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ゼロから作らないからこその価値を発揮。リフォームって本当は面白い『新卒×14億円事業立ち上げ』【アーキテックスの歩き方Ep.3】

太田茂孝 愛知県出身。大学では建築学を専攻し、当時十数名しかいなかったアーキテックスに新卒で入社。賃貸物件の退去修繕リフォームや新築、賃貸リノベーション事業の営業・現場監督を歴任。2015年に本社がある岡崎市でエンドユーザー向けリフォーム事業(カナルリフォーム)を立ち上げ、事業責任者として成長戦略、マーケティング、組織づくり、人材採用から育成までを一手に担う。

年間売上14億円、施工件数1,500件の実績を誇るアーキテックスのリフォーム事業は2015年に誕生した。立ち上げを担ったのは新卒一期生である太田だ。入社から10年で現在のリフォーム事業の礎を築いてきた現場主義の太田は集客のマーケティングだけではなく、営業マネジメントにもBIツールを利用しデータドリブンな一面も持つ。彼のキャリアの歩き方について伺ってきた。


太田さん、今日はよろしくお願いします。僕とはいつも(兼務している)採用チームとして協業していますが、今回はご自身のキャリアや事業部でのお話を中心に伺えればと思います。

太田:よろしくお願いします。文章にするなら呼称は変わるかもしれませんがいつものように『シゲさん』でもいいですよ(笑)


ではそうさせて頂きます(笑)シゲさんの現在のお仕事について教えて頂けますか。

太田:カナルリフォーム、カナルペイントのブランドにてtoCを中心にしたアーキテックスのリフォーム事業部で、経営に関わるマネジメント業務を行っています。現在でも自身が担当としてお客様のリフォームに携わることもありますので、プレーイングマネジャーというのが適切かもしれないですね。今日も午前中にはお客様のご自宅で打ち合わせをしていました。直近2年ほどは採用部署も兼任しています。


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新卒一期生としてご入社されたと伺いました。就職された当時のお話を伺えますか。

太田:2004年に大学を卒業しました。建築学を専攻しており、就職先には新築戸建の施工管理職に興味があったので、ハウスメーカーや工務店等を考えていましたが、当時創業事業の賃貸物件向けのリフォームしか行っていなかったアーキテックスに入社することにしました。


現在ではグループ全社で300名近いメンバーがいらっしゃいますが、当時は創業事業のみで会社の規模も小さかったと思います。アーキテックスとはどのように出会ったのですか。

太田:地元の商工会が主催している合説に行ったんです。そこで創業メンバーの越前さんが、一人でブースに呼び込みをされていて、偶然話を聞くことにしました。先ほど話した通り、当時新築事業部はまだ存在しておらず、近い将来に事業として行う予定だとお話されていました。元々大手思考が強かったわけでもなく、小さな組織が故に経験できることも多いのかなと興味を持ちました。その後、面接をして頂き代表の近藤さんとも話をさせて頂いたのですが、まだ一介の学生だった自分に会社や事業に対する想いや夢をお話してくれました。熱量というかメッセージ自体の強さもそうですが、計画や展望に具体性があり、その当時は事業として新築をやっていなかったにも関わらずアーキテックスに就職することを決めました。


今でこそ一定の規模を持つ会社まで成長し、沢山の学生さんにもエントリーして頂ける会社になったと思いますが、当時は不安等無かったですか。大学でも建築学を学んでいらっしゃいましたし、当時は希望されていた新築事業部もまだなかった中ですよね。

太田:当時は周囲の友人からもよく言われました(笑)自分自身は勉強ばかりやってきた人間ではないのですが、周囲の友人はちゃんとした人たちが多くて、みんな公務員や大手企業への就職をしていたので、「メンバー15人の工務店?リフォーム会社?」という反応が多かったですね。実際今振り返ってみても自分の決断は正しかったとも思いますが、同時によく決めたな。とも思います(笑)自分の両親も子どもの決断を尊重してくれる両親でしたので「あなたが決めたのなら」と応援してくれていました。



入社直後のお仕事について教えてください。

太田:入社直後は創業事業である賃貸住宅向けのリフォーム事業、現在の『アテイン事業部』に配属され、賃貸物件の退去立会や原状回復工事までの一連の業務に携わっていました。もちろん当時も工事をお手伝いいただく協力会社さんはいらっしゃいましたが、人出も今ほど充実はしていませんでしたので、設備工事も簡単なものは自分で行っていました。入社から2年間は賃貸リフォームの事業に携わり、3年目から新築事業の本格的な参入に向けて新築戸建の事業も兼任するようになりました。2009年からは完全に新築戸建を扱う部署に異動し、工務として働きだしました。ただ、当時は立ち上げ直後ということもあり、現場の管理だけではなく一部営業のような業務も行い、施主さんとの打ち合わせから、現場の管理まで全てやっていましたね。5年ほどで新築注文住宅の組織も立ち上がったタイミングで再び賃貸リフォームの部署に戻ってきました。それまではいわゆる現状回復工事が中心の事業でしたが、物件の価値を最大化するためのリノベーション工事や、大規模修繕といった新規事業の立ち上げを行うためです。丁度受注ボリュームが大きなお客様を担当させて頂くタイミングで、既存の現状回復だけでなく、入居促進や家賃の維持や向上を目的としたリノベーションといったご相談も多かったんです。自分自身新しいものも好きですし、よりクリエイティビティを発揮できる領域でもあったので楽しかったですね。


アテイン事業で現場に近いお仕事をされていたことや、工務の業務を通じて現場のことを良く学べたことが今のシゲさんの”引き出しの多さ”につながっていると感じます。そこからリフォーム事業の立ち上げをされたのですね。

太田:2015年の2月にカナルリフォームの1号店をオープンさせました。アーキテックス自体の目指したいあり方には、ToC向けのリフォーム事業は不可欠です。賃貸リフォームや新築での経験もありましたし、自分自身やってみたいと思っていたので社長に提案しましたね。当時の上司と相談して一緒に社長にプレゼンしたことを覚えています。


冒頭にマネジメント業務中心と伺いましたがスケジュールを拝見すると『●●様打ち合わせ』『●●現地調査』と現場でのお仕事の予定が見受けられます。

太田:今も自分が担当としてお客様の対応をさせて頂くこともあります。多くはご紹介ですが、自分自身、現場の空気感とお客様のお困りごとを解決することが好きだからやっているということもあります。メンバーの人たちをマネジメントする立場ではあるのですが、直接サービスを提供するお客様に携わることで“自身の影響の輪”を広げたいというのがあるかもしれません。住宅に関わる事情はどれもそうかもしれませんが、やっぱりご紹介を頂けることは嬉しいことの一つなんです。お金がかかることで友人や家族を誰かに紹介することは難しいことだと思います。決して安くない費用が掛かる住まいの困り事についてですからね。特にリフォームは新築や不動産と異なり完成状態が見えづらいことや、既に存在している状態を変化させるという難しさがあります。新築はゼロから作ることができますが、リフォームは”前提条件”がお宅毎に異なります。同じ設備の取り付けでも、あるお宅では必要な工事が、別のお宅では必要が無かったりします。このような個別最適性が強いという特徴がある中で『この人なら、この会社なら』と思って頂けるのは本当に嬉しいですし、この感覚が今でも顧客に近い場所で仕事をしたいと思わせてくれるんでしょうね。



最後に組織や個人として叶えたい夢や目標があれば教えてください。

太田:これまで培ってきた歴史を紡ぎながら新しいチャレンジをし続けたいですね。リフォーム事業部でも施工管理ツールにはSaaSを導入していますし、営業パーソンには極限までのペーパーレス化の為、タブレット機を一人一台づつ支給し、接客の場面でも活用してもらっています。効率化によって顧客と働くメンバーそれぞれの余計なコストを削減したり、工事情報をデータ化することで、次回の工事機会にも活かすことが可能です。また、マーケティング施策においても社内でいち早くBIツールを導入し、紙、デジタルの媒体効果や、それらのエリアや年代毎の効果可視化もできるようになり、効率的な集客活動を実現しています。

アンドパッド、ANDPAD AWARD 2021 受賞ユーザーを発表
特設サイトはこちら: https://page.andpad.jp/award/ ANDPAD AWARDは、ANDPADをご利用になる企業やユーザーを表彰する年に一度のイベントです。ユーザー同士の経験・ノウハウの共有を活性化させ、建設業界全体でのDX化をさらに加速させること、またデータドリブンかつ定量的に働きを評価できる仕組み作りを目的としており、下記2つの賞を設けています。受賞ユーザーには、ANDPAD AWARD 2021での表彰のほか、ANDPAD ONEでのご紹介、トロフィーや表彰楯の贈呈など特
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000018154.html

(案件管理にはSaaSを利用。サービス提供会社からも表彰をされている)

太田:建設や住宅の業界では働き方やテクノロジーの導入がスローな傾向はあります。当然、業界側の人間として難しい部分があることは十分に理解しています。しかし『こういうものだから』で片づけていては新しい価値は生まれません。私は性格的に変化や新しいことが好きですし、変化は楽しいことだということはメンバーや後進の方にも知って欲しいと思っています。もちろん苦労や汗をかく場面も多いですが挑戦の先にしか感じられない喜びを伝播させたいですね。

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