こんにちは。株式会社シャタイシステムズの平林です。
今回は、IT業界のバックオフィス業務から、金融機関のDXを支えるPMOへと転身を遂げた樋口さんにお話を伺いました。開発職への転向ではなく、あえて「PMO」という管理・調整のプロフェッショナルへの道を選んだ樋口さん。
「20代後半、このままでいいのか」という漠然とした不安を抱えていた彼女が、なぜ金融特化のシャタイシステムズを選び、どのようにして自分の居場所を見つけたのか。
安定した環境で長く働き続けたい、でも単なる事務作業では物足りない——そんなジレンマを抱える方の「次の一歩」を考えるヒントが、ここにあるかもしれません。
プロフィール
- 名前: 樋口さん
- 役職: PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)
- 経歴: 前職ではIT業界でバックオフィス業務に従事。20代後半で今後のキャリアに悩み、株式会社シャタイシステムズへ転職。現在は大手金融機関のプロジェクトにて、進捗管理や課題管理、ServiceNowの運用など、プロジェクト推進の中核を担う。
キャリアの転機、「開発」ではなく「PMO」を選んだ現実的な理由
――本日はよろしくお願いします。樋口さんは現在、金融系プロジェクトのPMOとして活躍されていますが、以前からこのポジションを目指されていたのでしょうか? 前職のご経験から教えてください。
樋口:よろしくお願いします。実は、前職もIT業界にはいたのですが、いわゆる開発職(エンジニア)ではなく、バックオフィス系の業務に携わっていました。日々の業務をこなす中で、ふと「このまま30代、40代を迎えていいのだろうか」という不安がよぎるようになったんです。
――その不安、すごく分かります。業界にはいるけれど、手に職がついている実感が湧きにくいポジションですよね。
樋口:はい。今ある経験を活かしながら成長できて、かつ将来を見据えて安定したキャリアを築きたい。そう思うようになり、転職を決意しました。
ただ、その時点で私は20代後半に差し掛かっていました。そこから未経験でプログラミングを一から学び、バリバリのPG(プログラマー)として勝負するのは、正直なところリスクが高いし、競合も多いと感じました。
――なるほど。そこで「開発」以外の道を探り始めたわけですね。
樋口:はい。ゼロから技術を追いかけるよりも、これまで培ってきた「調整力」や「業務理解力」を活かして、IT分野での専門性を高められないかと考えました。そこで出会ったのが、プロジェクト全体を俯瞰し、円滑に進める「PMO」という役割だったんです。これなら、自分の強みを活かしつつ、ITのスペシャリストとしてキャリアを築けると感じました。
――ご自身の適性と市場価値を冷静に分析された、非常に戦略的な選択ですね。数ある企業の中で、なぜシャタイシステムズだったのでしょうか?
樋口:一番惹かれたのは、やはり「金融業界に特化している」という点ですね。銀行やベンダーと直接取引を行っていて、案件数が安定している。これは長く働く上で非常に大きな安心材料でした。
でも、最終的な決め手になったのは「人」でした。
――「人」、ですか?
樋口:はい。面接でお話しした営業の方をはじめ、社員の方々の人柄です。面接って、普通は企業側がジャッジする場という雰囲気になりがちですが、シャタイシステムズの場合は、こちらの現状や将来への不安を親身になって聞き、理解した上で話をしてくれました。
「ここなら、自分のキャリアを一緒に考えてくれる。安心して働けそうだ」と直感的に思えたことが、入社の決定打になりましたね。
PMOは、プロジェクトを導く役割
――ここからは具体的な業務について伺います。PMOというと、どうしても「会議調整係」のようなイメージを持たれることもありますが、樋口さんの現在の業務はいかがですか?
樋口:確かに会議設定や運営も行いますが、それは業務の一部に過ぎません。現在は、AIを活用した議事メモの作成で情報共有のスピードを上げたり、課題やQA(質問回答)を集計して進捗資料を作成し、「プロジェクト状況の可視化」に取り組むことが重要なミッションです。
――状況の可視化、というのはプロジェクトの命綱ですよね。プロジェクトが今どこに向かっているのかを示す役割だと感じます。
樋口:そうですね。それに加えて、運用面では「ServiceNow」というプラットフォームを用いて、本番環境へのファイル持ち込み・持ち出しの承認や、各種申請対応、アカウント管理なども行っています。また、変更管理リリースに関する案件整理や、銀行様からの問い合わせ対応など、業務範囲は多岐にわたります。
――ServiceNowのようなモダンなツールにも触れられる環境なんですね。ちなみに、金融機関のプロジェクトというと、「堅い・厳しい・古い」というイメージが先行しがちですが……実際に入ってみて、ギャップはありましたか?
樋口:正直、「金融系=お堅くて厳しい」というイメージは持ちがちですよね(笑)。でも、実際に現場に入ってみると、働き方は比較的整っていると感じることが多いです。
――なるほど。具体的にはどのような点でそう感じますか?
樋口:最近は金融機関やITベンダー側でも、労働環境を改善する取り組みがかなり進んでいるんです。無理な残業にならないよう、業務量やスケジュールがきっちりと調整されています。
何より、銀行やベンダーの方々と「対等なパートナー関係」が築かれている環境であることは良いと思いますね。
――たしかに「下請けとして言われたことをやる」だけではないですよね。
樋口:はい。一方的な要望を押し付けられるのではなく、現実的な進め方について相談したり、調整したりがしやすい環境です。「これ、どう進めましょうか?」と同じ目線で会話ができるので、精神的な負担も少なく、プロとして尊重されている実感があります。
安心感ある組織文化
――PMOという仕事柄、基本的にお客様先に常駐することになりますよね。シャタイシステムズの社員とは離れて働くことになりますが、そこに「孤独」を感じることはありませんか?
樋口:正直に言うと、現場に一人で入ることも多いので、まったく孤独を感じないと言えば嘘になります。ただ、「孤立」はしていない、というのが正しい表現かもしれません。
――具体的にはどんな感じでしょうか?
樋口:まず、社内のメンバーとの関係性が非常に良いんです。帰社日やイベントなどで顔を合わせればすぐに打ち解けられますし、何かあればチャットですぐに繋がれる安心感があります。
それに、現場の方々ともきちんとコミュニケーションを取っていれば、そこまで大きな不安を感じることはありません。むしろ、社外にも社内にも「仲間」がいる感覚に近いですね。
――頼もしいですね。社内には金融業界に詳しいベテラン社員の方も多いと聞きますが、樋口さんにとって彼らはどのような存在ですか?
樋口:非常に心強い存在です。 元銀行員の方や、金融系システム子会社出身の方など、とにかく知見が豊富なんです。「銀行業務のこのフローはどうなっているのか」「こういう時、現場ではどう振る舞うべきか」といった、リアルな経験則を教えてもらえます。
――それは心強いですね!
樋口:あとは、役職に関係なくフラットに相談できるので、実務に直結する考え方や進め方を学ぶ機会がすごく多いです。未経験の領域でつまづいた時も、アドバイスのおかげで乗り越えられたと感じます。
求める人物像とメッセージ
――樋口さんが思う、シャタイシステムズのPMOに向いているのはどのような人でしょうか?
樋口:「ライフワークバランスを大切にしたい人」こそ、向いていると思います。
――意外な答えですね。「バリバリ働きたい人」ではなく?
樋口:もちろん意欲は大切ですが、PMOの仕事は「限られた時間の中で最大の成果を出すこと」が求められます。ダラダラと残業するのではなく、日々の業務をきちんとやり切る意識や、先を見据えて段取りを考える姿勢が必要なんです。
だからこそ、仕事と同じくらいプライベートも大切にしたいと考えている人の方が、結果的に効率よく働き、この環境にマッチすると感じています。
――「メリハリをつけて働きたい」というマインドが、結果として良い仕事に繋がるわけですね。最後に、かつての樋口さんのようにキャリアに悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
樋口:仕事以外の時間や、自分にとって大切なことを犠牲にせず、それでも成長への意欲は持ち続けたい。そんなふうに考えている方にとって、ここは無理なく成長を続けられる最適な環境だと思います。
私自身、ここでのキャリアを選んで良かったと思っています。もし少しでも共感する部分があれば、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。一緒に働ける日を楽しみにしています!
最後に...
インタビュー中、樋口さんが何度も口にしていたのが「安心感」という言葉でした。
IT業界=激務、金融=堅苦しい。そんなステレオタイプなイメージの裏側で、シャタイシステムズは「対等なパートナーシップ」と「社員を守る環境」を着実に築き上げています。「開発スキル一本で食べていく自信がない、でもIT業界で価値ある人材になりたい」。そんな本音の悩みに、真摯に応えてくれる場所はそう多くないはずです。
あなたも、自身の強みを活かせる「新しいキャリアの選択肢」を、ここで見つけてみませんか?