みなさん、こんにちは!最近ラスポテトというフライドポテトにハマっている金山です。
清掃業界の特徴
清掃業界の特徴についてお話させていただきます。
①多重構造
最近は少なくなってきていますが、やはりまだまだ多重構造な業界だと思います。建物のメンテナンスには、清掃・設備・警備が必要とされています。それぞれの業界は専門性が高く、専門の会社が存在している中、全てをまとめる役割を果たしている会社をビルメンテナンス会社といいます。お客様がビルメンテナンス会社に一括して清掃・設備・警備案件を発注し、ビルメンテナンス会社は、案件に応じて専門の会社に再委託するイメージです。お客様にとっては発注先をまとめる事ができるので価値があります。一方で、大手ビルメンテナンス会社が案件を取る→中間のビルメンテナンス会社が案件を受ける→小規模の清掃会社が現場を担う。この構造になる為、10000円で取った仕事が、8000円で渡り、最終的には6000円で現場を行う形になります。つまり、4割減で仕事を受けるので、4割減の品質の仕事をするしかなくなります。そして悪循環ですがお客様との距離がある為、提案しても声が届きづらく、現状から変化をしても無駄だというマインドになりやすい環境です。そして何より、お客様からの声が現場に届きづらいので、改善も生まれなければ職人さんのモチベーションも向上しません。
②領域が広いこと
清掃は一つ一つの領域広く深いです。カーペットを例に取ると、アメリカではカーペット専門会社が専門的に行ってますし、床一つとっても、塩ビ系・タイル系・石材系・カーペット系・木材と同じようで全く知識も技術も異なります。ですので、そもそも床全般を清掃しますみたいなスタンスの場合、よっぽど真剣に取り組まないとプロとしての仕事は出来ないです。そこで、エアコン・ガラス・トイレもやろうとすると、広く浅い会社になってしまいます。でもやはり、多重構造の場合は、たくさんの品目をこなさないと利益が出ずに会社が成り立ちません。
清掃って誰でも出来る仕事??
一般的にはこのように思われている部分もあると思います。ただ私たちはとてつもなく難しい事を理解しています。清掃業界の当たり前として、ビルクリーニング5原則というものがあります。
建材の知識・汚れの知識・洗剤の知識・作業方法の知識・保護膜の知識
私たちは日頃から現場の状況に合わせて最適な5原則の掛け合わせを判断し、実践しています。そして何より、この5原則は常に進化しています。建材・洗剤・作業方法もどんどん新しいものが出ますよね。つまり、常に学ぶ姿勢を持って取り組まないと、一番最適な5 原則の掛け合わせは生まれないんです。ここまで話すと分かると思いますが、清掃って誰でも出来ないんです!!
最後に
私は清掃業界のイメージはそんな簡単に変えれないと思っています。しかし、私たちの中での清掃業界のイメージは変えれると思いますし、変えないといけないと思います。サン・クリーンサービスって清掃業界ぽくないですね!と言われるイメージです。そしてお客様に喜んで頂くには、【プロとしてどうなんだ】と問いを持ちながら、学び行動するのみです。全員が同じベクトルになれば、結果として我々の中の清掃業界のイメージは確実に変わります!