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CodeFox創業ストーリー(Vol.1)代表進藤の学生時代から大手に新卒入社、そしてスタートアップへ転職まで――

はじめまして。CodeFox(コードフォックス)採用担当です。今回から2回に分けて、代表、進藤史裕(しんどう ふみひろ)のインタビューを通して当社の設立ヒストリーをお届けしたいと思います。

進藤は、早稲田大学院卒業後、大手の「中国電力」で約10年在籍。本社での勤務も経験し、さまざまなプロジェクトに従事しました。その後、2020年頃、技術革新でWEB3の可能性と、世界から日本がこの技術から取り残されるのではないか。という脅威から、日本円ステーブルコインに挑戦するスタートアップ「JPYC」に転職。そして、当社CodeFox起業〜現在。これまでの経緯をインタビューしました。


―― 大学では何を専攻し、学ばれていたんですか?

大学では6年間、電気工学、情報工学とかを学んでいました。コンピュータサイエンスや、機械学習で今でいうところのAIとか。世間でもてはやされている技術周りを一通りやっていましたね。卒論では、機械学習で「FXの最適戦略」をテーマに卒論を書きました。シュミレーションではすごく儲かってるはずだったんですが、実際にはやってみるとそんなにうまくいかなかったです(笑)

中学、高校の頃から漠然と「世の中大きく変える技術を学んでいたい」と思っていました。中学高校の頃から、インターネット掲示板とか流行っていて、ブログとか掲示板とか作って遊んでいました。今だから時効ということで言える話なんですが、友達のパソコンにいたずらしたりとかして遊んでました(後でこっぴどく叱られ反省しました…笑)。そんな経験から、技術が昔から好きでした。また、大学は電気情報だけでなく、生命というテーマも専攻の中に入っており、もともとバイオとかそっちに興味があって入学したものの、機械学習など情報系の方が面白いと感じたそっちに没頭することになりました。


―― なぜ、中国電力に入社??

・地元広島に貢献したい

・人材の需要と供給のアンマッチが起きている場所で活躍できる可能性が高いところ

この2点を踏まえて、選びました。やりたいことが学生時代にあったかというとそんなこともなく。個人の目標として40歳までに〇〇円稼ぐんだ!くらいです。


―― 実際入ってみてどうでしたか?

新卒から4年間程度はいわゆる現場で働いておりました。遠く離れた変電所の工事監督をしたり、その工事の発注手続きや検収手続きをしたりと。研修制度も充実していたことから、本当に伸び伸びと成長できました。あまりにも伸び伸びしているのでよく注意されていましたね...(笑) まったく堪えないので呆れられていたと思います。今でも連絡を取っている方も多いです。感謝しかありません。

その後の5年間は本社勤務でした。OT(Operational Technology)システムのメンテナンスや機能改造を担当したり、全社のセキュリティ対策の立案・発注・工程管理・予実管理をしていました。本社は現場より忙しく辛いこともありましたが、大企業がどのようにして回っているのか俯瞰して見れるようになりました。管理系の仕事なら大体こなせるようになったと思います。


―― そんな進藤さんは、なぜスタートアップに転職したんですか?

以前より分散型金融(いわゆるDeFi)には並々ならぬ興味があって趣味で調べていたんですが、SNS等で「新しい技術が世界を大きく変える」と直感的に思ったのと、その技術によって世界から日本が取り残されるという危機感を持ったことが一番のきっかけです。そして、そのことをTwitterでつぶやいている前職「JPYC」の代表を見つけ、すぐにDMを送りました。

それからすぐに東京まで行ってお話を伺い、1ユーザではなく1プレイヤーとして社会実装していくという気概が強くなり、すぐに転職しようと決めました。



―― 大手からベンチャー、スタートアップへの転職は不安はなかったですか?

なかったですね。むしろ、中国電力にずっといることの方が、不安定であるのではないかと思っていました。潰れる心配がないことや、安定的に仕事や給与が与えられる。ただ、この頃の自分の仕事が調整業務が多くなってきており、社内でのキャリアアップにはつながるかもしれないが、他では、使えないものではないのか。成長してないのではないのか。ということに危機感がありました。もっと裁量がほしい!と思ってましたね。

また、WEB3のこの分野が、世界でチャレンジする余白が大きく、働き方も自由、裁量も大きいということでチャレンジしない手はないと思いました。活躍できるイメージしか湧きませんでした。


―― JPYCでの仕事は具体的にどんなことをされてましたか?

2021年3月から日本暗号資産市場株式会社(現:JPYC株式会社)に入社し、PolygonやxDAI(現:Gnosis chain)対応の取りまとめを行いました。Ethereumのネットワーク手数料が高くなっており、スケールするためには必ず必要なステップでした。

2021年4月には、JPYCの発行額が一気に伸びたこともあり、社内のセキュリティ強化が急務となっていました。業務基盤や規程類の整備を急ピッチで進めました。セキュリティに強い知り合いを必死に説得して手伝ってもらったこともあり、整備できました。CISOに就任したのも入社して2ヶ月くらい経ったこの頃でした。

その後は、火消し屋やなんでも屋のような形で社内のさまざまな部署で業務やプロジェクトの推進を行いました。その中でも、エンジニア組織が大変なことになっている…ということで今度はエンジニアの責任者になったことがありました。ある程度のコードは読めるとは言っても自分にできることは、現状の正確な把握と方向性の決定、簡単な要件定義、工程管理、優秀なエンジニアやマネージャーを採用することくらいでした。多分そこまで上手くマネジメントはできなかったかもしれませんが、組織の立て直しはできたと思います。あとは技術回りを必死にフォローアップしていく過程でエンジニアとワイワイ勉強会を開いたりしていました。個人的にめちゃくちゃ楽しかったです。基本的にコミュ力でなんとかする感じでしたね。

外部のエンジニアとコミュニケーションを取りたくて、日本円ハッカソンの審査員もやったりしてました。

何はともあれ、今までできなかった経験を1年間激動という形で稼働したと思うのと、一つのミッションに対して、組織は小さくとも皆同じベクトルで進んでいけることが何よりもやりがいを感じ、楽しかったです。


CodeFox創業ストーリー(Vo.2)に続く

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