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刺激をくれて、デザインの幅を広げてくれる仲間がいる【社員紹介:坂入香緒里】

【坂入香緒里(さかいりかおり)】2008年多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業後、Web広告制作会社にデザイナーとして所属。ヤマザキ製パン、ユースキン製薬、日本郵政、TOYOTA等大手企業のキャンペーンサイトを中心に、スペシャルサイト、商品ブランドサイト等のデザインを手がける。また表現としてイラストレーションを得意とするため、イラストレーションのみ関わる案件も数多く担当。5年半勤めた後フリーランスに転身。フリーランス時代には、前職の仲間や前職で知り合った仲間と共に引き続き、スペシャルサイトサイト等Webサイトデザイン制作に関わる。2016年より株式会社ビットエーに参画。これまで培ってきた技術・知見を元に、引き続きデザイナーとしての活動の幅を広げると同時に、後輩デザイナーの育成に力を入れている。

デザイナーになったきっかけを教えてください

小さい頃からとにかく絵を描くのが好きで、姉と妹の三姉妹みんなでチラシの裏などによく描いていました。今でも描き続けているのは私だけですけど(笑)。

そんな環境で育ち、絵が好きだから、そして家族の薦めもあって美大に進学し、課題や自主制作のイラストを描くなど、わりと普通に学生生活を送りました。一つだけWebに関する講義を受けて興味を持ったのですが、このときはデザイナーになるなんて思ってもいなかったです。

卒業後は大学に講師で来られていたキャラクターデザイナーの先生(「たれぱんだ」や「ぴよだまり」をつくった方)の元でアルバイトをしていましたが、いつまでもアルバイト生活を続けるわけにもいかず、真面目に職探しをはじめました。

そしてたまたま受かったWebの制作会社で面接のときに美大卒だからデザイナーだねと言われ、そこで私はデザイナーの道に進むことになりました。今ではこんな楽しい職業に就けたことに本当に感謝しています。

デザイナーとしてのキャリアと入社の経緯

働きだしてから3年くらいはアシスタントとして、ページの量産やデザインのアイデア出しなどを主に行っていました。ある日「サイトのデザインやってみる?」と先輩から声がけてもらい、そこから徐々に本格的なWebサイトのデザインをするようになり、「山崎製パン」「TOYOTA」「ダイハツ」「ロート製薬」「LION」「京都大学」などのブランドサイトやスペシャルサイトを担当しました。

4年ほど働いた頃に、よく会社に出入りされていたイラストレーターさんが弟子を探していると聞き、元々絵を描くのが好きな私は立候補し、それからはイラストレーターとしての仕事もはじまりました。

とてもやりがいがあり、楽しかったのですが、本業とのダブルワークが精神的にも体力的にも辛く、会社をやめてフリーランスとして独立することにしました。

実はもう一つ理由があって、これまでデザイン業務しかしておらず、お金のことや仕事の流れもわかっていない世間知らずだったので、そのあたりも学ぼうと思ったのです。

独立後は前職からある程度のお仕事をいただけたので、金銭的にはそれほど問題なく、充実していました。ただ、フリーランスはやり方次第で自由な時間が取れそうに思っていましたが、スケジュールがタイトなこともあったり、こもって仕事をすることも多く、1日誰とも話をしないことが増えてきたのです。

コンビニの店員さんと「温めますか?」「はい」くらいの会話しかない日もあり、人と接しないことがだんだん怖くなりはじめて…。

孤独な状態で仕事をすることが自分にはあまり向いておらず、人と接しないことでデザインの幅が広がらなくなってきたと感じるようになりました。

人と接することがないとまわりから情報を得られなくなります。そうすると一人では拾いきれない情報からもどんどん置いていかれることに。自分で調べる情報には限界がありますし、自身の興味のあることしか入ってきません。様々な人と話した方が色々な視点や考えに触れ、デザインもまた変わってきます。

そこで本気で職探しを始めビットエーを紹介していただきました。

面接の時に役員の吉田(雅)さんが、これからはデザイナーを増やし、自社のクリエイティブに力を入れたいとお話され、すごく胸が熱くなりました。また、デザイナーの吉田(英)さんから絶対にあなたが欲しいと言っていただき、今まで孤独でやってきた私の心に染み渡り、入社を決めました。

ビットエーではどのような仕事をしていますか?

ビットエーに入社してからは、ヘルスケアアプリ開発会社のコーポレートサイトのデザインを担当しました。吉田(英)さんにアートディレクションしていただき、PC版のデザインを作成しました。一番大切にしたことはメインビジュアルの部分です。健康というキーワードから健やかさや大切な人の笑顔を、という点を考えて制作しました。

こちらがイメージしているものとクライントがイメージしていたものに相違があり、メインビジュアルの選定に苦労したことを覚えています。

次に、音楽配信アプリのサービス紹介サイトのリニューアルを担当しました。企画から参加し、かなり自由度も高く進められた案件でしたが、「デザインをもう少しダサくしてください」とめったにない注文を受けました。

フォントを一般的なものに変更したり、一昔前のテイストを感じるデザインに見えるように工夫しました。その他にも、リンクには矢印をつけてクリックできることがわかるようにし、ボタンにはグラデーションをかけて少し昔風のデザインにしたところ、無事に高評価を得ることができました。

トレンドを追うばかりではなく、クライントやターゲットにあったデザインをすることの大切さを改めて感じたお仕事だったので、印象に残っています。

最近の案件では、CSR情報発信のための子供向けサイトがあります。Web上の擬似空間で、様々な環境に隠れている生きものや、自然現象を撮影することで豆知識を得ることができるものです。楽しみながら環境に興味を持ってもらうというコンセプトのもとで進めました。企画から関わらせていただき、デザインはもちろんインタラクションについても子どもたちが楽しめるようなサイトを目指し制作しました。

子どもたちに楽しんでもらうことを前提に制作しましたが、個人的にも作っていてとても楽しい案件でした。これからもこの案件のように、作る側も受け取る側も楽しめるものが作れたら幸せだな、と思っています。

やりがいやモチベーションについて教えてください

以前の職場では、プロジェクトの途中から入り、いつの間にか公開…なんてことが多くあったので、そのプロジェクトに参加している感もなく、自分が担当したという達成感もありませんでした。

ですが、今は企画段階から施策を考え、デザインすることができ、公開まで一貫して確認できる環境にやりがいや達成感を感じています。

モチベーション的なところですと、刺激をもらえる仲間がいることです。諸先輩方や同年代のデザイナーから気づかされることは多いです。「そのアイデアがあったか〜」や「そんな視点もあったか〜」など、デザインに対してまだまだということを思い知らされるので、とても刺激をもらっています。

また、日頃感じるのは、モチベーションの高い人が多いということです。それもあってか、愚痴をいわないところが良いですね。ほぼ聞いたことがありません。

今後の目標は何ですか?

デザインにおいて、坂入に任せれば安心というくらいになりたいと思っています。さらにはクライアントからデザインをお願いするならビットエーだと言ってもらえるデザインチームにしていけたらと思っています。

なので、そう言ってもらえるようなデザイナーになるために日々精進していくことが目標であり、夢なのかな、と思います。

Webデザイナー
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私たちは「デジタルクリエイティブでビジネスを加速する」をミッションに、様々なクライアントのビジネス課題を解決しています。 主な案件として ・日本最大級の就活サイト、転職サイト ・飲食店などのシフト管理Webアプリ(※2018年 グッドデザイン賞) ・紙媒体もある結婚式場探し・婚活サイト ・日本最大級のふるさと納税ポータルサイト などがあります。 クライアントに言われたことだけをするのではなく、クライアントとともにWebサービス、事業のコンセプトや施策を考え、運用・実行に落とし込む体制で取り組くむことで評価を得続けています。
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