創業以来、私たちは一貫して「必要な医療情報を、必要な医師へ届ける」というテーマに向き合ってきました。
そして今、その“情報の最適化”をさらに進化させる手段として、本気で向き合っているのがAIです。
医師一人ひとりで必要な情報は異なります。
専門領域、診療スタイルによって、求める情報も変わるからです。
医師が必要な情報を自ら探しにいくことが当たり前だった時代は終わりを遂げようとしています。私たちは「探す医療」から「届く医療」へ変えていきたいと考えています。
その先にあるのは、単なるAI活用ではなく、日本の医療を裏側から支える新しい医療インフラの姿です。
今回は、「メディア企業」から「AIテック企業」へと、新たなステージへ進化している私たちの現在地についてお話しします。
目次
■ 株式会社ケアネットの医療AIパーソナライズの原点は“情報の最適化”
■ なぜ今、医療AIに本気で向き合うのか
■ ケアネットだからできるAIテック戦略とは
■ AI時代に変わる医療情報の届け方
■ 私たちが見据える、医療とAIのこれから
■ 株式会社ケアネットの医療AIパーソナライズの原点は“情報の最適化”
創業時から変わらない「必要な情報を届ける」という思想
私たちは創業以来、医療情報の届け方に向き合ってきました。
その根底にあるのは、「情報量を増やすこと」ではなく、「必要な人へ最適な形で届けること」という思想でした。
これまでの医療情報提供は、どちらかというとマス型、つまり多くの医師へ同じ情報を広く届けるアプローチが中心でした。
そのため、専門分野が異なる医師一人ひとりに、必要な情報を届けるのは難しいという課題がありました。
そこで私たちは、「すべての医師に同じ情報を届ける」のではなく、「その医師に必要な情報だけを届ける」という考え方へ進化していきました。
AIは“流行”ではなく、情報最適化の延長線上にある
現在、私たちが展開しているAI活用の代表例が「CareNet Academia」です。
CareNet Academiaが目指しているのは、医師一人ひとりの専門性に合わせて、必要な医療情報をより適切な形で届けること。
最新のPubMedに掲載される医学論文をAIがニュース形式にまとめ、さらに閲覧履歴などに合わせて、膨大な論文を探しに行かなくても必要な情報に自然と出会える情報体験を提供しています。
私たちにとってAIとは、創業以来続けてきた「情報の最適化」を、さらに高い精度で実現するための技術です。
■ なぜ今、医療AIに本気で向き合うのか
医療情報は“探す時代”から“届く時代”へ変わる
医療情報は、これまで医師自身が必要な論文や最新情報を探しに行くことが自然でした。しかし、AI技術の進化によって、その前提は少しずつ変わり始めています。
私たちは医師の専門領域や閲覧傾向などの知見とAIを組み合わせることで、一人ひとりに適した医療情報を届ける仕組みづくりに取り組んでいます。
「探す」負担を減らし、必要な情報が自然と「届く」世界を実現すること。
医師が情報収集にかける時間を減らせれば、その分、患者さんと向き合う時間にもつながっていきます。
製薬企業への情報提供も変わり始めている
AIによる変化は、医師向けだけではありません。
製薬企業にとっても、「必要な医薬品情報を、必要な医師へ届ける」という精度がより重要になっています。
これまでは、広く情報を届けることが中心でした。
しかし今後は、「誰に、どのタイミングで、どの情報を届けるべきか」がより求められる時代になります。
その中で私たちは、医師会員基盤や行動ログ、アンケートデータなどを活用しながら、より最適な情報提供を実現していきたいと考えています。
ただの広告配信ではなく、医師にとって本当に価値ある情報体験を設計していく。
そこに、私たちのAIテックとしての挑戦があります。
■ ケアネットだからできるAIテック戦略とは
最大の強みは、長年積み重ねてきた医師会員基盤
AIは、単に技術だけで成立するものではありません。
どれだけ現場理解があり、どれだけ質の高いデータを持っているかが重要になります。
私たちの大きな強みは、長年運営してきたCareNet.comを通じて蓄積してきた医師会員基盤です。
医師の行動ログ、閲覧傾向、アンケートデータなど、多様な接点を通じて得られる情報は、私たちの大切な資産です。
これは単純なデータではなく、「医師が何を求めているか」のヒントにもなります。
このデータをもとに、ライターAIが医療ニュースを生成し、キュレーションAIが医師ごとに最適な情報を選んで届ける仕組みを構築しています。
医療とテクノロジーの両方に向き合ってきた私たちだからこそ持てる視点だと感じています。
戦略的投資で重視しているのは「未来の基盤」
私たちは、AI領域に対して継続的な戦略的投資を行っています。
重視しているのは、新しいプラットフォームづくりと、それを支える人材への投資です。
AIを実運用までつなげるには、技術力だけではなく、継続的に改善し続ける体制や事業理解が必要になります。
だからこそ私たちは、エンジニア、プロダクト、ビジネス、それぞれの視点を持つメンバーが連携しながら、本当に医療の現場で活用されるサービスづくりに取り組んでいます。
「AIを導入すること」自体が目的ではなく、医療の未来にどう貢献するか。
そこを軸に投資判断を行っている点は、私たちの特徴のひとつです。
■ AI時代に変わる医療情報の届け方
AI時代でも“人”の価値はなくならない
AIが進化すると、「人の役割はどう変わるのか」という議論が増えますが、私たちはAIがすべてを代替するとは考えていません。
実際、医師の先生方にも様々なタイプの方がいます。
デジタル上で効率的に情報収集したい方もいれば、人との対話から情報を得たい方もいます。
そのため私たちは、AIによるパーソナライズと、人によるコミュニケーションの両方が重要だと考えています。
AIテック企業として求める人材像
こうした変化の中で、私たちが求めているのは、「AIそのもの」だけに興味がある人ではありません。
- 大規模なデータを活かしたプロダクトに挑戦していきたい
- 情報流通の仕組みを構築したい
- 医療の質向上に貢献したい
そんな想いを持った方と、一緒に挑戦したいと考えています。
私たちが向き合っているのは、日本の医療を支える情報流通そのものを、どう進化させるかというテーマです。
そのため、エンジニアリングだけでなく、UI/UX設計、データ分析、プロダクト企画、医療現場および医師のペルソナへの理解など、多様な視点が求められます。
特に今後は、「技術を作る力」だけでなく、「技術を社会実装する力」がさらに重要になると感じています。
さらに詳しい内容を知りたい方は、ケアネットの公式サイトをチェックしていただけると幸いです。
■ 私たちが見据える、医療とAIのこれから
“医療の未来を動かす”ためにAIを使う
今後、医療情報の届け方はさらに変わっていくはずです。
検索中心だった体験から、個別最適化された情報提供へ。
一律のUIから、利用者ごとに最適化されたUXへ。
その変化の中で私たちは、医師がより自然に、より効率的に必要な情報へアクセスできる世界を目指しています。
そして、その先にいる患者さんにとっても、間接的により良い医療体験につながることを願っています。
未来をつくるのは、技術だけではない
AI時代だからこそ、重要になるのは「何のために技術を使うのか」という視点です。
私たちは、コンテンツ企業という枠にとどまりません。
また、AI企業というカテゴリーにも収まりません。
医療という社会インフラに向き合いながら、テクノロジーで情報流通を進化させる。
その挑戦を続ける“AIテック企業”として、これからも進化していきます。
もし、「社会に必要な領域でAIを活用したい」「大規模データを活かしたプロダクトづくりに関わりたい」と感じていただけたなら、ぜひ一度、私たちの話を聞きに来てください。
その挑戦を、ともに形にしていく仲間と出会えることを楽しみにしています。