株式会社anveilの募集・採用・募集条件 - Wantedly
株式会社anveilの新卒・中途・インターンの募集があります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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こんにちは。anveil の音田です。
2026年、あけましておめでとうございます。
新しい年が始まりましたね。
この記事では、私たちの現在地と、これから向かう先について、少し丁寧に筆を執りたいと思います。
振り返ってみると、2025年は私たちにとって「戦うための基盤」を徹底的に整えた1年でした。
オフィスの拡大移転、松山での新工場稼働、米国現地への物流倉庫設置、そして製造ラインへの設備投資。
おかげさまで組織も拡大し、社員・パートタイムを含めると50名規模のチームとなりました。
ハードとしての基盤がようやく整った今。
2026年、anveil は次のフェーズ、つまり内実を問う段階に入ります。
今年のテーマは、「組織の『密度』を高める」ことです。
事業が成長軌道に乗ると、これまでは「売上が伸びた分だけ、人も増やす」というのが自然な流れだったかもしれません。
ですが2026年、私たちはあえてその直線的な拡大路線を選ばないことにしました。
今年は、採用計画を少し戦略的なものへとシフトします。
もちろん、「採用を止める」わけではありません。組織の要となるポジションや、素晴らしい才能との出会いには、これまで以上に貪欲でありたいと思っています。
ただ、「売上目標のためにとりあえず人を増やす」という思考はやめよう、ということです。
50名という現在のチームサイズをベースにしながら、自分たちが生み出す付加価値の総量をどこまで最大化できるか。
目指したいのは、「50人のチームでありながら、150人分の価値を生み出している」という状態です。
そのために避けて通れないのが、AIを中心としたテクノロジーの徹底活用です。ここ数年のAIの進化は、もはや「便利ツール」というレベルではありません。ビジネスの前提条件そのものを書き換えてしまうような変化の中に、私たちはいます。
だからこそ会社としても、個人の努力に任せるのではなく、業務の根底から自動化・効率化を進めるための仕組みづくりにしっかり投資をしていきます。
技術で代替できるプロセスは、徹底的にシステムに任せてしまう。
そうすることで初めて、私たち人間は「人間にしかできない仕事」にリソースを集中できるはずだからです。
じゃあ、AI時代の「人間ならでは」の仕事って何だろう? と考えると、私はこう思います。
たとえば、
街中の看板や風景の変化から、「次はこういう空気感が来るんじゃないか」と未来の兆しを肌感覚で感じ取ること
あるいは、「N=1」のお客様の声や行動の背後にある、言葉にされない背景を想像すること
少ないサンプルから、「この人はきっと、こういうことで困っているはずだ」と思いを巡らせる力
これらは、今の技術水準では、人間にしか生み出せない価値です。
AIという強力な「武器」と、人間という「使い手」。
今のAIのレベル感で言えば、まずはこの役割分担を明確にし、一人当たりの生産性を高めることで、組織としての密度を上げていきたい。
それが今の考えていることです。
もちろん、「AI=武器(ツール)」という捉え方が、あくまで今のフェーズにおける過渡的なものであることも理解しています。
今後3年、5年というスパンで考えれば、AIは単なるツールを超え、一人の「AIエージェント(自律的なAI社員)」として、私たちと共に働く存在になっていくでしょう。
その時、組織のあり方は根本から変わります。
だからこそ、今のうちからAIとの適切な距離感や付き合い方を習熟しておく必要がある。
「武器として使いこなす」という今のフェーズを極めることは、やがて来る未来への準備運動でもあるのです。
そしてもう一つ。2026年に私たちが向き合うべき、とても重要なテーマがあります。
それは、「組織・チーム・個人としての足腰を鍛えること」です。
AI活用はあくまで手段の一つ。私たちがさらに高いパフォーマンスを発揮するためには、まだ若い組織としての「基礎力」を底上げする必要があります。
チーム内での適切なタスク管理やプロジェクト進行。
日々の業務プロセスの磨き込み。
メンバー同士の質の高い対話やフィードバック、そして仕事の振り返り。
こうした、一見当たり前に見える「仕事の作法」や「チームの連携」のレベルを、もう一段、二段と高めていくこと。
“AIによる強力な効率化と、人間同士による堅実な組織運営“
この二つを両輪として回していくことで初めて、私たちは本当に「強い組織」になれると強く思っています。
仕組みを整え、基礎を固めた先で、私たちは何を目指すのか?
指針は常にシンプルです。
私たちが提供しているのは看板や什器といった「モノ」ですが、お客様がお金を払ってくださるのは、その先にある「課題の解決」に対してです。
つまり、売上とは「私たちが世の中で解決した課題の総量」に他なりません。
だからこそ、メンバーのみんなには常に問い続けてほしいんです。
「どうすれば売上が伸びるか」と考えるのではない。
「お客様の、どの課題を解決できるか?」と考え始めることが最重要です。
看板や表札、そしてこれから展開する資材系のサービスも、すべてはスモールビジネス=店舗が抱える課題を解くための「手段」です。
商品提供だけでなく、サインプランニングやコーディネート、大量注文に対する法人窓口の設置などといった「サービス」の領域まで踏み込むことで、解決できる課題の幅はもっと広がるはずです。
その「結果」として売上は伸びる、それだけ。
その順番を正しく認識し、歩み続けることでお客様にとっても私たちにとっても、双方にとって望む未来に近づきます。
現在、私たちのプロダクトは、すでに世界50カ国以上のお客様の元へ日々届けられています。売上の構成比を見ても、全体の3分の1以上が海外市場から生まれています。
家具でも家電でもない、「店舗サイン・什器」というある種ニッチな領域で、日本発のデザインプロダクトのブランドがこれだけグローバルに受け入れられている。
世界中の街角で、スモールビジネスの挑戦を私たちが支えている。
手前味噌ですが、その事実は、私たちにとって静かな、しかし確かな誇りです。
ロサンゼルスやニューヨーク、メルボルンやロンドンなどの街角で、偶然自分たちのサインを目にした感動は今でも強く覚えています。
2026年は、むやみやたらな拡大を目指す年ではありません。
しかしそれは、歩みを止めるということではありません。
最高の人材を迎え入れつつ、今いる50人のメンバーが150人分の仕事をこなせるような「最強の下地」を、AIと組織力の両面から整えていく。
そうして培った高密度な土台の上にこそ、2027年以降の大きな飛躍が築かれるのだと思います。
地に足をつけ、淡々と、しかし内には熱いビジョンを秘めて。
スモールビジネスの課題解決に、真摯に向き合っていきたいと思います。
本年も、anveil をどうぞよろしくお願いいたします。