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BitStarを「テックカンパニー」へ導く。CPOがテクノロジーで生み出す未来【Starインタビュー】

BitStarの社員に今までの経歴や現在のお仕事を掘り下げて聞く【Starインタビュー】、今回は、CPO(Chief Product Officer)の出水厚輝さんにインタビューしました!

ー出水さんはBitStar創業期に学生インターンをされていましたが、もともとはどういった始まりだったんでしょうか?

始めは、BitStar共同創業者の原田さんが同じ大学で、ビジネスコンテストサークルの大先輩だったことがきっかけです。
まさにBitStarを立ち上げるっていう時に、今でいうBitStarSystem(社内の営業管理システム)を作るためにエンジニアを探していて、自分は学生時代にもプログラミングを結構やっていたのと他の会社を手伝っていたことをご存知だったのもあって、声をかけていただきました。それで、大学3年から4年にかけての2年程一緒に働いていました。

当時のBitStarは、CEOの渡邉さんが営業として案件を獲得しに行っていて、自分はBitStarSystemのベースになるものを他の業務委託の方と一緒に作るという、本当に0からの状態でしたね。笑

ーいまの土台を作っていたんですね!そのまま社員になることは考えませんでしたか?

その時はエンジニアとしてやっていきたいということを一番に思っていて、BitStarでエンジニアとして貢献できるのか考えた結果、まだ全然自分の力は足りないなって思ったんです。能力をもうちょっと磨かないといけないと。
それで、一度別の会社で働いて能力を身につけたいなとか、あるいは大きな会社でしっかりと世の中にでかいインパクトを与えていきたいなと思って、就活をしてヤフー株式会社に入りました。

ー前職ではどのようなことをされていたんですか?

最初に「ヤフオク!」のエンジニアとして配属されて、バックエンドのエンジニアとして「ヤフオク!」の課金システムだったり、結構コアな開発をやっていましたね。その後、新しい機能を立ちあげる話があり、バックエンドだけでなくフロントエンドも含めて実装していったりなどしていました。
3年目ぐらいのときに新しいサービスを立ち上げることを自分から提案しました。競合サービスの勢いを無視できないと思っていて、ヤフーとしてフリマをやるべきだと提案し、そこでキャリアとしてはエンジニアではなくPMとして、「PayPayフリマ」を立ち上げることを始めて、動き出したのが2019年の頭の話です。

3年目には転職を考えた時期があって、実はその時もCEOの渡邉さん、CTOの山下さんとも話をしていて、BitStarに戻る話もしたんです。どうせ転職するならやり残したことないかなって考えたときに、フリマはやっぱやるべきだと思って。すごく仲が良い同期と二人で、「最後にやるか!」となって、ヤフーに残り「PayPayフリマ」を始めました。

仲間とは「2年後ぐらいに方向性が見えたら、次に何やるかまた考えないとね」っていう話もしていて、実際今年の10月でPayPayフリマが3周年を迎えたところなんですが、その前のタイミングでちょうどまた渡邉さんからお声掛けいただきました。
正直それまで転職する気は全然なかったんですけど、渡邉さんの話を聞いたり、他社の話を聞く機会もあって、「今がBitStarに戻る時なのかな」っていうのを感じたのが今回の転職のきっかけですね。

ー他社でなくBitStarを選んだのは、どんなポイントからだったんでしょうか。

BitStarは「IT企業ではない」っていうところがすごく大きいと思っています。
他に検討していたのは全てIT企業で、例えばすでにプロダクトがあり、それを育てて世の中に出していくために優秀なエンジニアの方がもう在籍していたりとか、あるいは全社としてプロダクトの売上がメインになっているような会社でした。

テクノロジーをベースに走っているテックカンパニーの今の課題感って、そこからどうやってもっと多くのユーザーに使ってもらうかとか、どうやってより売上が立つか、というところなんですよね。
それに対してBitStarは真逆で、広告事業を中心に営業で売上が立っていて、ユーザーも、会ってくれるクライアントもすでにいる。だけどそれが一回一回のやりとりになっていて、下支えはありながらも爆発的に伸びていかない。BitStarが非線形な成長を描くことを考えた時に、人が1to1でやるだけじゃなくて、一つのHOWとしてテクノロジーを重要視していたんです。

どちらに入ったらより会社にインパクトを与えられるかなって考えた時に、すでにテクノロジーができあがってる会社に入るよりも、テクノロジーはこれからだけど、他は全部ありますってところで最大限自分が貢献すれば、今BitStarがすでに持っているアセットとか、力っていうのを何倍にもできるかもしれないという可能性を感じました。自分のチャレンジとしてもいいんじゃないかなって思いました。

ー11月に新設された「プロダクト部」ですが、現在のミッションについて教えて下さい。

今は新しいプロダクトをつくることをミッションとして持っています。
BitStarにはすでに*IPR、Pont、Prebo、BitStar Networkなどのプロダクトがありますが、現在はひとつひとつが個別に存在している状態で、かつそれぞれがグロース余地のある段階です。機能としてはインフルエンサーマーケティングの周辺を支援するようなプロダクトが多いので、自分のミッションはその柱となるような、「BitStarでインフルエンサーマーケティングをするならこのサービスを使うべきだよね」というプロダクトをまず作る。その上で既存のプロダクトを結合していって、最終的には中心からサポートの領域まで全体を網羅したプロダクトをまさに今つくろうとしています。

すごくシンプルに言ってしまえば、既存業務の一部をシステム上でできるようにするという話になります。もちろん人と人とのコミュニケーションはとても大事ですし、BitStarはこれまでそれをきめ細かいサポートとして人手で提供してきました。でもそのコミュニケーションをすべてに対して適用する必要はなく、システムだけで完結して、より簡単に素早くオンデマンドに完了できることが、クライアントやクリエイターにとって良いという場面も今の世の中沢山あると思っています。それによって、双方にとって大事な1to1の場面にちゃんとリソースを集中できる、っていう状態をつくるためのプロダクトですね。

ープロジェクトを進める上で、期待以上だったことや、逆に課題に感じていることはありますか?

BitStarの皆さんのテクノロジーに対する理解とか期待度は、思っていたより高いなとすごく感じています。全社的に、テクノロジーを使うことの重要性をすごく理解していただいているし、そこにちゃんとリソースを割くべきだよねっていう意思決定を積極的にしてくれていて、実質的に全部署に支えられて今自分がプロダクトを作ることができていることに、責任感を感じながらもすごくありがたいなと思っています。

難しいと思っているのは、インフルエンサーマーケティングってすごく新しい領域で、実際の中身は想像以上に複雑だったことです。
例えばYouTubeクリエイターをとっても、チャンネル登録者数が1万人の人と、10万人、100万人の人はそれぞれ見てる視点や考えていることが全然違うし、クライアント側も、店舗の店長担当の方から、大企業で沢山の事業を多角化してやっていますっていう方もいて全然視点が違う中で、それらが全部クロスするわけですよね。
この人達のニーズはこれで満たせるかもしれないけど、こちらのニーズは満たせないな、みたいなことが、思っている以上に沢山出てきていてですね。じゃあ誰に対してBitStarは一番向き合うべきなのか、それを最終的にはどこまでカバーしないといけないんだっけ、っていうのを日々頭をパンクさせながら考えています。思ってた以上にやりたいことがありすぎて!

ーBitStarでも前職でも、これがやりたい、あれがやりたいと思うエネルギーはどこから来ているのでしょうか。

自分はただ楽しいことをやりたいだけで。シンプルに。笑
世の中に影響を与えていくとか、他の誰もできていないことをやるとか、それによって今まで出会えていなかった人と出会って、思っても見なかったことが生まれて、みたいな新しいことをひたすら発見していくことが楽しくてしょうがないですね。

新しいプロダクトをつくると、新しい発見があります。プロダクトをつくる際、実装前に「こういうものを作ろうとしています」という4コママンガみたいなものを書いてクライアントに意見をもらう「コンセプトテスト」を行うんですが、「これはもう行けるでしょ!めっちゃいいよ!」って話しながら持っていったら、クライアントに「これは使わないですね〜」ってあっさり言われて。笑
そこでだいぶショックを受けるんですけど、めっちゃ面白いなと。「なるほど、自分の考えではたどり着けていないレベルがまだあった!」って。それでまたブラッシュアップして持っていくっていうのを繰り返していくだけでも、日々発見になるしそういうプロセス自体がすごく面白いんです。自分がプログラミングをやっているときからそう思っています。
めっちゃ難しいRPGで永遠に裏ボスが出続けてくる、みたいな感覚です。

ー久しぶりのBitStarの印象はどうでしたか?

たぶんみんな言ってると思うんですけど、いい人が多いですよね。笑
自分は、インターン当時の一番最初の印象しか知らないので、「ちゃんと会社やってるじゃん!」っていうのは思いました。でも自分じゃなくても思うんじゃないかな。やっぱりインフルエンサーマーケティングの会社で所属クリエイター300人とか言われると、なんかイケイケなのかな?って思ったりすることもあると思うんですよ。確かに面白い人はいるし、若い人も多いし、いい意味ですごく活気がある一方で、ちゃんと締めるところは締めていて、会社として守るところは守っていこうっていう切り替えがしっかりしてるのはいいところですよね。

ー確かに良い意味でのギャップは感じていただけそうですね!
プロダクト部、開発部についてはいかがですか?

プロダクト部については立ち上げてメンバーを増やしていくフェーズなので、まさにこれからというところなのですが、開発部については、本当に仲良しですよね。雰囲気もいいですし。しかも前向きで、ここでやったるで!っていう意欲がすごくあって、とてもいい環境だなと思います。
しかもBitStarのテクノロジーへの全体的なバックアップ体制や、向き合うべき課題が本当に沢山あるので、例えばエンジニアリングの力を得たんだけども、この力をどう使おうか!って考えている方には、ぜひ一回話を聞いてみてほしいなって思えますね。

ーどんな方にご応募いただきたいですか?

今まで培ってきた経験を活かしたいとか、これからどうしていきたいかを自分で考えて、かつ今までの経験に縛られずに新しいことにチャレンジしていけるマインドをもっていれば、今までの技術アセットと直結しなくても絶対活かせると思います。
あとは例えば開発部にいてもっとビジネスサイドに関わりたいと思ったら、プロダクト部でチャレンジしてみるだったり、逆にプロダクト部に入ってもっと技術を深めたい、基盤をしっかり作りたいとなれば開発部に行くだったり。それがCTOの下で働くのか、CPOの下で働くのかっていう違いなのかなと思いますが、そうやって社内でのスキルアップの幅、可能性も広げて行きたいです。

ー最後に、今後の展望を教えて下さい。

BitStarとしてはやっぱり「テックカンパニー」にしたいと思っています。既存の事業を押しのけてじゃなくて、2つ目の柱にしたいです。BitStarの成長のコアには、営業で培ってきたノウハウやコネクションなどがずっとあり続けるとは思うのですが、それをベースにしているからこそBitStarはテクノロジーでも2本目の柱を立てられるんだというところを示していきたいですね。売上ベースで言っても、売上の半分はテクノロジーで生んでいますというぐらい本気でIT企業にしていきたいなって個人的には思っています。

あとは当然ながら、インフルエンサーマーケティングやYouTubeクリエイター、TikTokクリエイターの話になったとき、IT企業といえばBitStarってみんなが思う企業にしていきたいです。おそらくインフルエンサーマーケティングでBitStarというのは、世の中のエンジニア100人に聞いたらほぼ知らないと思うんです。IT企業として変化していく節目で、そのスタートダッシュをきった所なんですよっていうのはぜひ感じてもらいたいなと思いますね。

あとどこで言おうかと思ってたんですけど…今が「第2創業期だ」って言いたいんですよね。笑
その皮切りを今しようとしてます。渡邉さんからはなに勝手に創業してんだ!って怒られそうですけど。笑

ー最高のフェーズということですね!笑 出水さん個人としてはいかがですか?

相反してるように感じるかもしれないですけど、目指すのは「持続性」で、安定した日々とかじゃなく、ワクワクして楽しい状態や新しいことを見つけられて、新しい価値を世の中に提供できている状態を持続したいと思っています。
新しいことを作ったり変化をするってすごくパワーが要るので、それをやり続けるのはなかなかできないことだと思っているんですよね。BitStarっていうこれだけ面白い領域で面白いことをやろうとしている会社なので、少なくともテクノロジーなど自分の見る領域においては常に新しいことをやっているね、みたいな状態にしたいです。その持続性を自分の個人レベルでもどう生み出せるか。例えば自分自身の家族含めてこれからどうしようかなということや、社員のプライベートも含めて、いろんな人生の経験を失わずに、全部経験して、かつBitStarでも楽しいことを続けられる状態を作り上げたいなと思ってますね。それができたら、ゲームで言うところのボーナスステージがずっと続くみたいな状態になるので!

ー出水さんのワクワクが溢れて止まらないインタビューでした!ありがとうございました!

*IPR:https://ipr.bitstar.tokyo/
Prebo:https://prebo.bitstar.tokyo/
Pont:https://pont.co/
BitStar Network:https://bitstar.tokyo/bsn/

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