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本質的な意味でのDXとは?アパレルどっぷりだったわたしがITに足を踏み入れたわけ

株式会社Brandit、人事の戸部です。
今回は私自身がこの会社にjoinすることになった経緯を書かせていただきます。

これまでのキャリア

大学卒業後スタイリストやデザイナーのアシスタントを経て、セレクトショップを運営するアパレル企業に販売職として入社。事業の成長に伴い店長、バイヤー、4店舗のディレクター…と成長させてもらいました。ブランド立ち上げ、メゾンな服作り(立体裁断、ハンドパターン)、人事等バックオフィス職も経験しながら、後半は取締役として経営に携わり、気づけば11年半。店舗運営とブランド運営に携わるほとんどの業務を経験したという感じで、結果的にジェネラリストになっていました。

転職活動を始めた当初は自己分析ができておらず失敗を重ねましたが、改めて自分は転職に何を求めているのか考え直し、自身が新天地に求めることは「ファッションに携わる成長性の高い企業で、優秀な人たちと働きたい。ある程度経験を活かせれば職種は問わない」と言語化。特に、どうしてもファッションに関わる仕事じゃないといけない、という強い思いがありました。ファッションが好きだからです。

自分はこのアパレル業界にいるべきだろうかという葛藤

一方で、アパレル業界では、以前から問題視されていた業界の悪習が、コロナ不況も重なって声高に叫ばれるようになっていて。過剰生産とセール依存体質、実売期より半年も早い発表、発売時期と実際に着る時期のズレ…。一見最先端のモードに見える業界なのに、実態は古くさい慣習が根付いているのです(「根付いていたのです」…かも。今変わろうとしているから)。

変えようとしても、たくさんの人の手が交わりあっているから抜け出せなくて、みんな変わりたいと思っているのに変われない。そんな閉塞感をわたし自身も肌で感じていました。サスティナビリティの観点で考えても、はたしてこの業界に、自分は居続けるべきかどうか? という悶々とした思いがありました。


Branditがソリューションに

そんな中、顧客と直接つながっているからこそエンゲージメントの高いD2Cブランドには合理性を感じていました。需要と供給が成り立ちやすいD2Cブランドがアパレルの潮流が変え始めていて。
そして転職活動に本腰を入れ始めた頃、株式会社Branditを知りました。

Branditは、D2Cブランドを運営しながら、D2Cブランド支援のシステムを開発・販売しています。そのシステムは、アパレル従来の右脳的、感覚的な判断軸に加えて、左脳的な、ロジカルな分析をできるようにするツール。「顧客を深く知る」ことができるシステム。

ロジカルな分析ができて、仕入れや生産に対する判断の精度が上がれば余剰在庫は発生しにくくなるし、セールに依存せず利益率も上がる。スピード感のあるD2Cブランドの運営と支援。
服が好きでアパレルから離れられないけど、既存のアパレル業界に危機感を感じていたわたしにとって、Branditはまさにソリューションでした。


本質的な意味でのDX

入社後、代表を含め優秀なメンバーと共に仕事ができ、学びが多く、この仕事に非常にやりがいを感じています。代表の考えには共感することが多く、特に共感したのが入社間もないころに聞いたDXについての話です。
「システム導入=DXではない。システムを使ってもらうことでロジカルな判断ができるようになって、さらにクライアント自身が意志と意図をもった判断による戦略的な運用ができる力を身につけることができてやっとDXだ」と。IT化とDX化の意味合いのちがいもよく理解していなかったわたしは、それを聞いて納得すると同時に、それが業界の課題の核心に迫っていることに感嘆しました。つまり、システム導入だけではただのIT化にすぎなくて、その先にある質的な変化を求めていくということです。


明確なビジョンとそれに伴う情熱を持って切磋琢磨するプロフェッショナルたちを見た入社直後のわたしは、「この企業は本当にアパレル業界を変えるだろうな」と客観的に思いました。

そして、Branditの一員となったわたしは、この業界の変革の一端を担うのだと思うと熱い気持ちになります。実現するためには、まずわたし自身が、意思と意図を持った判断ができる人でいなければいけない、と強く思うのでした。

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