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データマネージャーがエンタメ業界を学ぶために読んだ本5選

こんにちは!バンダイナムコネクサス データ戦略部の吉村です。

私は元々IT業界にいたためエンタメ業界のことは知らず、バンダイナムコネクサスにて初めてエンタメ業界に従事することになったのですが、エンタメビジネスがどのような構造になっているのかわかってませんでした。

そういった状況の私 が、エンタメ業界を勉強するために読んだ本をいくつか紹介します。

コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本

図解入門業界研究 最新コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本 [第4版] (How-nual図解入門業界研究)
映画や音楽、アニメ、ゲーム、ウェブなど、多様な産業の複合体であるコンテンツ業界には、法整備からクールジャパン戦略など、国の基本方針として業界促進策が打ち出されており、ものづくりに代わる新たなリーディング産業として大きな期待を集めています。本書は同業界の実態や課題、最新動向を、豊富な資料と共に紹介。モバイルやウェブ・コンテンツの展開など、多様化する業界の現在を多角的にあぶり出し、今後を展望します。 第1章 コンテンツ業界の全貌 第2章 音楽業界 第3章 放送業界 第4章 映画 第5章 アニメーション/マンガ
https://www.amazon.co.jp/dp/4798063584


エンタメ業界初心者向けという事で、まずは業界構造がわかると他の本を読むときも理解が深まるので、最初は図解解説シリーズから紹介します。

主に音楽、放送、映画、ゲーム、アニメ、ウェブ、モバイルについてビジネスモデル、スキーム市場の推移などが解説されており、各コンテンツのコンディションを知ることができます。

この本は網羅性が高い本なので、最初に読んでコンテンツ業界はどんなものがあるのかを把握しておくことで、全体感をつかめるようになります。

アニメ業界の動向とカラクリ

図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第3版] (How-nual図解入門業界研究)
Amazonで谷口功, 麻生はじめの図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第3版] (How-nual図解入門業界研究)。アマゾンならポイント還元本が多数。谷口功, 麻生はじめ作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第3版] ...
https://www.amazon.co.jp/dp/479806338X


図解解説シリーズからもう一つ紹介します。

エンタメビジネスを行うための中核になってくるアニメですが、アニメに焦点を当てたビジネス構造について解説されている本となります。

アニメビジネスは出版社、制作会社、テレビ会社、玩具メーカー、DVDメーカーなど多くのステークホルダーが存在して成り立っています。そのビジネス構造の成り立ちを歴史的な背景から説明されています。

自分はこの本を読む前に持っていた以下の疑問が解決されました

  • アニメを見ているとエンディングに「〇〇製作委員会」というのを見ると思うのだけど、いったい製作委員会とは何なんだろうか?
  • 視聴方法がDVDやブルーレイから、動画配信サービスに変わっている昨今、アニメビジネスの収入源はどうなっているのか?

バンダイナムコグループはグループ内で制作会社、玩具メーカー、DVDメーカー、ゲームメーカーを持っているのですが、この本を読むことによってアニメがどのように商品になっていくのか理解できました。

オタク経済圏創世記

オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件
日本のオタク文化商品は、いかにして世界的なブルーオーシャンとなり、成長を続けているのか。 「オタク経済圏」のキープレイヤーの戦略を解き明かし、5G時代のビジネスのヒントを提示する一冊。 <以下、序章より> 事件は2019年4月6日におきた。おそらくは歴史上はじめて、純日本のコンテンツ、それもプロレス団体がマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)の会場を満員にしたのである。 (中略) ...
https://www.amazon.co.jp/dp/4822289982

ここからは中山淳雄氏の著書を紹介していこうと思います。

中山淳雄氏は元々バンダイナムコ、ブシロードの経歴を持っている方で著書の内容もその経験を踏まえたものでエンタメビジネスを理解する上でのポイントが抑えられていると感じます。

「オタク経済圏」としてコンテンツ産業がどのように生まれて、今もなおどのように成長いているのかを説明しています。

「コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本」は業界構造やビジネスモデルが中心に書かれてますが、本書は具体的な事例をもとに著者の見解を踏まえて解説されているのが面白い点です。

コンテンツ業界もグローバル化が進んでおり、ゲームについては中国などが台頭を表してますが、日本も負けじと新しいコンテンツを生み出しており、後れを取るわけにはいかないという事が身に沁みました。

エンタの巨匠

エンタの巨匠 世界に先駆けた伝説のプロデューサーたち
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https://www.amazon.co.jp/dp/4296001264


中山淳雄氏の著書から2冊目の紹介です。

コンテンツ業界のプロデューサーを対象に、その人の歴史をなぞって、どういうコンテンツを作りそのためにどういう挑戦をしてきたかをインタビューして掘り起こしていった本です。

インタビューイはテレビの土屋氏、漫画の鳥嶋氏、ゲームの岡本氏、起業家の木谷氏、映画監督の舞原氏、音楽の齋籐氏といった各業界から錚々たるメンバーが揃ってます。

どういう考えで仕事にとりんでいったのかが掘り下げられており、エンタメ業界で働く自分としてはやっぱりコンテンツ愛は大切だなと感じました。

アニメビジネス完全ガイド

製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド (星海社新書)
Amazonで増田 弘道の製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド (星海社新書)。アマゾンならポイント還元本が多数。増田 弘道作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド (星海社新書)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
https://www.amazon.co.jp/dp/4065120020

最後は増田弘道氏の著書を紹介します。

増田弘道氏はマッドハウスというアニメ制作会社の経歴を持ち、アニメ業界がなぜこのような構造になっているのかが主体者目線で書かれています。

アニメビジネスには制作と製作という同じ発音で違う仕事の領域が存在するのですが、この本を読んでどのような役割のため生まれて、どんな仕事をしているのかがクリアになりました。

  • アニメ「制作」会社
  • アニメ「製作」委員会

4章の「製作委員会は悪なのか?」には製作委員会方式が生まれた背景から、現在まで続いている理由、そして著者の提言が書かれています。

エンタメ業界の中心となるアニメですが、アニメ制作は課題がありつつもこのような人に支えられて作られているというのがわかりました。


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