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「辞める」じゃなくて「卒業」なんだ。退職していくメンバーへ思うこと。


※竹内香予子のnoteより転載しています。

以前、平安伸銅工業に在籍していた2人のメンバーから、それぞれ大阪でポップアップストアを出店するという連絡をもらいました。どちらも残念ながら仕事の都合でいけなかったのですが、夫が遊びに行き、作品を買ってきてくれました。

彼女たちは新卒で入社してくれた女の子で、グラフィックデザイナーとして活躍していた子はイラストレーターとして、商品の企画開発を担ってくれていた子は金属アレルギーの方でもつけられるガラス製のピアスを作る作家として現在活動しています。

ガラスアクセサリーのブランドviska(ヴィスカ)(@viska_glass)

イラストレーターになったエフレオナルドの作品(@fle0nald)

私は平安伸銅工業を辞めて次のステップに行くメンバーのことを「卒業」とよんでいます。

いや、正確に言うと最近その言葉がしっくりくるようになりました。

彼女たちのように、平安伸銅工業で働きながら次のステップを見つけ、新しい場所で自分の才能を開花させて活躍している姿を見たことが大きいと思います。

この会社で働く中で、会社と自分の重なりを問い続ける中で、自分の才能を、自分がどうやって生きていきたいのかを見つけてくれたのなら、そのお手伝いをできたのなら、良かった。


大前提として、私は会社で働くということは、「会社から言われたことをこなす」のではなく、その人が「こうなりたい」と決めた道と、会社が「こうありたい」と目指す姿の重なりを見つけることだと思っています。

その人が目指したい姿、実現したいことと、会社の目指す姿や期待する役割が重なっていれば、個人と会社でシナジーを生み出し合いながら成長していける。そうして会社が成長すればまた新しい仕事や役割が増え、メンバーの目指す姿との重なりも増えていく。それが、会社と個人の理想の関係性なのではないかと。


なので、極端な話、メンバーに対してこの会社で長く働くことは求めていません。
(結果が出ないなら辞めろという訳でも、いつでも辞めていい、と突き放している訳でももちろんありません)

ご自身の進みたい道と会社の道が重なることもあれば、どうやっても重ならなくなることだってあると思うからです。

長く在籍することが目的ではなく、ご自身の才能や理想の姿を見つけ、会社の目指す姿を私たちと対話して、重なりを探して、その重なりの中で才能を発揮させ、働いてほしいなと思っています。


もちろん、一緒に働いてきた仲間だから、会社を離れてしまうのはめーーーちゃ寂しい。
会社がその才能を開花させる場所を提供できなかったことについても残念に思います。
かといって、会社経営は彼ら彼女たちの理想に合わせて何でもかんでも変えていくというものでもない。

だから、会社と自分のキャリアに重なりがどうしても見いだせない時は、無理して働き続けるのではなく、寂しいけれど次の場所に「卒業」していく。それがお互いにとってハッピーなんじゃないかと思います。


ただ、そんな風に、前向きな形で次のステップに向けて卒業していったメンバーとの関係はこれからも続いていくとも思うのです。

5年ほど前に海外営業として中途入社してくれ、その後人事に異動して現在の平安伸銅工業の人事体制を確立してくれた男性メンバーが、人事領域で次の挑戦をしたいと最近転職をされました。この会社で働く中でご自身の道を見つけ、次のステップに踏み出された、まさしく「卒業」です。

その彼が卒業前からずっと、平安伸銅工業で働くことと卒業について色々考えてくれていて、「平安のOB会を作りたい」と言ってくれていたんです。OB会制度を完成させる前に退職を申し出られたので、「在籍中に作るって約束だったじゃん!」とは言いましたが(笑)
(まあ、転職は縁とタイミングもありますからね…)

でも「まずは僕がOBで幹事になります!」と言って卒業していったので、きっとこの先、卒業したメンバーたちと会社との交流は良い形で続いていくと確信しています。


これからもメンバーが輝ける場所をどんどん作れるように会社を成長させていきたいし、辞めることを選択したメンバーは、寂しいけれど、彼ら彼女らが一層輝けることを願って「卒業」と互いに笑顔で手を振れる関係でいたい。そして、未来で一緒にお互い成長した姿を喜び合うことができたらいいなと思います。


という訳で、OB会の第一回、かよこは首を長ーくして待っていますよーー。笑

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