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「全国20万人のスタッフが、豊かなサービスを届けるために」ー 店舗システム部・宮脇沙予

日本全国におよそ17,000あるファミリーマートの店舗。あなたも日頃から様々な形で利用していることでしょう。実はその店舗の運営を日々支えているのが「システム」なのです。

しかしながら、普段利用していて意識することはあまりないと思います。「ファミリーマートのシステム部門」と言われてもイメージはあまり湧かない方もいるのではないでしょうか。実は店舗経営を続ける上で、システム部門はなくてはならない仕事をしています。

そこで、一般にはあまり知られていないシステム本部の仕事について、システム本部店舗システム部で働く宮脇さんにお話を伺いました。

小さな空間で人の生活を豊かにするコンビニに惹かれた



宮脇 沙予:2007年入社。店舗で勤務する中で、コンビニのPOSレジのシステム効率化に興味をもつ。システム本部店舗システム開発部門に配属後、POSレジやストアコンピュータなど大規模な店舗システムの入れ替えに携わる。現在は主にストアコンピュータの画面設計やプロジェクト管理などを行う。

ーー ファミリーマートに入社した経緯を教えてください

コンビニ業界を志したきっかけは、大学生の頃に働いていた飲食店の経験までさかのぼります。目の前でお客さまの喜ぶ姿を見たり、お客さんとコミュニケーションをとるのがすごく楽しかったんです。新卒の時には他の会社もいくつか受けましたが、30坪という小さな空間でさまざまなものやサービスを提供して、お客さまを感動させたり生活を便利にしているコンビニに強く惹かれましたね。

そうしてコンビニ業界の会社を受けて選考が進む中で、お話した人事の方がフレンドリーに接してくださったことが印象的で、ファミリーマートへ入社することに決めました。最初はスーパーバイザーをやってみたいと思っていたんですが、入社後に店舗スタッフとして配属された時に、POSレジのシステムに興味を持って。POSレジをもっと効率よく使えるよう改善したら、店舗で働く人が今よりもっと働きやすくなるかなと思い、システム本部を希望しました。

全国20万人の店舗スタッフのことをとことん考える


ーー システム本部店舗システム部に配属されてからは、どのような仕事をしていましたか?

システム本部の中でも私のいる店舗システム部は、基本的にはお客さまや加盟店・ストアスタッフにとって使いやすいシステムを設計することが仕事です。具体的な仕事内容ですが、例えばPOSレジでいうと新しい決済方法やサービスを導入する時に、操作の流れや画面配置と配色を決めたり、メッセージが表示されるタイミングなどを設計していましたね。

ファミリーマートでは、お会計時に販売情報を管理するシステムを搭載した「POSレジ」や店舗内の情報を集約・管理する「ストアコンピュータ」のシステムの入れ替えを定期的に行うのですが、一度入れ替えると一定期間は同じシステムを使うことになります。大規模な作業になりますし、そうそう変更はできません。なので、入れ替えをする時には、いかに加盟店やストアスタッフにとってわかりやすいかを考え抜いて仕様を策定しています。

また、私は「次世代店舗プロジェクト」として、ストアコンピュータとPOSレジ、Famiポートの総入れ替えに携わったこともあります。システムの仕様や、中のアプリケーションを考えていましたね。さまざまなシステム会社から提案を受ける中で、ファミリーマートとしての方向性や機械の形やデザインなどを決定しました。それがいま日本全国の店舗スタッフに使われ、ファミリーマートの企業活動を支えていると思うと、すごい仕事をしているなと実感します。

ーー 入社直後は店舗スタッフとしての配属だったとお聞きしましたが、現在のシステム部門でその経験は役立っていますか?

店舗スタッフを経験したことで、物事をお客さまや店舗スタッフの視点で考える力が身についたと思います。現在国内では、およそ17,000店舗と、そこで働く約20万人のスタッフがいます。例えばPOSレジであれば、基本的に約20万人のスタッフ全員が使いますよね。スタッフの中にはさまざまな国籍や年代、性別の人がいます。POSレジを目の前にした時の思考や行動を、あらゆるストアスタッフの視点で考える必要があります。実際、自分が開発に携わったシステムを約20万人が使うとなると、ちょっと恐ろしく思うこともありますね(笑)。でも、店舗スタッフを経験していたことで、現場目線のシステムをうまく構築できたと思っています。

お互いのことを考えて、助け合うことが当たり前の職場


ーー ご結婚をされて、現在は子育てをしながら働いているとお聞きしました。働く環境はどうですか?

とても働きやすいと思います。産休や育休はもちろん取れますし、時短勤務の制度もあります。あと、子供が急に熱を出した時に看護休暇も使うことができますね。私と同じく子供がいる先輩も、社会で「ワーキングマザー」が注目される前から普通に時短勤務していましたし、当時からシステム本部では普通のことでした。もちろん男性社員でも取得できます。

職場復帰した時にも、周りはすごく協力的に接してくれました。「何時から何時まで働くの?」と聞いてくれて、その時間に終わらせようと協力してくれたんです。逆に私が少ししか時短しないと、「それだけしか取らないの?大丈夫?」と言って心配してくれましたね(笑)。子供が急に熱を出したり、急に保育園から呼び出されたりすることもありますが、そういうときも「休みをとってね」「早く行ってあげて」と言ってくれて。周りが協力的とは言いましたが、本当にそれが当たり前の環境なんです。

コンビニ業界っていったらものすごく忙しいイメージを抱く人も少なくないと思うんですが、決してそんなことはなくて、休暇の取得も会社から積極的にとるよう声をかけてくれます。

ーー 子育てをしながら働く上で、あって良かったと思う制度はなんですか?

働き方に合わせた制度の改善も、必要に応じて進めていくと聞いています。実際に2017年には「すくすく休暇」の制度ができました。子供が小学1年生の学年末の間までは、年間連続5日間で休みを取得できます。もちろん、男女問わず取得できます。子育てしながらワーク・ライフ・バランスを考えて働ける制度は増えていますね。

さまざまな人の立場で考えられる人に入社してほしい


ーー 今後、宮脇さんが挑戦したいことがあれば教えてください

自分としては、ゆくゆくは管理職を目指したいと思っています。会社員としてやるからには、上を目指したい気持ちがありますね。幅広い業務に取り組みながら、さまざまな人とコミュニケーションをとる仕事になると思うので、これまでの経験を活かしつつ、ステップアップしていきたいと思います。

ーーシステム本部に入ってきてほしい人財像はありますか?

さまざまな人の立場で考えられる人がきてくれるといいなと思います。システム本部はプロジェクトを自分たちが主導して進めていく部門なので、プロジェクト管理ができたりリーダーシップのある人だと、即戦力になると思います。でも一人で仕事を進めるわけではないですし、チームを支える人も必要です。チームの仲間のことや、店舗で働くスタッフのことを考えて仕事をできる人がきてくれたら嬉しいです。

また、エンジニアとして働きたい人が活躍できる場もあります。今年からは簡単なアプリケーションなどは内製化する方針で、実際にアプリを作る部署もできました。たとえば最近は、各店舗の発注数や、自分の担当店舗の売上など必要な情報をスマートフォンで確認できるスーパーバイザー向けアプリを社内で開発していると聞いています。まだ立ち上げたばかりでこれからの部署ですが、一緒にシステム本部を盛り上げていきたいですね。

あと、必ずしも理系じゃないといけないわけではありませんし、システムやコンピュータに詳しくないと仕事ができないこともありません。理系でも文系でも、システム本部で活躍している人はいます。もしシステム本部の仕事に興味がある方がいたら、ぜひエントリーしてほしいです。

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