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雑誌SWITCHインタビュー『COCONE CREATORS FILE』FILE.12 モーションデザイナー 齋藤未恵

この記事は「SWITCH Vol.41-No.5」に掲載された記事を許諾を受けて転載しています。
PHOTOGRAPHY: GOTO TAKEHIRO
TEXT: KAWAKAMI HISAKO

FILE.12

齋藤未恵
武蔵野美術大学を卒業後、映像制作会社へ入社。その後ゲーム業界へ転職し、2019年にココネに入社。現在はポケコロ商品企画部モーションパートの副パート長を務める。主に「コロニアン」と呼ばれるアバターの動きを担当している

映像制作で磨いた技術を使い アバターに命を吹き込む

――『ポケコロ』のモーションデザインをされているそうですね。キャラクターの動きなどを全て作られているということでしょうか。

「そうですね。『コロニアン』と呼んでいるアバターの基本的な動きをはじめ、アバターの動きは全てモーションチームで作成しています。デザイナーが考案したアバターのファッションや髪型をコーディネートして着用した時に、どんな表情やポーズだったらよりかわいく、生き生きして見えるか日々考えています」

――ココネに入社される前は映像制作会社で働かれていたとお聞きしました。

「映画の予告編を編集する会社にいました。映画の予告編で流れるタイトルやコピーがあると思うのですが、作品によって演出を変えることで映画そのものが魅力的に伝わるような演出をしていました」

――映像業界からココネに入られて、元々持っていた知識が生かされた場面はありますか。

「文字の演出もキャラクターの動きを作ることも、基礎的な部分では共通していることが多いので、前職の経験が生かされていると感じる場面は今でも多くあります。学生の頃は感覚で作品を作りがちだったのですが、映像業界で叩き込まれたデザインの基礎知識によって、今はより精密に物作りができていると思います」

――ポケコロは日常に寄り添うアプリだからこそ、キャラクターのちょっとした動きが重要になってくると思います。アバターにモーションを付けていく上で大切にしていることはありますか。

「以前お世話になった上司が『コロニアンは生きている』と言っていました。今でもチーム全体でそのことを大切にしていて、キャラクターに生命を吹き込むように動きを作り上げています。個人的には、思わずスクリーンショットを撮りたくなるような瞬間作りを心がけていて、一連の動画としても魅力的でありながら、思わずスクリーンショットを撮った時でも、一枚の絵としても美しくなるような、動きと画を意識して作成しています」


SWITCH Vol.41-No.5, スイッチ・パブリッシング

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