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『超明快 Webユーザビリティ ―ユーザーに「考えさせない」デザインの法則』 ~百人将ヤマの読書で下克上 vol.4~

こんにちは。コレオの百人将ヤマです!

早速ですが、今回はこちらの本をご紹介!

『超明快 Webユーザビリティ ―ユーザーに「考えさせない」デザインの法則』

スティーブ・クルーグ



読んだ理由

WEB制作において、「ユーザビリティ」はよく聞く言葉だが、ユーザビリティとは実際どう考えて、どう取り組めばよいか学びたかったため。



ハシバ「相手のことを考え尽くして、相手のことを理解しつくすんだよ。」
「それから相手が一番嫌がることをやればいいんだよ、くっくっく」

左:フジキ百人将「あわわわ、戦じゃないんで相手が喜ぶことしてください~」


ミノモ「コココ、ハシバさんは相変わらずですね~。しかし相手を理解するという点は、的を射ていますねえ~」





主な内容

少し古い内容ではあるが、基本的な考え方は大変参考になります。
ところどころに、著者のジョークの効いた言い回しがあり、楽しく読み進めることができる。


【ユーザビリティの基本原則】

●「実際の」ユーザーとは?
●ユーザーは流し読みを好む
●ユーザーは考えなしの選択が好き
●書かないという技術


【ユーザビリティをWEBデザインに活かす】

●ナビゲーションのデザイン
●TOPページを正しくデザインする
●ユーザビリティテスト
●モバイルのこと
●礼儀としてのユーザビリティ
●アクセシビリティ

など


特に役に立つと感じた点


★実際のところ、ユーザーは

ユーザーは「考えなくてもわかる」が理想。
ユーザーに時間を浪費させてはいけない。

【浪費の原因とは】

●ここはどこ?
●どこから始めればいい?
●◯◯はどこにある?
●このページのいちばん重要なとことは?
 何でもかんでも目立たせては、結局なにが大切なのか見えづらくする。
●どうしてこんな名前で呼んでるのか?
●これは広告?それともサイトの一部?

その場合、見た目、正しく選ばれた名称、少量の練り込まれたテキスト。


★どうしようもない事実。ユーザーとはこうだ!

①人はページを読まない。ざっと見るだけ
目を引く言葉やフレーズを探して斜め読みする

②人は最良の選択をしない。適当なところで満足する。
最初に目についた妥当な選択肢を選ぶ

③人は物事の仕組みを理解しようとしない
行き当たりばったりでやることが多い

ユーザーの信頼度を蓄積しよう

ユーザーははじめ「一定の信頼度」を持ってサイトを見始める。(点数化している)
途中、問題にぶつかることによってその点数はどんどん減っていく。
人により個人差はあるが、大きいことを期待してはいけない。
そして、わずか一発のミスで消え失せてしまうことがある!

しかし信頼度は、回復可能である!目的を達成したときなどに回復することがある。


信頼度を減らしてしまう要因(ToT)

●知りたい情報を隠している(サポート電話番号、送料など)
●フォームで、指定のやり方に従わないと怒る(TELのハイフン、カッコ表記など)
●フォームで、大して必要のない情報を教えろと言ってくる
●写真が多すぎてじゃまになる
●サイトがプロの仕事とは思えない

など


★WEB界の「お約束」を味方につけよう!

「お約束」とは、道路標識のようなもの。
すでにある習慣、一般的、標準的なデザインやパターンを利用しよう。


【例えば】

●ページの「どこに」「何が」あるのか?
ページの左上隅にここが何のサイトかを示すロゴがあり、左側の上には一番主要なナビゲーションがあるという認識を使う

●どういう機能があるか?
ショッピングサイトの「カート」のメタファーや、支払い方法や住所など、「おなじみのフォーム」を使う

●どういう見た目をしているか?
動画へのリンク、検索ボタン、SNS、ボタンなど標準化された見た目のものを使う


まとめ

見せる側と見る側の認識には、大きなギャップがある

これを読んで分が制作時に意識していたユーザー像は、まだまだ甘かったと感じました。
実際はもっともっと意識的にやさしいサイトづくりを心がけないことがわかりました。

つい制作に没頭ているときこそ、ユーザーテストをしてみたり、客観的に見ることが大事ですね!



おしまい

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