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現代のセールスパーソンに求められる力-Bizlink(ビズリンク)のこれから-

姜 大成(かん てそん)
株式会社Growther代表取締役兼CEO

2009年 金融機関にて渉外担当
2012年 株式会社インテリジェンスへ転職
2014年 全社内TOP20人のみの(Top Of the Performer)研修に抜擢
2015年 株式会社Growther 創業

前編はこちら

Q.メンバーが定着するような仕組みってどんなものでしょう?

結論から言うと、きちんと成果を出した人が着実に稼ぐことのできる仕組みを構築することだと考えました。ベンチャー企業でもしっかりした給与体制を作ることは、社員が幸せに仕事を続けていく為に必要不可欠だと思ったのです。

こう思うに至った背景には、私自身がベンチャー組織出身の人間であり、当時の安月給でも”四六時中働いてなんぼ”という空気に強く影響を受けていたことによって失敗をし、反省したことがキッカケとしてあります。いわゆるベンチャー神話的な“給料は低いがもっと大きな対価は自分の成長”という空気感の中で働く時期が長かった為、そういった空気を過去のGrowther(グローサー)は踏襲していました。それが結果として、社員の離職という形で現れたのだと思います。

勿論、原因はそう単純に片付けられるわけではありませんが、成果や努力が報われる仕組みを作りたいという想いが本来あったにも関わらず、実際にはビジョンを押し付けて、ベンチャーだからというのを言い訳にしていたんだなと、気付かされたのです。



そこで参考としたのが、キーエンスという会社です。

社員の年収の高さでも有名な会社ですが、社員にしっかりとした高い給与を支払うことがセールスパーソンの意識や生産性を高め、それが54%という圧倒的な営業利益率に現れているのだと思います。高い給与を払ってでも、利益を生み出せるような仕組みや組織作りに、経営者が知恵を絞り、努力をしているからこその結果だなと。

そして現在Growther(グローサー)では、入社して1年で年収1000万円を稼げる営業マンになれる仕組みを社内で構築しています。年齢や経歴に関わらず、パフォーマンスの高い人にはそれ相応な機会や報酬があってしかるべきだと考えています。一方で、チームワークもなくギスギスした組織にならないよう、必ずチームでの達成を目指すよう、意識的に仕組みをつくるようにしました。

社員の成長も収入アップもやりがいも同時に実現できるような仕組みが今のGrowther(グローサー)にはあるので、キーエンスを超えるような、卓越したセールスパーソンを輩出していけたらなと考えています。

Q.今後の会社としての展望を教えてください

まず、組織としては先ほどからお話ししているように、社員の成長も収入アップもやりがいも実現できるような強いセールス組織を作ることです。

今ってちょっと営業ってカッコ悪いみたいな風潮があるように感じてるんですね。しかし、営業という人の信頼を得て、価値のあるものを理解してもらい、価値を届けるというのはビジネスにおいて必要不可欠なスキルだと考えています。

特に、IT×プロデュース力を持った営業が必要不可欠だと考えています。属人的な営業を深掘りしていくと、個人としての限界にぶつかります。そこで限界を突破し、飛躍的にパフォーマンスを高めてくれるのがITツールやwebマーケティングなどのIT技術を駆使した営業です。自分の体は一つしかないですが、ITやマーケティングは使い方次第で24時間365日、何十、何百人分の仕事をしてくれますからね。

もう一つのプロデュース力は、自身が持つリソースだけでなく、様々な外部リソースを組み合わせて新たな価値(=ソリューション)を創造する力のことを言います。今後、AIやIotがより社会に一般化するにつれ、顧客がスタンダードに欲しいと思えるものは自動的に届く時代がやってきます。その時に、多種多様なリソースを組み合わせて新たな価値を創造できる力は、ロボットに代替できない特殊技能になると感じています。

弊社のサービスBizrink(ビズリンク)は、IT分野におけるプロフェッショナルの専門スキルを日本全国のベンチャーや非IT企業へ届けるプラットフォームです。私たちのチームがマーケターやエンジニア、デザイナーなどの多彩な専門家の方々と対等にコミニケーションを取り、困っている非IT企業に最適なソリューションを明確に届けるためには、まさにIT×プロデュース力が問われるわけです。



そして、リリースしてますます確信を深めていますがBizlink(ビズリンク)は非常に意義のあるサービスだと感じています。現在のサービスの着想は、前職時代に携わった顧問事業の立ち上げの際に感じていた課題感が起因しています。当時のサービスはシニアの専門家を中小零細企業に紹介するサービスだったんですね。社会性の強いビジョンに共感し、自信を持って各社にこの価値を届けようと血気にはやっていました。しかし、専門家を紹介した先であまり成果が出ないというミスマッチが起こったり、利益を重視してターゲットを大手企業に変えていくさまを目の当たりにし、本当に課題を抱えている中小企業に優秀な人が集まらず大手ばかりに集約してしまうという人材業界の構造に課題を感じました。(今は仕組みもしっかりと整い、良いサービスになっていると耳にしています!) 特に大きな発見は、中小零細企業が本当に必要としていることは、アドバイスだけでなく実行のできる人材が必要だということでした。

そして、そういった想いが強くなったタイミングでクラウドソーシングという仕組みを知りました。片っ端から書籍や関連資料を集めて読み漁ったりと自分なりに研究を続け、クラウドーソーシングの力とフリーランスの存在を活かすことができれば、中小零細企業に価値を届けることができると確信しBizlink(ビズリンク)が生まれました。

Bizlink(ビズリンク)はより中小零細企業の課題を聞く専門家である士業先生やシニア顧問(ビズリンクネット)が我々に代わって課題を吸い上げ、その課題を元に弊社のプロデューサーがフリーランスの専門家やフリーランスによるソリューションを提供するサービスです。実際に実務をこなすプロフェッショナルを紹介するので、ただアドバイスだけで終わってしまうような表面的なサポートではありません。

Bizlink(ビズリンク)をより多くの企業に届けることで日本全体の中小企業の活性化に貢献したいというのが私の願いです。

今後、日本企業は短命化は進み、日本という国の人の高齢化も世界でも類を見ない速さで進んでいきます。企業に囚われることなく個人を主体に働く社会が目の前に来ているにも関わらず、新しい働き方を標榜する既存のクラウドソーシングの仕組みには多くの問題が存在しています。特に、非IT企業が活用できていないという問題は、存在意義すら揺るがしかねない大きな壁となっています。

従来のネット完結型ではないBizlink(ビズリンク)は、クラウドソーシング市場の歪曲を打破する画期的なビズリンクネットという仕組みを取り入れています。

Bizlink(ビズリンク)を通して、非IT企業の成長に寄与し、個人ももっと活躍できるような未来のはたらくあたりまえをつくること。

それがこれから私が成し遂げたいことです。

Q.これからのBizlink(ビズリンク)に来て欲しい人ってどんな人ですか?

強い営業組織を作るという目標を掲げているので、営業というものに興味のある人は大歓迎です!笑

あとは、固定概念を捨てられる素直さを持った人でしょうか。

私たちが目指すのは、既存の人材市場の構造を変革し、今のまだ未熟なクラウドソーシングを次のステージへ昇華させることです。

既存のアプローチとは違う取り組みなども多く仕掛けていくので、今の正解やあたりまえにとらわれず柔軟に考え方を変え、動いていける人と一緒に働くことができればいいなと思っています。

これまでの経験やスキルは問いませんので、この記事を読んでくださって少しでも興味を持ってくださった方にお会いできれば嬉しいです。

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