「学生が世の中の仕事について知る機会は、十分に与えられてきただろうか?」
そんな疑問を抱き、「社会と学校の架け橋になる活動がしたいと思うようになった」と話すのは、Original Point 第1号社員の村岡瑞妃さんです。村岡さんは小学校教員と、大手人材企業での営業職を経て、Original Pointに入社しました。
大学との研究や授業・企業への研修・自社の採用など、幅広い業務をマルチにこなす、朗らか笑顔のしっかり者です。
教育業界と人材業界、両方の経験を持つ村岡さんが、Original Pointでやりたいこととは?
会社に勤めながら大学院に進学して教育を学んだ勉強家の、芯と情熱に迫ります。
村岡瑞妃
大学卒業後、東京都の小学校教員に就く。大手人材企業での営業職を経て、2018年にOriginal Pointに入社し、事業推進に携わっている。2020年には大学院へ入学し、教育行政学・教育経営学の分野にて産学連携の在り方について研究。夫の海外赴任でロンドンに帯同することになったため一度はキャリアを中断したものの現在は帰国し、引き続きOriginal Pointで勤務している。教育学修士。
学生のキャリア観を狭める「社会と学校の分断」
––– これまでの経歴について教えてください。
大学卒業後、東京都の小学校で教員として働きました。教員になったのは、「社会と学校の架け橋」になるような仕事がしたかったからです。
自分の学生時代を振り返ると、世の中の仕事について知る機会は決して多くはなかったと思います。学校の先生になるか、公務員になるか、地元のスーパーなどのお店で働くか……。山形の田舎で育った自分には、それぐらいの選択肢しか見えていませんでした。
しかし大学進学時に上京すると、教育関係の仕事は教員以外にもたくさんあることを知りました。そのとき「もし高校時代に世の中の仕事についてちゃんと知る機会があれば、自分の進路選択は変わっていたかもしれない」と感じたんです。それで「社会とのつながりが少ない学校教育を内側から変えていきたい」と思い、教員になりました。
しかし教員生活は想像以上に忙しく、また若手が自由に発言できる雰囲気もなかったため、結局1年で退職。改めて自分のやりたいことやキャリアに向き合うなかで「まずは世の中にどんな仕事があるのかを学ぼう」と考えて、人材系の企業に入社しました。
––– 教員から人材会社への転職後は、どんなお仕事をしていましたか?
入社直後は求人広告の営業として、テレアポ・商談・受注後のフォロー営業などを担当し、営業職の基礎を学ばせていただきました。その後、様々な業界の様々な職種に対する採用の支援をする中で、当初の期待通り、豊富な仕事や世の中の構造を知ることができた期間です。
もともとは「教員時代のスキルは何も活かせないだろうから、イチから頑張ろう!」と思っていたのですが、「目の前にいる人の声に耳を傾ける」「物事を相手にわかりやすく伝える」といった根本は、営業でも先生でも変わらず大切なんだと分かりました。
がむしゃらに働いて、入社後約半年で事業部新人賞をいただき、その後チームリーダーも任されました。転職後も教育への思いをずっと語っていたので(笑)、小学校への出張授業に参加させてもらったり、人材育成支援の部署に異動させてもらったり、本当に様々な成長の機会をいただき、とても感謝しています。
教育業界と人材業界を横断した、独自の視点を養える
––– Original Pointとの出会いのきっかけと、入社理由を教えてください。
大学時代に一応就活も経験しており、その時に参加したシェイクという研修会社のセミナーで、当時シェイクの社員だった高橋(現Original Point代表)さんと知り合ったことがきっかけです。彼のビジョンに共感して、起業後に仕事を少しずつ手伝い始め、そのまま社員になりました。
Original Pointは「社会と学校の架け橋」としての活動ができる場所だと感じていたので、ここなら私のやりたかったことができると思ったのが転職の決め手でした。
私の経験上、教育業界と人材業界とでは、働く人の関心が近いところにあると感じます。しかしどちらかの企業に入ってしまうと、どちらか片方の業界の仕事しか経験できないというジレンマがありました。
その点、Original Pointは教育系企業でもあり、人材系企業でもあると言えます。一つの企業に属していながら両方の事業に携われるのは、Original Pointの大きな魅力です。
––– 教育と人材、両方に関われることの価値とは?
Original Pointでは、一方の事業で得た知見が他の事業でも活きることが頻繁にあるんです。例えば、最近の大学生の雰囲気を知っているからこそ、企業に対して今やるべき研修や採用を提案できますし、最近の企業が求める学生像を知っているからこそ、それを踏まえた学生のキャリア支援ができます。
こんな風に、教育業界と人材業界を横断した独自の視点を養えるのは、Original Pointならではですね。
––– 現在の仕事内容を教えてください。
主に大学や専門学校で行われるキャリア教育の授業のファシリテーションを担当しています。
授業では20〜200人の学生を相手に講義をします。学生から「今まで見えていなかった社会のことがわかった」「視野が広がった」といった感想をもらえると、まさに社会と学校の架け橋となる活動が少しずつできている実感がありますね。
その他には、Original Pointの各事業で発生する様々な業務や自社採用業務に対応しています。
Original Pointには大学向けのキャリア教育支援事業と、企業向けの採用支援事業、そして研修事業という3つの事業があります。私はそれらすべてに関わっているので、会社の全体像を常に追えたり、事業の将来像を想像できたりするのが面白いです。
採用担当としては、カジュアル面談を担っているので、これを読んでくださっている皆様とお話することも多いと思います。面談の際は、ぜひ何でもお聞きください!
正社員でも業務委託でも、対面でもリモートでも働ける
––– 働き方と、働く環境について教えてください。
今は子育てをしながら、出社とリモートのハイブリッドで勤務しています。高橋さんのお家にも小さなお子さんがいることもあってか、子どもの送り迎えや熱を出したときの対応にも理解があり、すごく働きやすいです。
以前、私の大学院への進学や、夫のイギリスへの転勤などのイベントが続いた時期には、業務委託メンバーとしてリモート勤務に切り替えていました。
私のやりたいことをいつも応援してくれて、仕事と両立できるような働き方を一緒に考えてくれるのは本当にありがたいですね。
Original Pointは「次世代の可能性を、ひらこう」というミッションを掲げているので、学生と同じように社員のことも大切にしてくれているのだと思います。
––– 業務をする際に心がけていることはありますか?
リモートワークをしているので、チャットでのコミュニケーションに齟齬が生じないように、伝えたいことは細かく正確に書くことを心がけています。
また、メンバーが使用しているGoogleドライブやカレンダーは全て見られるので、他のメンバーがどのような動きをしているのかを常にチェックするようにしています。
会社の中で“落ちそうなボール”を積極的に拾いに行くためには、こうして普段から会社全体の状況を把握しておくことが大切ですね。
社会と学校の架け橋として、公教育の未来づくりに挑む
––– 今後、実現したいことはありますか?
学校教育の現場にキャリア教育がもっと浸透していくように、FD・SD研修(※大学の教員・職員向けの教育プログラム提供)などを通じてアプローチし続けたいです。
私は憲法が謳う「教育の機会均等」が、今の日本で十分に実現されているとは思っていません。昔の私のような田舎育ちの子どもでも、十分な教育が受けられるようにするためには、やっぱり公教育を変える必要があると感じています。
今は大学生にしかアプローチできていませんが、将来は小さな子どもたちにも影響を与えられるように、自分の活動範囲を広げて、社会と学校の架け橋としての役目を果たしていきたいと思います。
––– 最後にメッセージをお願いします!
まだまだ発展途上の小さな会社ですので、事業をイチから作っていくスタートアップとしての醍醐味をたくさん味わえる環境だと思います。
実際、私が高橋と一緒に構想を練った学生向けサービス「ハタチのトビラ」が、学生にとって気づきの機会になっていることを本当に嬉しく思っています。
教育業界と子どもたちの未来のために、自分にできることを探している方。
課題や問いを見つけたけれど、今できることの限界にぶつかっている方。
ぜひ一緒に、解決法を探求しましょう!