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蝶が導いてくれた、脱・思い込み = Staff Story vol.5

PCR装置

コロナウイルスの影響で、毎日のように聞こえてくる「PCR検査」。

PCRとは ▶ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction)の略。
DNAまたはRNAの小さなセグメント(特定領域)をコピーまたは「増幅」する技術。PCR法は、それを利用した効率的な検査方法。

その検査には「PCR装置」が使われています。

遺伝子の研究を目的とすることが多いのですが、応用範囲は広く、人だけでなく、昆虫などの遺伝子解析にも使われています。

PCR装置で研究テーマを

実は私自身、大学生の時の研究でPCR装置をよく使っていました。

“蝶の産卵に関わる遺伝子”を研究テーマとして、アゲハ蝶の仲間である“ギフチョウ”と“ナミアゲハ”の遺伝子解析を行っていました。

「ギフチョウ」と「ナミアゲハ」は、アゲハ蝶の祖先にあたる種で、現在も全国各地に生息しています。子孫繁栄の為に、卵を産み付ける場所生まれた後に幼虫の餌となる“葉” の選別が重要になるのですが、蝶の種によってこの選ぶ葉が全く違うのです。

「子孫を委ねる葉」を蝶はどうやって判別するのか?

ヒトは、それが食べられるものかを判断するとき、「におい」や「見た目」などの感覚を働かせるので、蝶も同じように嗅覚や視覚に関わる遺伝子に起因するのかと考え、ずっと調べていましたが、いい結果が得られず・・・

偶々、それまで調べていなかった前脚の遺伝子を、試しに解析したところ(いろいろ分析はしまして・・・)触覚をつかさどる遺伝子が、葉の判別に大きくかかわっていることが解りました!

蝶は葉にとまった時に、「ドラミング」と呼ばれる前両脚で葉を叩く仕草をしている。  
蝶の前脚には人間の舌のような「化学感覚子」があり、化合物を「味」として見分けている。

(注)ドラミング:ドラムをたたく様子。ゴリラが自分の胸をたたくのもこれ。

本能的に、産卵を促す物質と有毒物質が分かっている!!!

なんと、蝶自身は食べる事のない葉の「味見」を前脚で行い、幼虫(自分の子供たち)が食べてよい植物であるかチェックしていたのです。これって、母性本能 !? とても大きな発見でした。

視覚より触覚・・・研究室全員が揃って驚いたことを今でも覚えています。(その後、触覚に関わる遺伝子解析を急展開させて、無事、卒業研究を発表することが出来ました!)

多くの視点から見る大切さ

蝶の遺伝子研究をきっかけにした「試してみると、まさかの発見がある!」の体験。 

  • ふと、別の視点に自分を置いてみたり
  • 思っていたことの逆をやってみたり

「ユニークな仮説立て」が思いがけない成果に繋がるのは、学びも仕事も同じだな、と社会人3年目の今、心底、感じています。

思い込みから一歩抜け出して、「まさかの発見」をもっと体験していきたい!です。

2021.5.1 東京営業所:営業スタッフ

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