はじめに
「業界未経験で、自分にエンタープライズセールスなんて本当にできるのかな——」
2024年4月、嶋岡さんがakippaに入社したときの正直な気持ちだそうです。
あれから2年。今では大手駐車場事業者の年間売上を倍化させ、社内外を巻き込みながらプロジェクトを推進する存在に。さらに2025年下期の評価では昇格し、個人成果からチーム全体の売上推進へと役割も広がっています。
第二新卒で転職を決め、未経験からどう伸びていったのか。同じように"次のキャリア"を考える人へ、嶋岡さんのリアルな2年間をお届けします。
👉 嶋岡さんがakippaを選んだ理由については前回記事もあわせてご覧ください。
「なんとなくできる」から、「狙ってできる」へ。2年で変わったこと
▲Enterprise Groupの嶋岡さん
入社して2年。いちばん大きく変わったのは、営業のスタイルだと思います。
正直、最初はとにかく目の前の案件に必死でした。 「なんとかこなしてる」っていう感覚で、毎日があっという間に過ぎていって…。
でも今は、「このお客さんなら、こういう提案が刺さるはず」って、狙って組み立てられるようになってきました。うまくいったときも「なんでうまくいったのか」を言葉にできるし、「次も再現できるか?」まで考えられる。ここが自分にとって、いちばん大きい変化ですね。
たぶんこれって、数をこなす中でしか身につかない感覚なんですよ。入社直後の自分は、駐車場業界の知識も浅いし、提案で語れる引き出しも少なかった。相手は何十年もこの業界で活躍している人たちですから、こっちも一定の量を吸収しないと、正直まともに会話にならないんです。
そして2026年からは、自分の数字を作るだけじゃなくて、チーム全体の売上をどう伸ばすかまで担当領域が広がりました。後輩のフォローとか、施策の設計とか。視野を広げざるを得ない状況で、最初は自分のことで精一杯だったのに、よくここまで来たな…って自分でも思います。
最初の壁——「提案を作り込めば進む」が通用しなかった
入社して最初にぶつかったのは、「自分が頑張れば進む」仕事じゃないっていう現実でした。
エンタープライズって、クライアント側も複数部署が関わるんですよね。社内も関係者が増えるし、論点もひとつじゃない。だから提案資料をどれだけ作り込んでも、決裁する人を納得させられないと、全然前に進まないんです。
しかもakippaの営業って、ちょっと"広告"に近いところがあって。やってもいいし、やらなくてもいいサービスなんです。やらなければ今のまま。だからこっちの仕事は、「やったらこれだけ売上が伸びますよ」って気づいてもらうところから始まります。求人広告とか、飲食店向けの広告に近い感覚かもしれません。
ってことは、相手の課題を一緒に見つけにいく営業なんですよ。でもドメイン知識がないと、その課題に気づくことすらできない。最初の半年〜1年は、ここでずっと詰まってました。「分かった気になるけど、実際にやるとできない」の繰り返しで、正直しんどかったです。
ただ、これは正直に言っておきたいんですが、今は環境がだいぶ整ってます!
SalesOpsのチームができて、議事録やお客様の対応履歴がちゃんとストックされるようになりました。自分が入った頃は「その情報、誰かの頭の中にしかない」状態だったので、立ち上がりの大変さは今の入社者の方がだいぶ楽になってるはずです。
転機——大手駐車場事業者の売上を倍にしたプロジェクト
去年、自分にとっていちばん大きな成果を挙げた案件があります。某駐車場事業者さんで、年間売上を倍化させた案件です。
ただこのプロジェクトは順調に進んだ話ではなく、特にスタートした1ヶ月半〜2ヶ月くらいまでは苦戦しました。
きっかけは、新規物件の追加掲載でした。クライアントから30件以上の物件候補をいただいていて、横浜の一等地みたいな、絶対に需要があるロケーションも含まれてたんです。
ところが、ここで大きな問題が浮上します。クライアントの駐車場のほとんどが「ゲート式」と呼ばれるタイプで、アキッパに掲載するには専用の機器を取り付ける工事が必要でした。クライアント側から「その工事で既存のゲートに不具合が出るのでは」という懸念が強く上がり、30件以上の候補が一気に白紙になりかけたんです。
「達成できるのか?」という焦りもあるし、クライアントも納得しない。どうするんだこれ…って状態がずっと続いて、ここがいちばん苦しかったです。
突破口になったのは、現場サイドでも判断しきれない技術的な話だったので、まず工事施工者を巻き込んで現地調査をさせてもらったことでした。「この物件はいける」「この物件は厳しい」って一定の判別を出したうえで、いけない分はこちらから代替候補をリストアップしてトレード提案として持っていく。ここで一気にハードルが下がって、取り付けが進み始めました。
ただ、ここに至るまでに自分一人では絶対に無理だったなと思っています。
まず大きかったのが、直属のマネージャーである翔さんと、akippa初の専門役員として現場のスペシャリストの道を切り開いている大塚さんとの壁打ちです。
提案の方向性を何度もぶつけては、「その進め方だと行き詰まるよ」「お客さんはそう感じないんじゃない?」と早めに指摘してもらえました。マネージャーと専門役員、両方の目線で第三者チェックが入ることで、独りよがりにならずに進められたのは本当に大きかったです。
そしてもう一人。「この提案だけだと弱いから、キャンペーン施策で後押ししたい」と現場から起案した話に、すぐに動いてくれたのが営業組織を管掌する執行役員の柿本さんでした。社内の確認・稟議承認から実行まで、現場と並走するスピード感で一気にリードしてくれました。
普通、役員クラスに上がる話って、判断はもらえるけど実行は現場任せになりがちじゃないですか。でも柿本さんは違っていて、「お客さんのために何ができるか」を現場と同じ熱量で、自ら最前線に立ってくれる人なんです。この組織の腰の軽さこそ、akippaの強さなんだなといちばん実感した瞬間でした。
マネージャーが伴走し、専門役員が論点を整理し、執行役員が現場と同じ熱量で動いてくれる。この案件は、自分一人ではなくakippaという組織で取りに行った成果だと、心から思っています。
ニュースもイベントも、すべてが提案の武器になる
エンタープライズセールスをやってていちばん面白いのは、提案の自由度の高さだと思ってます。
ゴールは「akippaに掲載してもらう」っていうシンプルな話なんですが、そこに至るまでの設計が本当に幅広いんですよね。「なぜここに掲載するのか」を、イベントベース・立地ベース・お客さんの課題ベースで、いろんな角度から仮説を立てて根拠を作っていきます。
そうなると、日々のニュースとかイベント情報って、全部が営業の武器になるんです。
たとえば、誰もが知る人気アーティストのドームツアーがあったとします。
普通に考えたら絶対に売れそうじゃないですか。でも実は、事前の予想と実際の動きが一致しないことってよくあるんです。 全国の5大ドームを回るツアーだと、県外から来る人が各エリアに分散するので、首都圏の駐車場予約は意外と落ち着く。
一方で、日本では東京ドーム単独開催みたいな海外アーティストのワールドツアーになると、県外からの需要が一気に集中して予約があっという間に埋まる。同じ"超人気アーティスト"でも、開催規模次第でこんなに動き方が変わるんです。
スポーツの国際大会も同じです。「初戦だし注目選手も出るし絶対やばいでしょ」と思っていても、ふたを開けてみると想定と違うことがある。後でニュースを見て腹落ちしたんですが、その日の観客のファン層構成が大きく影響していた、なんてこともあります。
アキッパを予約するお客さんの傾向を踏まえると、ファン層の偏りがそのまま予約の動きに表れる、と。 普通に見たら「Aの方が需要ありそう」と思うのに、紐解くと逆だった
——こういう"伏線回収"みたいな読み解きが、めちゃくちゃ面白いんですよね。
日々のアンテナが、そのまま提案の精度に直結する。これがこの仕事の面白さだなって思います。
エンタープライズセールスで身につく"3つのスキル"
社会人2〜3年目。仕事にも慣れて、一通り回せるようになってきた頃。 ふとした瞬間に、「このまま3年経ったら、自分ってどうなってるんだろう」と立ち止まることってありませんか。
自分もまさに、そうでした。
だからこそ、akippaのエンタープライズで2年走ってきて「これは確実に手に入れたな」と思える力を、あえて3つに絞って言語化してみます。
1. ゼロから提案を組み立てる"設計力"
ゴールに対して、イベント・立地・課題と複数の角度から仮説を立て、根拠を積み上げて持っていく。決まったテンプレに乗せるのではなく、毎回ゼロから設計する。
この"自分の頭で構造を作る筋肉"が、案件を重ねるほどついていきます。
2. クライアントの事業に伴走する"巻き込み力"
akippaのエンタープライズは、1回契約して終わりではありません。稼働改善や追加開拓を重ねていく、ストック型のビジネスです。だからこそ、目先の契約だけでなく、クライアントの事業展開そのものに沿った提案が求められる。社内外の関係者を動かしながら、年単位で関係を育てていく感覚が、自然と身についていきます。
3. 業界知識×データで語れる"根拠力"
不動産・駐車場・イベントという業界知識と、稼働データを掛け合わせて根拠を作る。「なんとなく売れそうです」ではなく、「この根拠で、これくらいの売上が見込めます」と数字で語れる。この提案スタイルが当たり前になります。
このスキルセットは、akippaのエンタープライズに限らず、今後どんなキャリアを選んでも武器になる。営業として、一段深いところまで踏み込めている感覚が確かにあって、そこは胸を張って言える部分です。
3年後・5年後の自分が楽しみになる仕事って、案外少ないと思うんですよね。
「このままでいいんだっけ」と一度でも思ったことがあるなら、akippaのエンタープライズは、その問いに正面から答えられる場所だと思っています。
一人で抱えなくていい——支えてくれるチームと文化
売上を倍化したプロジェクト案件の話でも触れましたが、akippaのエンタープライズで働いていて大きいのは、困ったときに一人で抱えなくていいことです。
役職に関係なく、現場に踏み込んで一緒に考えてくれる人たちがいる。それが、僕がこの2年で何度も助けられた理由です。
特にお世話になっている3人を紹介させてください。
🟧 柿本さん(執行役員CPDO)
事業を前に進める"アクセルの踏みどころ"が抜群に上手い人。
現場が攻めたいタイミングを理解してくれていて、施策を起案すると、的確に背中を押してくれます。判断のスピードと柔軟さで、挑戦のチャンスを逃さず前に進めてくれる。役員クラスなのに、現場と同じ熱量で動いてくれる人なんです。
👉 柿本さんがどんな視点でakippaを動かしているかは、こちらの記事で詳しく語られています。
👉 「もっと直接話を聞いてみたい」という方は、柿本さんのカジュアル面談もどうぞ。
🟧 大塚さん(専門役員)
豊富な経験と本質理解で導いてくれる、akippa提案の"羅針盤"。
akippa初の専門役員として、現場のスペシャリストの道を切り開いている方で、経験と根拠に基づいたアドバイスをくれます。提案先のゴールと、僕らがあるべき姿を深く理解してくれているので、顧客視点での率直なフィードバックは、提案を客観視するうえで欠かせないんですよね。
👉 大塚さんの仕事観や"専門役員"というポジションの背景については、こちらの記事をぜひ。
👉 直接話してみたい方は、大塚さんのカジュアル面談も用意しています。
🟧 翔さん(Enterprise Group マネージャー/ 嶋岡の直属上司)
全体を俯瞰し、最適な道筋を示してくれるバランサー的な存在。
第三者目線で見落としを指摘してくれて、早い段階で軌道修正してくれる。バランス感覚と営業センスで、最短で成果に繋がる道筋を設計してくれる人です。エンタープライズセールスとして日々一緒に動いているからこそ、その視座の高さに何度も助けられてきました。
👉 翔さんともっと話してみたい方は、翔さんのカジュアル面談からどうぞ。エンタープライズグループのリアルな話が聞けます。
このメンバーがいるからこそ、エンタープライズという難しい領域でも前に進める感覚があります。
役職や肩書きで距離を作らず、現場と同じ目線で一緒に走ってくれる——akippaのチームの強さは、ここにあると思っています。
自信を持って提案できる営業——akippaならではの納得感
もうひとつ、ちょっと違う角度の話もさせてください。
akippaの営業をやってて思うのは、押し付けにならないってことです。
クライアントに不利益が一切ない。「やらなくても今と変わらない、やればプラスになる」っていう構造のサービスなので、無理に売り込む必要がない。効果が出なかった場合も、お客さんとお互いがっかりするような気まずさが少ないんです。実は、クライアント側からのクレームもほぼありません。
これ、誤解されると困るので強調しておきたいんですが、「楽だから」って意味ではありません。売上を倍化したプロジェクトの通り、仕事自体は普通にしんどいです。笑
そうじゃなくて、「自分が本当に納得して売れるサービスかどうか」という観点で、akippaは胸を張れる、ってことです。営業職にずっといると、「これ本当にお客さんのためになってるのか?」って迷う瞬間、あると思うんですよ。akippaにはそれがない。罪悪感なく、自信を持って踏み込める。これは他の営業ではなかなか得難い感覚だと思ってます。
「営業にちょっと疲れたな」とか、「興味はあるけど怖いな」って感じている人にこそ、akippaのエンタープライズセールスは刺さるんじゃないかなと思います。
転職前の自分に言うなら——「もう少し早く挑戦していい」
最後に、2年前の自分に声をかけるなら、「もう少し早く挑戦していい」って言います。
自分は当時、いわゆる第二新卒の年齢で、いろいろ考えすぎて、決断と実行に時間をかけすぎたんですよね。やってみないと分からないことの方が圧倒的に多かったので。
伸びる人の共通点は、シンプルに「素直な人」だと思ってます。前職の経験で活きる部分はもちろんあるんですけど、まずはできてる人のやり方をそのまま試してみて、そこから自分なりに調整していける人。これは本当に強いなって感じます。業界未経験者が多いチームだからこそ、他業界ならではの視点も大いに活きます。
この2年のリアルが、次に挑戦する人の背中を押す材料になったらうれしいです。
こんな人と一緒に働きたい
・ 業界未経験でも、素直に学び続けられる人
・ "売る"より"クライアントと一緒につくる"ことに面白さを感じる人
・ 第二新卒で、もう一度キャリアを本気で考え直したい人
少しでも気になったら、まずはカジュアルにお話ししませんか?
選考ではないので、エンタープライズセールスのリアルやakippaのこれからを、ざっくばらんにお伝えします。