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フリーランスで技術を磨いた元デザイナーがアップルワールドのエンジニアマネージャーとして入社した理由とは。

明けましておめでとうございます。アップルワールド経営企画室の齋藤です。

昨年は社員インタビューとして、3名の社員にお話を伺いました。

※詳細はこちらの記事をご覧ください!

・vol.1: 「人生は仮説検証。世界で戦えるユニバーサルな事業をつくる。」壮大なビジョンを描き、アップルワールドという会社を選んだわけとは。

・vol.2: 「デザインの力でPMIを成功に導く」じげんのエースデザイナーがアップルワールドで成し遂げたいこととは。

・vol.3: 未経験からの挑戦。元客室乗務員のCS担当者がアップルワールドで活躍できている理由とは。

今年も社員インタビューや当社の情報などを積極的に発信していきたいと思います。

今年最初の投稿は、社員インタビューvol.4として、当社の基幹ビジネスであるAPPLE WORLDの開発を担当するソリューション開発事業部 VOYAGERグループのマネージャー山上さんにお話を伺いました。

山上 修
ソリューション開発事業部 VOYAGERグループ マネージャー。
2018年10月当社入社。VOYAGERグループのマネージャーとしてプロジェクト管理~組織マネジメント、インフラを担当。武蔵野美術大学卒業後、30代後半までフリーランスとして活動。初めて就職した前職は大手広告代理店系列のIT子会社で、開発の上流から下流まで全てを担当。


フリーランスを経て38歳で初めての就職

-  山上さんは美大卒と伺っていますが元々デザイナーなんですよね。新卒では制作会社に入社されたのですか。

山上: 実は30代後半までずっとフリーランスとして活動をしていました。美大卒業後、紙媒体のデザイナーとしてキャリアを始めてからずっとです。デザイナーの仕事の片手間でWebサイト作成を請け負っているうちにPerlやPHPといったサーバーサイドの技術も身につけていきました。30代半ばからはサーバー・インフラしかさわっていないですね。

私たちの世代にはWebエンジニアという職業は確立されておらず、趣味とハッカーしかいないような時代でした。HTMLがさわれたのでHTMLで作る簡単なWebページの作成を受託するようになりました。当時サーバーサイドの技術はPerlの時代で、案件を請け負ううちにサーバーサイドの言語も学ぶようになり、ドイツの美大に通いながら、仕事を請け負っていました。

当時のフリーランスはメーリングリストで世界中つながっていて、そこでわからないことを聞いたり仕事を紹介してもらったりすることができたので就職するつもりは全くありませんでしたね。

初めての大きな仕事は30歳前後の頃です。渋谷のコンサルティング会社のホームページ制作からシステム開発までをすべて一括で請け負い、大きな会社での開発も楽しいと思うようになりました。

そして38歳で初めて就職したのが前職です。非常に激務な会社でしたが、組織の中でやっているつらさは、フリーランスに比べればずっと楽なものでした。報酬の未払いもなく、給与としてお金がちゃんと入ってくることに感動したのを覚えています(笑)


フロントからインフラまで、フルスタックエンジニアへ


- 前職での業務内容を教えてください。

山上: 小さな会社だったので要件定義から設計、実装まで全ての工程を担当し、時間があれば営業にも出ていました。PHPが最盛期の時代でしたが、他にもshell、Ruby、Windowsサーバー、Linuxサーバーと様々な言語や技術に触れる機会に恵まれ、Web系のことはなんでもやりました。

フロントからインフラまで、フルスタックエンジニアと言えば言えるんじゃないでしょうか(笑)

とにかくどんな技術でも言語でもやってみることが大事で、やってみたら意外となんとかなるものだと実感しました。

- 長年のフリーランスを経て就職した前職から、アップルワールドへの入社を決められた経緯を教えてください。

山上: 最初のカジュアル面談で大久保さん(アップルワールド ソリューション開発事業部 部長)に出会ったことが大きいです。

当初転職の意向は全くなく、たまたま目に入ったGreenのカジュアル面談のスカウトに、本当になんとなく話を聞いてみようと返信したのが始まりでした。

大久保さんはかなり先の未来を見ている人だという印象を受けましたね。現状の作業を一生懸命やりつつも常の先を見据えており、この人と一緒に働きたいと思いました。

そしてアップルワールドには優秀なエンジニアが多いんだろうと想像していましたが、実際に入ってみて、やはり優秀な方がいるな、という印象です。

エンジニアの世界には、プロみたいなアマチュアがたくさんいます。そしてそれが外部からはわかりにくい部分だと思っています。例えば設計と手を動かす実装の作業は、別個の作業で別個の才能が必要です。そこをわかっていない人が意外と多いのですが、大久保さんはそこをスマートに切り分けができており、(それ以外の要素も含めてですが、)本当に優秀な方だと思いました。

フルスタックエンジニア+マーケティングというスキルセットもかっこいいですね(笑)

山上さん(写真左)と大久保さん(写真右)


- アップルワールドに入って3ヵ月程ですが、現在どのような業務をご担当されているのでしょうか。

山上: 今はVOYAGER(アップルワールドの基幹システム)にどっぷりハマっています(笑)

実務では新規ベンダーのAPIの組み込みやメンバー・プロジェクトの管理がメインです。

その他には全社のIT戦略も重要な業務です。サーバーやデータベースの移行のため、クラウドサーバーの選定やスケジュール、方針の決定など限られた時間の中でスピード感をもって進めています。

VOYAGERのシステムは非常に複雑なので、パーツ毎に切り分けてマイクロアーキテクチャー化を進めて行くことが現在の課題ですね。

- アップルワールドでのやりがい、目標を教えてください。

山上: 事業の形態がとても面白いです。ホテルから航空券につながり、航空券ができると各都市のレジャー施設につながって、タビナカが見えてくる。旅行領域はいろいろなことができるので、非常にやりがいがあります。マルチベンダーシステムというビジネスモデルも、自社が在庫を持たず世界中のホテル流通の中核を担うという意味ではとても可能性を秘めていると感じます。

課題は複雑なシステムにあると思っています。現状では顧客・ベンダーの種類だけシステムを作らなければならず、手配先毎・販売先毎に仕様が異なる雑多な状況を一本化していかにシンプルな形にするか。シンプルさとビジネスの形態をうまく組み合わせれば一気に発展すると思っています。サーバーの移行など近い将来を見据えた投資も行いつつきちんと設計していけば必ずいいものが作れると信じています。

技術的な点では、ApacheやPHPのようなレスポンスを繰り返すシステムは古く、ノンブロッキングIOが必須だと思っています。Node.jsのような技術が主体になってくると思いますので当社でも取り入れていきたいですね。

組織マネジメントとしてはフラットな組織が理想です。管理する人間は必要ですが、いわゆる上下関係ではないと思っています。技術や発想は若い子から教えてもらうことも多いので、かっちりした階層組織にはめ込むだけではなく、自由な開発の中で見つかる発見も大事にしていきたいと思っています。


- どんな人と一緒に働きたいですか。

山上: 新しいことに躊躇せずにやっていける人ですね。アレルギーは不毛です。新しい技術や初めての言語でも気負わずとにかくやってみればいい。過去の栄光や食わず嫌いにこだわるのではなく、昨日までやってきたことを捨て去るくらいの気持ちでやっていかないと簡単に置いていかれる業界です。

それから、アップルワールドをホテルの予約会社や旅行会社だとは思わないでほしいです。単なるホテル予約の会社ではなく、みんなもっと先を見ています。まだまだ旅行領域ではいろいろなことが出来ると思うので。

- ありがとうございました。

次回は当社のバリューについてご紹介したいと思います。

当社では先日社の行動規範を示すものとしてバリューを定めました。

ビジョンやミッションなども刷新し、新しくなったアップルワールドのバリューについてその策定過程などをご紹介いたします。

株式会社アップルワールドでは一緒に働く仲間を募集しています
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