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「必要なのは本質のPR」―渋谷のPR会社社長のぼやき

弊社のクライアントになってくださった、若く規模の小さい2社から、
たまたま同じような時期に、
「ほかのPR会社さんからイベントや突拍子もないことを提案されるんですが、
我々はこんなことをしないとメディアに取り上げられないんでしょうか」という相談を受けました。

我々としては
「御社にそんな必要はない」「御社の中に十分ニュースがある」
「まずは御社がすでに持っておられる情報をしっかりとPRしていきましょう。
それが本質だと思います。」というお話をしました。

その会社が持つニュースの源泉を見極め、見出し、ストーリーをつくり、
そうして情報化した社内の資産を、どうアウトプットしていくのか、戦略を練り、
質の高い情報コンテンツを発信していきました。

結果、2社とも、
年間でテレビ・ラジオ放映数十件、新聞・雑誌掲載数百件、
WEBを含めると1000件超の掲載実績となり、大きな成果を得たと自負しています。

またある時、
PR会社を独立してフリーランスになられた方が、
弊社の事例を聞いて「その商品売れましたか?」と訊ねられて、「かなり」と応えたことがあります。

その方が質問をされたのは、
「爆発的にメディアの方に取り上げていただいた(=PRとしては大成功した)にも関わらず、
商品が売れなかった」という経験からでした。

思うに、その成功は、商品そのもののPRではなく、商品周辺のPRでした。

正直なところ、PRに不向きな商材も、多々あります。
PRだけではどうすることもできない事案も多くあります。

一方で、ある商材や事案を「いまのままではPRが難しい」と判断するPR屋もいます。

もっと本質をPRできる余地があるのに、
それができてないのか、やり方を知らないのか、
それはさておき、商品や企業のど真ん中(本質)ではない、その周辺をPRして、
それがあたかもクリエイティブ、クールと思われているような気がしてならない。

もちろんそうしたやり方が、どんずばにはまることもあるかもしれない。
超大手の場合は、そうした案件ややり方もあるような気がするが、
PR屋として、なぜ、本質を真っ向から、PRしないのかが分からない、
そんなことを思う。

本質に眠る、本質が持つPRの価値というものを見出せない、
そしてその価値を世に発信できない、記事や放送にしていただけないのは、
ちょっと、それ、どうなんでしょう、と思うわけで、
そんな情報の価値を目の前にして、周辺のPRの提案をするのは、どうなんだろう、と。

なかなか、王道に勝るPRはない、ということなんですが、
そんな簡単でないのも事実で、、
それでも、まずは、
“本質の広報”をしに、うちに来ませんか?
そして、一緒に悩みませんか?   サ

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