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「地域の拠点となる薬局へ!」ひのき薬局・建て替えプロジェクトに挑むリーダーへ社長がインタビューしてみた @会津若松

◆「おらが町」を支えられる薬局に

地域に密着し「親切であたたかい」薬局の運営を目指す会喜調剤薬局グループは、「おらが町」を支える薬局という、地方でこそ貢献できる薬局を目指しています。「おらが町」を支えるための活動の一環として現在、開業25年を迎えたひのき薬局(会津若松市東千石1-2-29)の建て替え計画が進行中です。そこで、プロジェクトリーダーの岡本直也さん(取締役・ひのき薬局管理薬剤師)に社長がインタビューをしました!


◆ひのき薬局を再デザインする

―――ひのき薬局を建て替えようと思った理由ってなんでしたっけ?

正直な話、店舗の老朽化と薬局の狭さがきっかけですね(笑)

でも、それだけの理由で建て替えるのはつまらない。

会津を、おらが町を支える薬局として、その象徴的な旗艦店になるようにしたいといった夢がどんどん膨らんでいきました。


―――ひのき薬局で目指しているビジョンや計画中の新・ひのき薬局のコンセプトについて教えてください。

おらが町を支える、象徴的な薬局になっていきたいと考えています。

そのためにも、これまで以上に医療提供施設として貢献すること、そして医療と介護の橋渡しとしての役割を強化していきたいです。 会津若松もご多分に洩れず(と言いますか、全国平均以上に)高齢化が進む街です。 ニーズがどんどん高まる在宅医療を通じて、地域の方々が最後まで自分が選ぶ場所で暮らせる支えとなりたいです。

またそれ以外にも、医療・介護だけで解決しきれない課題にも取り組みたいと考えています。 健康というのは単に身体的に良好な状態を指すわけではありません。 精神的にも社会的にも良好な状態を得ることで健康といえます。 幸せは、人と人との間に生まれるという言葉を聞いたことがあります。 新・ひのき薬局では、薬局としての機能以外にも、小さな私設図書館(参考:まちライブラリー)をつくって人と人の交流が生まれる場を創りたいと考えています。 おらが町に住む人たちが、コロナ禍で分断された人と人との繋がりを新たに築き、そこに幸せや充実感が宿る場を提供することができるならば、これほど嬉しいことはないですね。

そのような意味では、新・ひのき薬局のコンセプトは「繋がりが生まれる場」かもしれません。


◆建て替え計画は道半ば

―――計画は折り返し地点くらいかと思いますけど、いままででどんなところが大変でしたか?

道半ばなので今も大変ではありますが、薬局のコンセプト設計でしょうか。今までやったことがなかったことなので、手探り感が強いです。 でも、ワクワクの方が大きいかもしれません。

あと今は落ち着きましたが、とにかく大変だったのは薬局を建て替え期間中に仮営業するための代替用地を探しですね。住宅地にある薬局でしたので、とにかく土地探しが大変でした(笑)


―――では、いま大変なこと、困っている事、悩んでいる事などあれば教えてください。

今は引っ越し作業の手配が色々と佳境です。

もう一つ現在進行形で取り組んでいる課題は、在宅医療を提供する医療機関としての質の向上です。 こちらは現在アドバイザーをお招きして、質の向上に励んでいるところです。 そして、これからは私設図書館の設立が大変になっていきそうです。

ただ図書館を造るのではなく、地域との繋がりの場を創りたいので、地域の方々や近隣施設の人たちと一緒にやっていきたいと考えています。 そのためにも2021年のApril Dreamにもあるような「その地域に帰属していることをポジティブに捉え、地域との交流がある」仲間をみつけることが困っている事であり、悩みでしょうか。 協働してくれる素敵な仲間が現れることを信じています!


◆目指す薬局の先は

―――新・ひのき薬局が建ったら「こんなことしたい」「あんなことしたい」など、岡本さんや薬局のスタッフが楽しみにしていることはありますか?

まずはおしゃれな、良い意味で薬局らしくない建物で働けると思うと嬉しいですね(笑)自己概念が上がりそう!

薬剤師としては、医療の入り口として薬剤情報の連携や患者さんの暮らしが良くなるような情報提供をしたいですね。 そのためにも、患者さんの話をもっと一人ひとり大切に聞けるようになりたいです。患者さんとの接点を、薬局に来た時だけの「点」ではなく「点を繋いだ線」にしたいです。

また、建て替えを機に在宅医療のレベルをあげて、今まで力がなくて関われなかった人たちに適切な薬や治療を提供出来るようにしたいと考えています。ひのき薬局の周囲は住宅街なので、これからは今まで以上に在宅で療養をしたい人たちが増えることが予想できます。 しっかりと対応をして地域の暮らしを支えていきたいです。

そして、私設図書館にも期待しています。私設図書館を造ることが目的ではなく、様々な世代が交流できるコミュニティーになるように頑張りたいですね!

健康に対して、医療や薬だけで解決できることは全体の1割程度なんて言われることもあります。 地域の健康を支える薬局・薬剤師を目指すならば、残りの9割にも目を向けたいですが、自分たちだけで全ては出来ません。そこで必要になってくることが、様々な人たちとの協力です。協力のためにはお互いを知る交流が必要です。 そんな交流が生まれる場に育てていきたいです。


―――最後に「おらが町を支える」「地域に貢献する」という視点から岡本さんが目指す薬局像・薬剤師像について教えてください。

もっと日常に溶け込む薬局・薬剤師でいたいと思っています。

まだまだ医療は日常からみればイレギュラーな場所です。病気があるから仕方なく行くところみたいな捉えられ方をしているように思います。

「こういう場所があるから住みやすいよね、生活しやすいよね」という地域におらが町がなれたら嬉しいです。そのためにも、もっと地域の人たちの生活導線上に薬局が近づけたらと感じています。

調剤薬局の薬剤師は地域の方たちの日常からは遠い存在で、私が薬剤師になったころは薬剤師は狭い建物や部屋に籠っているイメージでした。そんな薬剤師たちが、言葉だけでなく地域の人たちの日常に溶け込んで活動できて皆の暮らしを支えていたら、地域や社会の役に立っている実感が湧きそうです。

私にもまだまだ小さい子供がいます。「パパのお仕事はお薬屋さんだよね?」と聞かれると、「そうだよ。お薬を渡したりお話をしたりして、皆が元気になるように頑張っているよ!」と答えたことがあります。

もし何年か後に子供から同じような質問を受けたとしたら、「皆が活き活きとして、自分らしい毎日を送れたらいいよね。父さんは薬剤師として、そんな暮らしができる街づくりをしているんだ!」と言えたら、格好良くて夢がありますよね(笑)


―――それは夢がありますね! 改めて岡本さんはかっこいいなぁと思いました。インタビューありがとうございました!

想い先行です(笑)ありがとうございました。


※こちらの記事は、PRTIMESストーリーに投稿した記事をWantedly向けに一部修正して掲載しています。
 https://prtimes.jp/story/detail/px1Q7LHX8Ox

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