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業界初!?有名ゲームシリーズのアートディレクターを務めた父とその息子の初対談。息子が父親と同じ職場で働きたいと思った理由

アプリボットには、父親の仕事に憧れ同じ会社で働き始め、共に新規ゲーム開発に携わる親子がいます。大手コンシューマーゲーム会社で有名タイトルのアートディレクターとして活躍され、アプリボットでは3Dアートディレクターを務める中谷幸夫さんと、2018年2月からアプリボットの新規開発プロジェクトでエフェクトデザイナーをしている息子の優希さん。現在、大学2年生でゲーム開発未経験の優希さんが、なぜ、父親と同じ職場で働いてみたいと思ったのか、そして、実際に働いてみてどうだったのかを聞きました。

(右)中谷幸夫(Yukio Nakatani)

大手コンシューマーゲーム会社にて有名タイトルのアートディレクターを務め、2013年株式会社アプリボットに入社。アプリボットでは、世界観、コンセプトアート、3Dの仕様やディレクションなどアートディレクターとして新規ゲーム開発に携わる。

(左)中谷優希(Yuki Nakatani)

大学2年生。理工学部にてプログラミングや物理などを学んでいる。2018年2月からアプリボットでアルバイトを始め、父親と同じ新規ゲーム開発チームでエフェクトデザイナーとして従事。


◆ゲーム作りは未経験。だけど、やってみたかった

―アプリボットでアルバイトをしようと思ったきっかけは何ですか?

優希さん:

昔からゲームが好きだったということと、小さい頃からずっと父親が楽しそうに仕事をしているのを見ていて、いつかゲーム作りをしてみたいと思っていました。他社でもアルバイト募集はあったのですが、アプリボットではエフェクトをやらせてもらえるということで、よりスキルを身につけられるかなと思い、アプリボットを選びました。

―アルバイトは、どのように決まったのですか?

優希さん:今までエフェクトを作ったことがなく、全くの未経験だったので、参考書を見ながら、Unityの使い方を覚え、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)を初めて作成して持っていきました。今までそういった勉強をしたことがなかったので、全然、上手く作れなかったのですが…。

中谷さん:

ポートフォリオの作り方について、何も教えてないのに一週間くらいで作ってきたんですよ。本人はイマイチな作品だと言うんですが、「お、意外にセンスあるじゃん」と思う内容で。参考書には基本的なことしか書いていないので、経験がないことを考慮すれば、そこまで悪くないと思いましたね。

―仕事は、どのようなことから始まったのですか?

優希さん:

環境エフェクトという霧とか雪のテクスチャを書くことから始まって、いきなり実践でした。そのあと攻撃魔法のエフェクトを作って、今は環境エフェクトよりも難易度が高いユニークスキルの作業をしています。初めはツールの使い方も全くわからなかったので、基本的なことを教えてもらいつつ、隣の席の先輩のパソコンを覗いて「あのボタン押した後にこうするとできるんだ」という感じで作り方を学んでいました。マネして作ってみて、フィードバックをもらって修正するということを何度か繰り返し、多いときだと5回くらいやり直すこともありました。

―何度もやり直すことで途中で辞めたいなと思ったことはありませんでしたか?

優希さん:

むしろ何度も丁寧にフィードバックをもらえ、教えてくれることはありがたかったです。ただ、やはりいつまでもできないままなのは悔しかったので、最初のお給料でデスクトップパソコンを買って、環境を整えて家で1から作り直したり、フリー素材を使って家でテクスチャを何十個も作ったりしました。働き始めてまだ数ヶ月ですが、PhotoshopやMAYAなどのツールが使えるようになりエフェクトの作業は一通りできるようになりました。


◆経験豊富な父親がいる職場で働くことはアドバンテージ

―父親が働く職場ですが、抵抗はなかったですか?

優希さん:

全然、なかったです。昔からゲームで遊んだりしていたので、一緒に何かをするということに抵抗がなかったです。むしろ、同じ職場で働くことで色々と仕事のことについて教えてもらえるので、アドバンテージだなと思っていました。実際、家でも教えてもらっていますが、アドバイスはだいたいすごく厳しいです。

中谷さん:

アドバイスのつもりで言っていても、やはり親の言うことはなかなか聞かないですし、親子ゲンカっぽくなってしまいますね(笑)。私が以前働いていた職場では18歳で入社してくる人もいたので、19歳の息子が働いていることに違和感はないですし、そもそもゲーム開発に年齢や経験値は関係ないと思っているので、つい厳しくなってしまうのかもしれないです。


◆みんな楽しそうに働いている。

―アプリボットで実際に働いてみて、どう感じましたか?

優希さん:

みなさん、好きなことを仕事にしながら、技術力も上げて楽しみながらやっているなと感じました。働くことに対していつも熱意があるし、すごいなと日々思っています。みんな楽しそうに仕事をしているので、僕も仕事をしているときは楽しみながらやるのが大事なんだろうなと思っています。

あと、社長の浮田さんが社内をよくウロウロ歩いていて、メンバーに声をかけていることにも驚きました。僕にもいつも明るい雰囲気で「おお、ジュニア!」と話しかけてくれます。社長は、普段なかなか話す機会もない人なのかなと思っていたのですが、浮田さんは色々な人に話しかけていて、進捗を聞いたりコミュニケーションをとったりして現場をすごく見ているなと思いましたし、やっぱり距離が近いなと思いました。

◆高いクオリティで物作りをし、貢献したい

―今後の展望について教えてください。

優希さん:

まだまだ未熟ですが、自分で考えてオリジナルな表現も作らせてもらっているので、やりがいもありますし、日々仕事が楽しいです。今までいろいろと教えてもらった分、クオリティの高いものを作り、会社に貢献したいです。そのためにも、エフェクト以外の分野にも手を広げていきたいと思っています。

中谷さん:

大学で理系の学部で学んでいるからか、私にはないロジカルな思考があるので、そこを活かしてエフェクトだけでなく、この先、テクニカルアートとかテクニカルプログラムなどに幅を広げて仕事を覚えていってほしいですね。それには、まず現場で開発の難しさを知ってどんどん壁にぶつかっていって、私にはできないことができるようになってくれたらいいなと思っています。

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