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元メーカー営業、元パチンコ店舗運営の二つのキャリアを経てたどり着いたBtoB×Cの現在地『中途×業界未経験』【アーキテックスの歩き方Ep.4】

佐分玲保奈 愛知県出身。大学卒業後はアミューズメント・レジャー事業最大手の企業に新卒入社し、店舗業務全般に従事。業界の情報発信規制が厳しくなる環境下でSNSやメッセージアプリの活用等、店舗マーケティング施策にてリーダーシップを発揮。2019年に半導体素材メーカーに入社し営業職として従事。2022年にアーキテックス株式会社へ入社。私生活では2児の父として子育てにも奔走。

賃貸住宅総合サービス事業である“アテイン”はアーキテックスの創業事業であり、住宅ベンチャーとして様々な事業を行う現在においても、グループを支える中核事業でもある。売上の7割以上を占める「原状回復」だけでなく「リノベーション」や「大規模修繕工事」も行う、賃貸住宅の総合リフォーム事業として東海圏だけで年間1万件以上の工事実績を誇る。主たる顧客は物件を管理する不動産管理会社ではあるが、入居者、物件のオーナー等、幅広いステークホルダーを持つ。大手レジャー産業での顧客サービス、BtoB営業で培った経験の両方を活かせる場として2022年にジョインしたメンバーが今日の主人公だ。


佐分さんとは同じ中途入社ですが、これまで職種も異なるため、業務の中で関わる機会は多くありませんでしたが、その分今日は沢山お話伺わせて頂きますのでよろしくお願いします。

まずは今のお仕事から教えて下さい。

佐分:賃貸物件の原状回復工事に営業担当としてお仕事をさせてもらっています。入居者さんが退去される際、元々の状態にお部屋を戻すための工事負担割合を算出するための退去立会から、見積の作成、協力会社さんへの発注、工事完了後の確認までを行っています。メインのクライアントさんは大手の管理会社さんですが月間約20件の現場を任せてもらっています。まだ入社して半年くらいですので、少しずつ一人で全部完遂できるようになってきました。


毎月20件の現場数は結構大変ではないですか。

佐分:少しずつ仕事を覚えてきた段階ですのでわからないこともあります。先輩のメンバー達は私よりも多くの現場数をこなされていますし、繁忙期には倍近くの件数を担当するとも伺っていますので今はまだ修行の時期ですね。


佐分さんは業種や職種未経験と伺いました。これまでのキャリアについて教えて下さい。

佐分:大学を卒業してからパチンコホールやレジャー施設を運営する会社に新卒で入社しました。店舗業務に従事しており、接客から一通りの業務はすべて行いました。私が勤務していた頃から業界の宣伝や広告手法への規制が厳しくなってきたタイミングもあり、当時、日本でもユーザーが拡大し出したLINEやSNSなどを使って集客するという仕事に注力していました。業界では最大手の会社でしたし、今でこそどこのお店もそうですが、業界に先駆けて「サービス業」という概念を掲げており、研修や教育体制もしっかり整っていました。社会人のファーストキャリアとして鍛えて頂きましたね。新卒で7年程働かせて頂き、BtoBの営業をしてみたいと考え、半導体を作る際に必要なプラスチック部品を製造するメーカーに転職しました。

佐分:私自身文系出身ですし、業界の知識も全くない業界への転職で苦労しました。半導体の世界というか精密機器はどれもそうかもしれませんが、製品事に仕様が細かく異なります。建設業と同じく『図面』が存在しますが、これがとても奥深いんです。例えば、加工した部品の表面の粗さを表す面粗という基準のようなものがあります。表面の高さや深さ起伏の幅等がミリ以下の単位で設計されており、最初は図面に書いてあることが一つもわかりませんでした。当然お客様はその道のプロでしたし、聞いたことのない専門用語が飛び交う中での営業活動はとても大変でした。でも店舗運営の仕事とは異なり、一つのプロジェクトに一定期間費やし顧客と一緒に良いものをつくり上げるというBtoBの営業自体は楽しかったです。3年程お世話になりアーキテックスへ転職しました。


なかなかユニークなキャリアですね。アテイン(賃貸住宅総合サービス事業)のお仕事を選ばれた理由はなぜですか。

佐分:仕事自体は充実していた部分もありましたが、組織的なことで思うところがあったため転職を考えるようになりました。

佐分:アテインの営業を選んだのは自身が経験した二つの仕事に共通点を感じたからです。ビジネスとして売上を頂くのはクライアントである管理会社さんになりますが、一方で彼らの顧客たる入居者さんも我々にとってのサービス提供先であります。BtoBでの営業経験だけでなく、店舗業務時代に経験した細部までチェックを徹底するということに似ていると感じました。営業時間はもちろん営業時間の前後もお金の取り扱いから台の検査まで様々な点検項目があります。特に所轄の警察が管轄している前職の業態では、台のパーツそれぞれに番号が振り分けられており、一つでも合致しなければ営業停止命令を下されることがあります。しかも法人一括で処分されることもありますので、1つの店舗だけでなく全国数百店舗に影響を及ぼしてしまうかもしれません。そういった万事を徹底して確認するという感覚や文化が染みついていますので、同じく確認する幅や項目の多いリフォームという分野で、自身のパーソナリティや強みが活かせると考えました。ただ、最終的な決め手は人柄の良さに惹かれた部分が大きかったです。


入居者さんと管理会社(オーナー)さんとある意味利益相反する両者に対してサービス提供者というのはアーキテックスのグループ内でも珍しいですね。

人柄とは具体的にどういったことでしょうか。

佐分:事業のトップである越前さんが面接官でした。初回はオンラインでの面接でしたが、いわゆるステレオタイプの面接ではなく1時間くらい『雑談』をさせて頂いたような印象でした。自分が大学在学中にアメリカへ留学をしていたことがあるのですが、その話で盛り上がったように記憶しています。あとは、仕事の内容や働き方についてすごく丁寧に説明をしてくれました。感覚的なものもあるのですが、こういう人がトップの組織であれば安心して働くことができると感じました。

※越前さんのインタビューはこちらから※

賃貸リフォームはニッチだけど尊い。業界の為なら敵に塩も送る『創業メンバー×年12,000件ニッチ事業』【アーキテックスの歩き方Ep.2】 | アーキテックス株式会社
越前 貴司 愛知県出身。大学卒業後は呉服の販売大手に入社し営業職として勤務。幼馴染であった現代表取締役社長の近藤と3人で友人宅ガレージにFAX1台を置き、事業用不動産のクリーニング会社として現在のアーキテックス株式会社を創業。現在まで創業事業をけん引し、現ブランド名に『アテイン』の事業責任者として年間実績数12,000件以上を実現。 ...
https://www.wantedly.com/companies/architex/post_articles/351640


実際にご入社されてからの印象は面接時に感じられたものと比較していかがでしたか。

佐分:実際入社前は建設業界や不動産業界に対する知識もあまりなく、グレーな部分が多くて、どちらかと言えばネガティブに考えていました。しかし、私が所属するアテインの組織は人柄が良く温かい人が多いなと感じています。メンターとして指導してくれた先輩も、年齢は自分より若い方ですがとても丁寧に教えてくれます。印象的だったのは、まだまだ分からないことが多い中で周囲のメンバーに質問をさせて頂く機会も多いのですが、皆さん自分の仕事があっても必ず手を止めて教えてくれます。中途で入社かつ業界知見や経験も少ない中で『質問しやすい雰囲気』を作って下さっているのかなと思いますが、すごくありがたいですね。


佐分:入社が決まってから越前さんにも伺ったのですが、人柄をかなり重要視して採用をされており、面接でもなるべく話しやすい空気感を作って候補者のパーソナリティを知ることに重きを置いていると話されていました。


転職は業務もそうですが、新しいコミュニティになじむというのはなかなかストレスがあるものですが、そうお話頂けると嬉しいです。

先ほどから良いお話ばかりして下さっていますが、悪い意味のギャップは何かありませんか。

佐分:正直業務内容や人という点では今のところ不満はあまりないですね。しいて挙げるとすれば今勤務している拠点のエアコンの効きが悪いことですかね(笑)エアコンの問題というより、建物の問題だと思うのですが日中は18度に設定してもなかなか涼しくなりません。日が暮れてからはすぐ冷えるんですが…(笑)あとは、本社には社食があるらしくうらやましいなとは思っています。あまり伺う機会が無いので。


会社の偉い人たちがこの記事を見て下さっているのを自分も願っておきます(笑)

お仕事を通じて叶えたい夢や目標などがあれば教えてください。

佐分:今は上司である山本さんのようになるというのが目下の目標です。仕事面もそうですが、人としても憧れる存在です。業務面で指示や指導をして下さる時もひとつひとつに“なぜ”ということを説明してくれますので納得して進めることが出来ます。まずは一人前になって安心して仕事を任せてもらえるようになりたいです。

佐分:本当に遠い未来でと考えていますが、海外事業に興味があって実際に会社自体も海外に目を向けている中でゆくゆくは携われる機会があれば良いなと考えています。もう随分英語からは遠ざかっているのでまた勉強しなきゃいけませんが(笑)


最後にアーキテックスやアテインに合っている人はどのような方だと思いますか。また我々の会社や仕事に興味を持って下さった方々へメッセージがあればお願いします。

佐分:最近、前職で同僚だった方をリファラル採用枠で紹介しました。まだこの取材中は選考中かなと思うのですが、一緒に働けることになればすごく楽しみです。自分が紹介した彼もそうですが、人間的な真面目さがある方かなと思います。24時間365日そうであれという意味ではなく根の部分が真面目で『誰かの役に立ちたい』と強く思うことができる人かなと思います。これから会社全体として『住まい方文化』の創出という未知のチャレンジに向かっていきますが、決して派手で目立つとか、ただダイナミックなことをするということではなく、誰かの役に立つという目的が大切だと思っています。もちろん仕掛けとして面白い事や、新規性の高い取り組みがあっても、手段として考え本質的に大切なことを追求していきたいと思っています。アテインも新受発注システムが備われば事務所に戻らずにほぼすべての業務がタブレットだけで完遂されます。まだまだゴールに向かって走り続けている最中ですが、一緒に走ってくれる人がいれば嬉しいなと思います。

佐分さん本日はありがとうございました!

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