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【内定者インタビュー】日本でAIエンジニア職に就くためには?

入社先 : AIRUCA株式会社
内定者 : Hao-Chuan Kao(写真右)
取材者:伊藤伽奈

今回は、ユナイテッドワールドで就職活動をサポートさせて頂いた、Hao-Chuan Kaoさんとランチをして日本での就職活動についてインタビューさせて頂きました。

Hao-Chuan Kaoさんは台湾ご出身で、台湾でデータアナリストとして働かれた後に、東京工業大学の交換留学プログラムに参加するため来日されました。

日本での初めての就職活動、会社での就業についてご色々と質問させて頂きました。

ー現在のお仕事はどんな内容ですか?

人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、またはディープラーニング (DL) テクノロジーを使用して、一時停止検出、ガラスバッチ検出、その他のさまざまな検出などの画像認識の業務に取り組んでいます。

現在は特に18 歳未満の子供を保護するための、インターネット上の不適切な写真をフィルタリングできるシステム開発に注力しています。 また、転倒検出や歩行検出などを用いて、動作を検出するAI behaviorという手法を使ったプロジェクトにも携わっています。

ー入社前のご経歴を教えてください。

台湾の楽天市場でデータアナリストとして1年間働き、AIの自然言語処理スキルを使ったテキストプロジェクトを担当し、広告プッシュアップシステムを開発しました。 また、Python などのコーディング ツールを使用してデータを分析する業務も担当していました。

ー日本へ就職したいと思ったきっかけは?

日本の空気感や雰囲気、景色、街並み、天気、食べ物が好きで、ずっと住んでみたいと思っていました。 日本は私にとって非常に魅力的で、今後も日本に住み続けたいと思っています。

ー就職活動はどのように進めましたか?

JLPT N2の試験が終わって、2022年の12月頃から3~4ヶ月くらいから就職活動を行いました。本格的に就職活動を始めてみて、外国人が日本で就職活動を行うこと、そして仕事を見つけることはとても難しいことだと感じました。 一般的に日本で就職したい場合は、大学卒業の1~2年前から就職活動を始める必要があります。 自分の場合、仕事を探し始めたのが他の人たちよりも1年以上遅れていることを知り、緊張と不安の両方がありました。 しかし、ユナイテッドワールド株式会社の伊藤伽奈さんに出会い、たくさんの仕事を紹介してもらいました。

ー2023年の1月にKaoさんと初めて面談をさせて頂きました。ユナイテッドワールドの印象はどうでしたか?

求人情報を探すために Linkedin の使い始めたところ、多くのエージェントから連絡がありました。 ほとんどの採用エージェントの方々はサポートしてくれるというよりも、会社の目標の数値を達成するためだけに、出来るだけ多くの候補者に連絡しているように見えました。

でも、伊藤さんは特別でした。 伊藤さんは多くの仕事を紹介してくれて、私がどのような会社や仕事を探しているのかを真に理解したいという姿勢が見えました。 他のエージェントでは、ネットワークエンジニアやソフトウェアエンジニアなど、私の経験と全く異なるポジションを紹介する一方で、伊藤さんは私の興味やスキルセットに合った AI エンジニアのポジションを紹介してくれました。

ユナイテッドワールドの真摯な考え方やプロフェッショナルな姿勢は、他のエージェントとは一線を画していると思います。 クライアントの声に親身に耳を傾け、ニーズを理解してくれました。

2023.07 内定お祝いのランチにて / Hao-Chuan Kaoさんと伊藤伽奈(ユナイテッドワールド)

ー現在の会社のAIRUCAに決めた理由は何ですか?

AIRUCAは AI に特化しており、興味深いプロジェクトに取り組むことが出来ています。また、前職での経験を活用し、大学で学んだ理論を実践する機会も得ています。 さらに、東京の生活に慣れ親しみ興味を惹かれてた私にとって、勤務地が東京だったことも重要な決断要素でした。

ー働いて3ヶ月たち、お仕事や職場の環境はどうですか?

職場環境はとても良くて、和やかな雰囲気であり、良いワークライフバランスを実現できています。なので 今の会社で働けていることを幸運に感じています。 嫌な緊張感がなく、仕事はきちんとオフィスでやり遂げて、家に帰るというメリハリを持って働くことができています。

残業もなく、オーバーワークを感じることもありませんし、同僚はとても良い人たちです。 最近オランダ出身の方が私たちのチームに加わり、英語でコミュニケーションが取れるようになったことは嬉しく思っています。

チームは私を含めて2名と小規模で、私はAIシステム「Maria AI」を担当しています。 書類やコミュニケーションはすべて日本語なので、大変だと感じる面はよくありますが、早く慣れるよう精一杯努力して頑張っています!

Ahmad Marifさん (ユナイテッドワールドからの内定者)とHao-Chuan Kaoさんの仕事風景

ーAIRUCA で働いて良かったと思うことは?

AIRUCAはとても自由な発想を持つ会社です。 独自のプロジェクトがある場合は、自分でリサーチし、試してみたい特定のモデルや方法を使用する権限が与えられます。専門的な能力を伸ばし、自分自身で挑戦できる素晴らしい環境だと思います。

AI エンジニアとして働くことは、コーディングと AI の手法を使って、現実世界の問題に取り組むことができるので、とても楽しいです。 例えばコーヒーカップやペットボトルの種類を認識するモデルを開発するプロジェクトの場合、画像を機械に学習させます。そして、システムでこの類似アイテムにタグを付け、物体のパターンを認識し、記憶に基づいて応答し、これがボトルであるか、これがコーヒーであるかを教えてくれます。 このように、社会のさまざまな問題を解決することはとても楽しい仕事です。

ー困っていることや課題はありますか?

日本語でのコミュニケーションは課題です。日本語で何を求められているのか正確に理解できない時があります。こういった際は、何を求められているかを上司にしっかりと再確認するよう心掛けています。言語力は継続的に取り組めば向上していくので、今後向上出来るよう努力を継続していきます。

ー休日はどのように過ごしていますか?

お仕事のあと疲れていると感じたときは、何も計画せずに家で週末をゆっくり過ごします。時々、友達と一緒に東京を探索したり旅行したり、美術館、公園、観光地、美味しいレストランに行きます。 美味しい食べ物や美しい景色がたくさんあると聞いた福岡と北海道に、今度旅行してみたいと思っています。

ー今後の目標やビジョンを教えてください。

現在の目標は、継続的にスキルを向上させ、AIRUCAでのパフォーマンスを上げることです。 前職では主にNLP (自然言語処理) に取り組んでいましたが、現在は画像認識技術に重点を置いています。 AIにおいて勉強すべきトピックが非常にたくさんあります。 スキルを高めることはもちろんですが、日本語力も今後高めていきたいです。

ー就職や転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

外国人にとって日本での仕事探しは非常に難しいので、たくさんの時間を費やさなければならないです。 長い面接プロセスを通過するには多くの時間がかかり、オファーを獲得するまで、とにかく努力する必要があります。

日本での就職活動や面接に慣れるためにも、最初は自分の条件に当てはまる多くの企業を受けてみることをお勧めします。私は合計40~60社くらい応募したと思います。選考に対してはとにかく準備が大切なので、各企業に対して出来る限りの準備することが大切です。


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