クライアントの満足度を上げる「要件定義」の進め方|ROUTE06・河埜 洋平氏 | 株式会社Lbose
今回は、デジタルプラットフォーム事業の立ち上げ支援を行なうプロフェッショナルサービス、ソフトウェアサービスを提供する株式会社ROUTE06を招き、「大手企業の新規事業立ち上げには何が必要で、どん...
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今回は、デジタルプラットフォーム事業の立ち上げ支援を行なうプロフェッショナルサービス、ソフトウェアサービスを提供する株式会社ROUTE06を招き、「大手企業の新規事業立ち上げには何が必要で、どんなことを意識しているのか」をテーマにLTイベントを開催。
トークでは、非IT企業のクライアントとチームをつくる方法や、大手企業の要件定義で納得を得て業務を進めやすくするコツなどが語られました。
「大手企業とのプロダクト開発をうまく進めたい」
「新規事業の立ち上げを成功させたい」
そんな悩みに対して、株式会社ROUTE06(ルートシックス)の坪井 聡さんがお話を聞かせてくださいました。
坪井 聡 氏/株式会社ROUTE06 プロダクトマネージャー
スタートアップ2社でマーケ・PdMとして従事後、レガシー産業×DXへの関心・やりがいが強くなり2022年より現職。toB・toC双方で新規事業・プロダクト立ち上げを支援。最近東京→福岡へ移住し、福岡ライフを満喫中。
坪井:
私からは「大手企業×事業グロースについて、プロジェクト推進時にこだわっていること」についてお話していきます。
先程、河埜からサービス/業務設計やシステム環境構築についてお話がありましたが、私はサービスローンチ後の事業グロースやプロダクト改善をテーマにお伝えさせていただきます。
プロジェクト推進でこだわっていることは、以下の2点です。
まず、なぜ現場にこだわるのが大切なのかというと、事業成長とともに現場の状況が日々めまぐるしく変わっているからです。
プロダクトマネジメントを担当するにあたり、マニュアルなどのドキュメントベースである程度把握は可能なのですが、マニュアル作成当初とは状況も変わっており、実際に現場でどのように活用しているのか現状を把握する必要がありました。
そこで、1週間ほど現場のみなさんと同じ業務を体験させていただいたんです。
すると現場の方からは同じ目線で会話ができるという安心感を持ってもらえたこと、そして自分自身も日々の運用がどう変わっているのか、何を考えるべきかがわかるようになりました。
実際に現場に入ることで、プロダクトづくりの意図や背景の理解度が高まりましたし、お客様からの信頼も獲得できたと感じています。
次に、PM自身がプロダクトを実践することの重要性についてお話します。
まず自分でプロダクトを実践できるよさは、スピード改善につながるところです。
一般的なプロダクトの進め方としては、お客様から質問・要望をいただいたら持ち帰って検討し、次回の定例で回答や実施判断を行なってから、ようやく実装というふうに進んでいくかと思います。
そこでPM自身がプロダクトを実践できれば、プロセスを大きく短縮できるんです。
たとえば、エンジニア経験がなくてもノーコードやローコードツールを活用して、お客様からの質問に対してその場で「こういう感じですかね?」と見せられれば、かなりスピード感が生まれますよね。
PMがみずからプロダクトを実践することで、お客様がより満足できるような価値提供ができると考えています。
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前回のカミナシさんとのLTイベントでも“PMが現場を体験する”ことの重要性が語られましたが、自社事業でなくとも、事業開発での現場やプロダクトの実践は重要だとわかります。
ROUTE06の河埜さんのLTはこちらから▼
次回のイベントでは、電話自動応答SaaS「IVRy(アイブリー)」を開発・運営する株式会社IVRyのプロダクトマネージャーお2人をゲストに、「プロダクト開発の取捨選択」を軸にしたLTと相談会を開催します。