学校を卒業して最初に配属されたのは、まさかの「データ入力」だった。開発がしたくてIT業界に飛び込んだはずが、待っていたのは思い描いていた仕事とは違う現実。そこから今、BOATRIPでクライアントと直接仕様を詰めるまでになったSIさんに、これまでの歩みと、大切にしている「続ける力」について聞いた。
※本人希望により匿名としています。
「開発じゃない」と気づいて、即行動
新卒で入ったのはIT企業。だが実際の業務は、開発ではなくデータ入力だった。
「スキルもなかったので、最初はデータ入力みたいなことをやらされていて。これは開発じゃないなと気づいて、すぐに辞めました」
次に選んだのは不動産テック企業。フロントエンドエンジニアとして約2年働いた。バックエンド開発にも挑戦したいと思うようになったが、当時の会社は人員体制の都合でなかなか叶わなかった。使っていた言語や環境も、年々古さが目立つようになっていく。
「モダンな環境で開発できるところに行かないと、このまま終わってしまうな、と思って。それで転職を決めました」
「距離が近い」人たちに惹かれて
転職活動では複数社と面談を重ねた。中には、今より1.5倍近い年収を提示してくれる会社もあったという。それでも選んだのはBOATRIPだった。
「代表の笹井さんが、社長っていうより、すごく柔らかい人だなと思って。ちゃんとみんなのことを見てくれてそうだなというのは、話していて感じました」
以前勤めていた社員100人規模の会社では、社長は「近づきにくい、上の存在」だった。その対比が、代表の笹井やCTO大和田への信頼を後押しした。
フルリモートで、仕様を"詰める"側に
現在はフルリモート・フルフレックスの環境で、9時前後から19時ごろまで働くリズムを確立している。あるプロジェクトでは、代表からのフォローを受けながらも、クライアントと直接やり取りをしながら仕様を固める役割を任されるまでになった。
「作ったものを見せて、反応が良かった時はやっぱりやりがいを感じますね」
ドキュメント整理からコード生成まで、日常的にAIを活用しているというSIさん。「自分が集中すべきところに、ちゃんと時間を使えるようになった」と、その変化を語る。
「続けた人が、結局は強い」
大切にしている価値観を聞くと、迷わず「継続」という言葉が返ってきた。
「昔すごく強かった人より、弱くても続けている人の方が、今では強かったりするんですよね。1年続けた人、2年続けた人ってどんどん少なくなっていくんですけど、それだけで残っていく1%の人材になれる気がしていて」
派手な目標を掲げるより、まずは辞めずに続けること。その先に「何でもできる人」という理想像がある。穏やかな雰囲気の中に高い技術力を持つメンバーが揃うBOATRIPを、SIさんは「自由で、みんな物腰が柔らかいけれど、実力はある」と表現する。一人で抱え込まず、必要な時は率直に相談し合える環境が、日々の挑戦を支えている。