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「いつかまた美容業界へ」その想いを実現させた、美容系クリエイターのマネージャーというお仕事【Starインタビュー】

BitStarの社員に今までの経歴や現在のお仕事を掘り下げて聞く【Starインタビュー】、今回はBitStar Productionでクリエイターマネージャーチームのリーダーとして活躍している河野さんにインタビューしました!

ーまずこれまでのご経歴ですが、前職では美容部員からマーケティング会社の広告運用もご経験されたと伺いました。

はい、元々すごくメイクが好きで、新卒で美容部員になりました。仕事をすること自体も好きで、繁忙店への配属を希望した程だったんですが、コロナ禍にちょうど差し掛かったタイミングで百貨店も閉まり、美容部員として思い描いていた仕事がなくなってしまって。お客様へのタッチアップもできないため、メイクで人を綺麗にすることが叶わず、この状態が続く中で働くのは難しいかなと思いました。
そこで、「いつかまた美容業界に戻る!」という思いで、接客だけでなくマーケテイングなど違う分野を経験して、ゆくゆくは美容業界に還元できたらいいなと考え、新しい環境に身を置く決意をしたのが当時の流れです。

次の会社では、海外の広告運用をする部署で働いていました。オリンピックの時期が重なり、競技の結果を1日4、500件ひたすら入稿するようなお仕事を担当しました。もちろん広告の運用成果が出たら顧客や営業担当など大勢の方に喜んでいただけるのですが、周囲の温度感と自分の喜びとのギャップを感じていたのが前職でしたね。

ーそのタイミングでBitStarの社員から社員紹介を受けたんですね。

当時クリエイターマネージャーを担当されていた方が美容部員時代の同期なんです。店舗も同じで、社会人になってからずっと私のことを知っている存在です。すごく仲が良くて、理想とのギャップに悩んでいた時に声をかけてくれました。
私の叔父がエンタメ業界でマネージャーをしていた影響や、実は新卒の時にも美容業界とエンタメ業界を検討していたこともあって、BitStarの事業にはすごく興味がありましたし、彼女からも「こんな仕事してる」とか「こういうクリエイターがいる」とか、上司の方の話なども聞いていたので、自分がそこに入るイメージがしやすかったのもあり、ぜひ話を聞かせて欲しいっていうところから始まりました。

あと、当時のこのポジションの募集要件に「意欲がある方・マネージャーの志望度を重視」ということが記載されていて、私にはそれしか取り柄がないからぴったりかも!っていうのも感じました。笑
逆に言えば、未経験だからこそ、自分の想いややりたいことを伝えられたら勝ちというか。経験ってすぐに作れるものじゃないと思うので、「意欲を買ってくれる」ということはとても開かれている会社なんだなってすごく感じました。
面接の時もとにかく、「頑張ります、屈しないです! 何が起きても最後までやり遂げます!」っていうのを全力で伝えました。笑

ーまた新たな挑戦となりましたが、ギャップはなかったですか?

上司の深谷さんのことをすごく尊敬しているんですけど、入社して最初の1on1でいただいた言葉がすごく魅力的で、この人に付いていこうって即思えたんです。その後大変なことはもちろん色々あったんですが、今では、こんなに楽しくなると思わなかった!と思う程毎日面白くて、本当に入社して良かったなと思っています。

ー掴まれたんですね!どんな言葉だったんでしょうか?

改めて、なんで入社したの?と聞かれたときに、「人の笑顔が好きで、自分が前に出るよりも、裏方に回ってそれを生み出す側でいたい」ってことを伝えたんですよね。そうしたらご自身の経歴と、仕事への向き合い方を話して下さったんです。
例えば、YouTubeクリエイターはもしYouTubeが伸びなくなったり、案件が取れなくなったらその人の生活にかかわってくる。だからマネージャーとして、クリエイターの人生を背負っていると思って担当して欲しい。というようなお話でした。その時に、この人はそういう考えで本気でクリエイターを担当して、自分の部下たちにもそう伝えているんだなと感じましたし、実際たくさんのクリエイターを成長させていました。

目の前の数字ももちろん大事だと思うんですが、人生の先々を見据えて、特定の動画プラットフォームがもし無くなったとしても生活していけるようなクリエイターに育てるためのサポートをする。ということは、マネージャーって人の人生に大きく関われる仕事なのかなって言うのをそこで感じて、私自身が深谷さんに人生を変えられた、じゃないですが、魅せられました。


ー入社されて1年程となりますが、担当されている業務を改めて教えてください。

主にチャンネルのグロースに取り組んでいます。特に私は美容系のクリエイターの割合が多く、クライアントとの案件を月10件以上進行させているような状況です。各クリエイターが月3、4件ずつ案件を持ちつつ、同時進行で5、6件程動いてるような状況なので、その管理や案件以外の通常の投稿もできるようなスケジュール調整、あとは企画の部分と、サムネイルやタイトルの相談も行っています。

ー美容系を多く担当されているということは、やりたかったことに繋がってきているんですね。D2C部との関わりも多くなりますよね。

はい!それこそ、五彩緋夏さんを担当していたときはD2C部とずっと連携していました。今担当しているクリエイター達はまさにこれから色々展開していきたいフェーズなので、外部の方と連携して、コラボ企画などでものづくりを進めていたりします。
2023年の抱負が「ものづくりをたくさんする」なのですが、そこに匹敵するクリエイターをいま全力で伸ばしに行くことをしつつ、現在はリーダーを任せていただいてます。メンバーの育成をするということも経験のない部分なので、日々新しいことばかりという感じです。

ー先ほど、こんなに楽しくなるとは思わなかった、とおっしゃっていましたが、どんなところが楽しいポイントですか?

正直に言うと、面白いと思えるようになったのはここ最近なんです。入社半年ぐらいまでは目の前のことに精一杯でした。未経験なのもあり、私があまり前向きな人間じゃないので、周りが先輩ばかりで自分ができないことに本当にずっと焦ってたんですけど、どんどん新しい方が入社してくることで、このままじゃ駄目だなって気づき始めました。
自分がもっと率先してわかるようにならないといけないし、できることは自信持って言えるようにならないと、と考え始めたら、ちょっと自信がついて前向きになって、それにつれて意外と発想が湧くようになってきて、出来る余地がもっとあることに気づけたんです。今の自分のクリエイターに対して、この人だったらこんな提案ができるかも、ということが見えてきて、どんどん楽しくなっていきました。

ー視界が開けて自分の引き出しが出せるようになってきたんですね。
クリエイターマネージャーとして大切にされていることは何ですか?

美容系だと、チャンネルの流れなどが基本的に同じになってくると思うんですよね。商品を紹介して自分にメイクをしたり、なりきりメイクや商品比較レビューなど、タイプで分けやすいジャンルです。だからこそ私はその人の良さを活かしたメイク動画にして欲しいので、「この時期だったら、この辺のアイテムでこんな構成のメイクだったらいけそうですかね」というようなふわっとしたアドバイスをして、その代わりサムネイルなどでしっかり見せていく提案を心がけています。

あとこのジャンルは、毎日のように定期的に、長尺の動画を出せている方がすごく少ないんです。毎日メイクはするのに動画が撮れない理由は、たくさんコスメアイテムがあっても顔は1つなので1回しかできないとか、今日はメイクがうまくいかなかったと思ったら出さなかったり、肌荒れして1週間撮れなかったりなどさまざまあるので、段々撮る頻度が減る方もすごく多いです。それでもメイクが好きだから活動されている方々なので、それを相談できる仲間っていう存在でありたいなっていうところはあります。

そして、美容系はどうしても商品ありきのクリエイターだと思うんですよね。そのためクライアント企業さんとの細かい連絡が発生するんですが、顧客はクリエイターをある意味ツールの一つとして捉えているケースもあり、要望が大きくなることがあります。そこで、本人達からは強く言えないような部分をマネージャーとして全部止める、調整する、という役割は特に大事だと思っています。
クライアントとのそういったやりとりがきっかけで億劫になって案件を避けるようになり、せっかくの機会を逃してしまうのはもったいないなと思うので、きちんと介入するようにしていますね。

ーでは社内で、リーダーとして大切にされていることはありますか?

私は質問を受けた時に、確実な答えよりも、「こうするのもいいと思うけど、自分なりに考えてみて」と絶対伝えるようにしています。正解を教えることを続けてしまうと自分で思考することが失われちゃうのかなって思ってて。そこが癖づくと、企画なども段々考えられなくなっちゃうかなと思うんです。クリエイターは本当に多種多様なので、私の考えで同じことをするよりも、現場に立って解っているメンバーが感じているようにやるのが一番だし、それでぶつかった壁に関しては一緒に考えようっていうスタンスでいようと思ってます。

自分が元々本当に何も考えられないタイプで、上司の背中を見て育った結果、やっと「このクリエイターだったらこうかな」っていうのを自分で考えて動くことができるようになったなと思うので、自分が上に立つならそうやって教えていきたいと思っています。

ーBitStarの社員はどんな印象ですか?

みんなキラキラしてるな!っていうのが第一印象だったんですが、関わっていくと本当に個々が強くて自走してるというか、自分の意思を持って動いてる人が多いなと思います。年次も年齢もポジションも関係なく、入ってきたばかりの新卒の方からベテランの方まで、柔軟な考えを持っていらっしゃるっていうのは本当に強みな会社だなって思っています。

ーいい意味で周囲から刺激を受ける環境がありますよね。どんな方にご入社いただきたいですか?

自分が主役というよりも、マネージャーとして、「あの人を成長させたい」とか、「誰かのためになりたい」のような思いが強い方は、ご自身も楽しめるんじゃないかなと思います。

チームに、元々マネージャー志望で「私は誰かのヒーローになる」って言っているメンバーがいるんですが、成功体験の喜びも共有してくれるし、悩んだときは相談がくるし、例えばなにか私が指摘をしても、本当にひたむきに一生懸命食らいついてきてくれてます。良いことも困ったことも報告して共有し合えて、お互いに頑張ろうって言える環境が一緒につくれたら嬉しいです!

ーでは最後に河野さんの今後の目標を教えてください!

今、さらに美容系のクリエイターを拡大させるという動きをしています。当社で展開しているD2C事業とも、もっと連携してクリエイタープロデュースのブランドを増やして行くために、まずはクリエイターの専属数を増やし、ゆくゆくは美容系の部署を持って、「BitStarといえば美容系が強いよね」と言われるような事務所になることを目標にしています。どうしたら進められるかな、ということをいろんな方面から考えながら活動しているところです!

ーBitStarの美容系クリエイター担当としてのエネルギーが伝わってくるインタビューでした!ありがとうございました!

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