「“使われる”プロダクトをつくる。その責任と面白さ」
当社は、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集い、前例のない挑戦を続けています。
今回は、AVITAのプロダクトを支えるエンジニアチームの姿をお届けするインタビュー企画の最終弾です。
業務委託から正社員へとキャリアを切り拓き、現在はフロントエンドエンジニアとして活躍する斎藤に、入社の経緯・チームで働く魅力・印象に残る開発体験について話を聞きました。
彼の言葉からは、「自分がつくった機能が実際に社会で使われている」というリアルなやりがいと、エンジニアとして挑戦を続けられるAVITAの環境が伝わってくるはずです。
1. 学生時代から続けたフリーランス、その先に見えたサービス開発への想い
AVITAへの参画は、業務委託からのスタートでした。
学生時代からフリーランスとして広告代理店や制作会社のWeb制作案件を担当していました。最初はアルバイト感覚に近かったのですが、納期をはじめクライアントの要望に応えることが求められ、その積み重ねが自分にとって大きな社会経験になりました。
受託案件はとにかく数をこなす日々で、次第に「やっぱりサービス開発に挑戦したい」「趣味で学んでいたReactやTypeScriptを実務で使いたい」という想いが強くなりました。プロジェクトごとに納品して終わる受託開発ではなく、ユーザーに使われ続けるサービス開発に関わりたいと考えるようになったんです。
そうした想いからAVITAに興味を持ち、まずは業務委託として関わり始めました。スタートを業務委託契約にしたのは、サービス開発に挑戦できる環境か、そして自分が安心して働ける場所かを確かめたかったからです。
2. プロダクトへのワクワクと、チーム開発に挑戦したい気持ち
AVITAに正社員として入社を決めた理由のひとつが、「チーム開発に挑戦したい」という想いでした。フリーランス時代は提案から実装まで、判断も作業もすべて自分で行い、一人で完結することがほとんど。スピード感はありましたが、チームで議論しながら進める経験がなかったんです。
AVITAではスクラム開発を取り入れ、スプリントごとに目標を設定し、チーム全体で振り返りながら改善を重ねています。設計や技術選定の議論も活発で、互いに意見を尊重し合いながら進めています。特にレビューは非常に丁寧で、先輩の細やかなフィードバックを通して、より良い実装方法や考え方を学ぶことができ、安心して開発に集中できています。
最初はチーム開発の進め方やルールがわからず戸惑いましたが、レビューを重ねる中で徐々に理解が深まり、「チーム開発は大変だけど、自分の成長を確かに感じられる環境だ」と思うようになりました。
そしてもうひとつ大きかったのが、「とにかく開発しまくりたい」「手を動かしたい」という強い気持ちでした。自分の経験や知識がどこまで通用するかが不安もありましたが、カジュアル面談でCTO三上やVPoE大高から「AVITAはとにかく開発しまくるよ」と聞いたときに、「ここなら挑戦しながら思い切り手を動かせる」と確信し、正社員として参画することを決めました。
3. 今の業務と開発で意識していること
現在はAVACOMのフロントエンド開発を担当しています。
AI対話機能をはじめ、新規機能の開発や仕様変更、不具合対応など、日々サービス改善に取り組んでいます。最近では社内管理システムのフロントエンド実装を任され、技術選定から0→1の開発を進めています。
開発で特に意識しているのは、要件のすり合わせとチーム内での密なコミュニケーションです。CDOの岩崎をはじめ、デザイナーやバックエンドエンジニアと連携しながら、「どのような画面で、どう動かすか」を具体的に言語化し、認識を合わせることを大切にしています。
また、AIツールも積極的に活用するようにしています。これまでいくつかのツールを試してきましたが、 現在は主に Cursor 上で Claude Opus 4.5 や Claude Sonnet 4.5 を使いながら実装方針を整理し、コードを生成するスタイルが中心です。
必要に応じて Codex も併用し、実装の細部を整える際に使うこともあります。最近はantigravity(Gemini 3) も試しており、スピード感や提案の質を比較しながら最適な使い方を探っています。
チームとしても新しいツールを柔軟に取り入れる文化があり、自分に合った形で効率化を進められるのはAVITAの魅力のひとつです。
用途や状況に応じて複数のモデルを使い分けることで、生産性だけでなく“学びの幅”も広がっていると感じています。
こうした日々の開発の中で、特に印象に残っているのが「AI対話機能」と「社内管理システム」の開発です。
4. “使われる”プロダクトをつくる。その責任と面白さ
「AI対話機能」はサービスのトップ画面に表示され、ユーザーが毎日触れる部分です。駅や百貨店でお客さんが実際に使っているのを見たときに、「あ、これ自分が担当した機能だ!」と思えて、本当にやりがいを感じました。ユーザーからの要望も多く、開発には苦労もありましたが、それ以上に“自分の作ったものが実際に使われている”実感は何ものにも代えがたいものです。
また、「社内業務を効率化するための管理システム」開発にも深く関わり、大きな学びがありました。これは新規プロジェクトとして、技術選定から0→1の実装までを任される形で進めたものです。
技術選定の段階では、VPoE 大高と相談しながらチーム全体で扱いやすく、将来的に拡張しやすい構成を意識しました。新規プロジェクトだったので、自分の判断がそのままプロダクトに反映される責任の重さも感じましたが、だからこそ“技術を選ぶ力”を鍛えられた貴重な経験になりました。
仕様決定のプロセスでは、バックエンドエンジニアと「どんな情報を扱い、どう見せれば迷わず操作できるのか」という“最適な形”を議論しながら、API仕様を含めて設計を詰めていきました。使う人の動きを思い浮かべながら議論を重ねるプロセスは、難しさとやりがいがありました。
実装に入ってからは、v0でUIの草案を作り、Cursorを活用して生成AIの提案をもとにコードを書き進めました。AIが生成したものをそのまま使うのではなく、基本構造やコンポーネント設計を見直すなど、プロジェクトの方針に合わせて試行錯誤を重ねる中で、0→1開発の工夫のしがいと面白さを実感しました。
この開発で、これまで外部ツールでしか行えなかったユーザー管理の操作を、社内の管理画面上で完結できるようになりました。
「操作がわかりやすくなった」「作業がスムーズになった」と社内からもフィードバックをもらい、自分の手でつくったものが“実際に使われている”ことを実感できた、印象深い開発になりました。
5. チームで学び合えるから挑戦できる
入社前はチーム開発の経験がありませんでしたが、先輩たちがレビューや議論でしっかり伴走してくれたことで、安心して挑戦することができました。その結果、自然と手を動かす機会が増え、成長につながっていると実感しています。
チーム開発の魅力は、設計や技術選定をみんなで議論できること。一人で進めるのとは違い、さまざまな視点や意見を取り入れることでより良いものをつくれますし、自分の学びにもなります。サポートを受けるだけでなく、自分も貢献できる場面が増えてきたのが嬉しいですね。
6. 試して、形にして、成長できる場所
これからもAIや新しい技術を積極的に学び、プロダクトに還元できるエンジニアでありたいと思っています。
一緒に働きたいのは、学んだことをすぐ試し、形にするところまでやり切れる人です。
AVITAには、挑戦を歓迎し、失敗してもリカバリーできれば大丈夫という文化があります。だからこそ、新しい技術やアイデアを積極的に試していける人にとっては、本当に最高の環境だと思います。手を動かすことが好きな人なら、きっとここで大きな力を発揮できるはずです。