝えていて、スピードを重視する文化が根付いたのも成功の一因かもしれませんね。

加えて、当社では十分な広告予算が割り当てられているので、競合の中でも抜きん出ることができるのです。バジェットが潤沢な会社はそこまで多くないので、そこはうちの強みですね。


成長機会を与えるより、成果を求めた方が人は成長する

――逆に、AIGATE入社後に苦労したことや戸惑ったことはありますか?

ありますよ。例えば、DeNAのような大企業には社内にデザイナーやエンジニアがたくさんいて、リソースが潤沢にあります。一方、今はクリエイターやデザイナーを自分たちで探すことはもちろん、時にはコーディングなど、簡単な修正も自分でやることもあります。前職では各分野のスペシャリストがいたのですが、今は制作リソースがないので必然的に自分の守備範囲が広がりましたね。

良くも悪くもAIGATEはベンチャーなので、今自分たちがいる事業部だけみても、1つの会社を経営するくらいやることがたくさんある。これでもだいぶ整備されている方だと思いますが、役割と裁量は前職とは比べものにならないくらい広がりました。

もう1つは環境づくりですね。そもそも僕とインターン生2人というチーム構成だったので、彼らに成長してもらわないことにはメディアや事業の成長はありえない。そこで、インターン生にどれだけコミットしてもらえるか、に苦心しました。

ーーコミットしてもらうために、どんな工夫を?

インターン生をお客様対応しないとか、ですかね。インターン生のモチベーションって、多くの場合「成長機会」だと思うんですけど、僕個人としては「成長を目指すと成長しなくなる」と思っているんですね。成果に向き合い続けた結果、気づいたら成長している。これが正しい成長だと思っているので、「成長機会を与えなきゃ」というマインドは違うと思うんです。インターン生とはいえ成果は求めることは徹底してきたつもりですし、これからもそのスタンスは変えないと思います。

というのも、「成果に向き合え」というのは、僕自身がDeNAで口すっぱく上司に言われてきたことで。前職1年目でどうしても目標のKPIの到達が難しい時に、「どうすれば達成できるか」徹底的に考えていたんですね。振り返ると、あの経験が自分の成長に大きくつながったと思うので、成果の追求が成長につながると今も信じています。

ただ、前職のマネジメントスタイルはやや強権的で、いわゆる「詰める」カルチャーがあるにはあったので。厳しすぎず、緩すぎず「いい塩梅」を自分の中で今模索しているところです(笑)。

もう1つ、メンバーの成長に関して意識しているのは「忖度なく発言してもらう」風土作りです。また前職の話になってしまうのですが、DeNAには「発言責任」という価値観が根付いていて、立場関係なく発言することを求められました。

例えば、新人だと「こんなこと質問して(または提案して)、バカにされないだろうか(または怒られないだろうか)」と不安になってしまうこともありますよね。でも、小さな違和感や疑問をそのままにしていると、あとで大きなトラブルや後悔につながり、それが組織としての損失にもなりかねません。

特に疑問は最速で解消すべきで、わからないことを聞く姿勢は本来賞賛されるべきだと思います。今も十分風通しはいいと思いますが、これからもより心理的安全性を高め、社歴に関わらず新人が発言できる環境づくりを強化したいですね。


目指すは、150%達成が当たり前のチーム

――AIGATEでの今後の展望を教えてください。

まずはシリアルに事業を立ち上げていきます。その上で、僕がマイクロマネジメントしなくても事業が進むよう、人材育成とオペレーションのマニュアル化を進めていく予定です。例えば、ディレクターの下で動いていたオペレーターが次はディレクターの役目を担えるよう、人材が成長していく組織設計を考えています。そして、事業計画を100%達成するだけでなく、150%の結果を出せるチームを作りたいですね。

僕個人としては、大きな収益が見込めるドメインを開拓していき、メンバーを引っ張っていきたいです。ハイパーカジュアルゲームへの参入は、その先駆けになると思っています。

――最後に、どのような人と一緒に働きたいですか?

変なプライドを持っていない人と働きたいですね。自分より事業を優先し、わからないことを質問できたり、悪い情報も共有できるような人。加えて、実験思考を持っている人だとなおいいですね。

事業運営において、上手くいくと思った施策が失敗することは多々あります。失敗して落ち込むか、その失敗を材料として次のPDCAを回せるかで、大きな違いが生まれます。最短ルートで成功だけを狙うのではなく、実験を繰り返して遠回りできる。そんな人こそ当社にマッチするのではないでしょうか。

AIGATEには多様な事業があるので、興味のある分野が定まっていない人でも、フィットする仕事が確実にあります。また、実力さえあればどんどん事業を任せてもらえますし、インターン生同士で切磋琢磨できる環境もあります。自分でビジネスをつくっていきたい人には最適な会社だと思いますよ。


取材・文:矢野 由起

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