大学まで続けた野球への未練を抱えたまま、社会人生活をスタートさせた川久保さん。不動産営業、独立リーグのトライアウト、食品原料商社の営業と回り道を経て、今はBOATRIPでエンジニアとして4年目を迎えている。原動力はいつも「目の前で困っている人を助けたい」という、シンプルな気持ちだった。
野球をあきらめきれなかった22歳
新卒で入った不動産営業を、川久保さんはわずか3ヶ月で退職している。
「社会人になって自分が何をやりたいかっていうことに、正直あまり興味が持てなくて。やりたいことっていうより、稼げればいいやくらいの感じで就職先を決めていました」
その決定を悔い、独立リーグのトライアウトに向けて1年半、練習に打ち込んだ。結果は残せなかったが、そこで一区切りをつけ、地元長野の食品原料商社に営業として入社する。
手書きの注文書をExcelに変えた日
当時の現場はほぼ紙ベースの業務だった。
「注文があったら手書きでノートに書いて、みたいなことをやっていて。今どき、こんなことしなくてもって思って、Excelで商品コードを打ったら反映される仕組みを作ったりしていました」
誰にでもできる小さな改善だったが、反響は大きかった。
その体験が、IT業界への興味の入り口になった。
「一緒に働いていた事務の子たちが、面白いね、って喜んでくれたんですよね」
「ポートフォリオをちゃんと見てくれた」
未経験からの転職活動で、3〜4社の面接を受けた。
「他の会社は、作ったポートフォリオを聞いてくれないこともあって。逆にBOATRIPはちゃんと聞いてくれて、それがすごく嬉しかったんです」
その原体験が、入社の決め手になった。
マウンドの高揚感は、開発現場にもある
入社から4年、着実に技術を積み上げてきた川久保さん。開発の中でうまく機能が動いた瞬間には、かつてピッチャーとしてバッターを抑えた時のような高揚感を今でも感じるという。
「誰でもできることでも、目の前にやれば良くなることがあるなら、やらないわけにはいかない。荷物を持って階段を登っているおばあちゃんを見たら、助けるしかないよねっていう感覚に近いです」
BOATRIPという組織を、川久保さんは「ワンピースの麦わら海賊団のよう」だと表現する。
「一見まとまっていないように見えて、みんなが個性を活かして、結果としてまとまっている。そういう人たちが集まった時って、やっぱり強いなって思います」
これからも、個性を出し合える場所で
「入社時から、自分の強みも弱みもちゃんと受け止めて、任せてもらえた」と振り返る川久保さん。これから入社する人へのメッセージを尋ねると、こう答えてくれた。
「みんな個性がはっきりしていて、それをみんなで大事にしていってる会社だと思います。自分の強みや弱みを出してくれれば、それを生かせる土台がある会社なので、安心して入社してきてほしいですね」