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最近よく聞く『MaaS』といつも感じる『アナログ感』について語ってみた

★この記事は、株式会社Ancarのアドベントカレンダー2019の12/4分として公開されています。

こんにちは、広報の岡野です。

Ancarに入社して約3年。広報担当になって1年とちょっと。
クルマのこと、自動車業界のこと、中古車業界の事、たくさん勉強してきました。
そしてもちろん今でも勉強中です!!

最近、「MaaS(マーズ)」という言葉を耳にする機会が増えました。

MaaS(Mobility as a Service)とは
ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ 新たな「移動」の概念である。(国土交通省資料より)

移動手段はモノではなく、サービスとして普及していく時代へ向かっています。
朝起きて、スマホのAIちゃんに「今日の体調は?」と聞かれ「体がだるい~風邪かも~」と答えたら、病院に行くスケジュールが追加され、家の前に自動運転のバスが停車し、病院まで行く。病院で処置してもらったらすっかり元気回復!帰りの地図アプリを開いたらカーシェアをしていたご近所のお友達が近くにいたので、乗せてもらった。
こんな生活ができる日がいつかくるかもしれません。

排気ガスによる環境問題や交通渋滞解消などの面からも、世界規模でのMaaSの成長が必須であると思います!

MaaS最先端フィンランドの導入事例

フィンランド首都ヘルシンキで導入されている「Whim」
アプリでスタート地点と目的地を入力すると、複数の経路が検索でき、選んだ経路に含まれる様々な移動手段を予約することができます。
電車やバスなどの公共交通機関だけでなく、タクシー、レンタカー、シティーバイクなどあらゆる移動手段が検索・予約・決済まで可能なのです!
なんと、このサービスを立ち上げたのが、スタートアップ企業!
2019年12月には日本にも「Whim」が上陸するらしいです。

最先端のサービスはここまで来ているのですね!日本で導入されたら絶対使ってみたいです。

日本のMaaS事情

日本は海外に比べるとまだまだMaaSの導入は進んでいないと言われていますが、「カーシェア」や「配車サービス」が広く人気です。
都心部では、車を所有することから解放される時代へ向かっていることを実感します。
また、Suicaなどの交通系ICカード普及もMaaSですよね。バス・電車・タクシー・レンタサイクルなど交通機関だけでなく、買い物などの決済できる!まさにシームレス!

ここ数年で大企業やスタートアップなど様々な会社がタッグを組み、MaaSへの取り組みを開始しています。これからの展開に期待大です!!

『Ancarで働く私』が感じていること

MaaSの拡大や自動運転技術開発などにより、日本の自動車業界は急速に成長し激変することが予想されます。しかしながら、車を扱う会社で働く私は、実はアナログな一面も存在することを感じています。

アナログ1.紙の書類が多い

車の書類はほとんどが紙です。
自動車車検証、自賠責保険証明書、自動車納税証明書、車庫証明書etc…
車の売買時には、何回も押印が必要になりますし、分厚い車検証入れ・車検や点検のお知らせハガキ・業者さんとのやりとりのFAXを見ていると、まだまだ紙文化なのだなと思います。

アナログ2.人力に頼るところが多い

査定、点検、車検など、車にはとても多くの人の手が介入しています。
車は乗っている人の命を乗せているだけでなく、周りの人を傷つける凶器にだってなりうる。
だから「安心・安全」を保障するには人の力に頼らざるを得ないのが現状です。
しかし、査定士さんや整備士さん個人の技量によって差が出たり、少子高齢化社会を考えると、後継者問題なども心配です。

アナログ3.車1台1台の個体データが少ない

車には車体番号というナンバーが振られています。
しかし、その車がどんな人生を歩んできたのかデータで見ることはできません。
今まで誰に所有され、どんな手入れをされ、どんな道を走り、どんな点検や修理をしてきたのか、わからぬまま、ほとんど見た目のみで値段を付けられ、売られています。
レストランで食べるハンバーグに使われている牛肉がどこの誰が飼育して、どこで加工し、どのように運ばれてきたのかわかる時代なのに…

まだまだ私が感じるアナログポイントはあります。
「MaaS」や「自動運転」など最新ワードを耳にするたび、より強くアナログ感を感じてしまいます。

クルマは命を運ぶモノなので「安心・安全」でなければなりません。
「安心・安全」はヒトだけでも、ITやAIだけでも成り立ちません。
上手く融合することで、MaaSの拡大や業界の活性化に繋がるのだと思っています。

Ancarでは、クルマに関わる全ての人が、幸せなカーライフサイクルを回せる世界を目指しています。
それがミッションである「安心・安全な移動体験を提供し続ける」に繋がると考えています。

わたしたちと自動車業界に革命を起こしたい方!ぜひ一度語り合いましょう!




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